概要:
本講義は、プログラミング言語を習得することを目的としている。高級言語のPythonを用いて、前半はデータ型を中心に、後半は文法を中心に学習する。
授業の進め方・方法:
1年次に修得したコンピュータ・リテラシーをもとに,コンピュータを用いて具体的な問題解決能力を養成することを目標として,高級言語Pythonの修得を目的とする.情報処理センター設置の端末を使用した実習形式で授業を進める.演習の成績で60%,授業中の演習への取り組み方で10%,課題で30%の割合で評価する。合格点は60点以上である。
注意点:
授業で用いるスライドをPDFファイルとして配布する.適宜行われる演習に備えて,自学自習による復習は欠かさず行うこと.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
第1章. プログラムを作ろう(プログラミング言語Python) |
種々のプログラミング言語におけるPythonの位置付けについて理解できる。
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2週 |
第1章. プログラムを作ろう(コンピュータに指示を出す) |
高級言語としてのPythonの特徴を理解できる。
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3週 |
第1章. プログラムを作ろう(インタラクティブシェルではじめるPython、はじめてプログラムを書く) |
インタラクティブシェルの起動と終了ができる。 テキストエディタにプログラムを保存し,端末から命令を実行できる。
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4週 |
第2章. プログラムの材料と道具(材料の種類とデータ型) |
データと型の概念を理解できる。
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5週 |
第2章. プログラムの材料と道具(道具としての関数) |
関数の概念を理解できる。
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6週 |
第2章. プログラムの材料と道具(メソッド) 演習課題 |
メソッドの概念を理解できる。 第2章の内容を復習する。
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7週 |
第3章. データと型のすべて(材料と道具をまとめて考える) |
データには型があることを理解できる。
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8週 |
第3章. データと型のすべて(モノの上下関係を考える、データの型とその中身) |
データを格納する変数を理解することができる。
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2ndQ |
9週 |
第3章. データと型のすべて(datetime モジュール、データ型とオブジェクト) |
モジュールの概念について理解する。
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10週 |
第3章. データと型のすべて(人生を計算してみる) 演習課題 |
datetimeモジュールを用いて日数を計算するプログラムを作成できる。 第3章の内容を復習する。
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11週 |
第4章. データの入れ物(リスト型) |
リスト型の概念を理解できる。
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12週 |
第4章. データの入れ物(辞書型) |
辞書型の概念を理解できる。
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13週 |
第4章. データの入れ物(その他の入れ物) |
タプル,セットの概念を理解できる。
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14週 |
第4章. データの入れ物(単語並べ替えプログラム) |
簡単な単語並べ替えプログラムを作成できる。
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15週 |
演習課題 |
第4章の内容を復習する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
前期の内容の復習、後期のオリエンテーション |
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2週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(for文) |
for文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
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3週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(if文) |
if文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
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4週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(if文) |
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5週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(while文) |
while文のしくみを理解し,それらを用いた簡単なプログラムを作成できる。
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6週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(エラー) |
エラーの意味とエラーメッセージの構造を読み解くことができる。エラー処理の作成方法を理解し,簡単なエラー処理を作成できる。
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7週 |
第5章. 条件分岐と繰り返し(体形判定プログラム) |
BMIを計算するプログラムを作成できる。
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8週 |
演習課題 |
第5章の内容を復習する。
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4thQ |
9週 |
第6章. ファイルの読み書き(簡単なファイルの読み書き) |
1行分の文字データのファイルへの書き込みと読み込み方法が理解できる。
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10週 |
第6章. ファイルの読み書き(複数行を書き込み・読み込みする) |
複数行の文字データのファイルへの書き込みと読み込み方法が理解できる。
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11週 |
第6章. ファイルの読み書き(for文を使ったファイルの処理) |
for文を使って複数行の文字データのファイルを読み込む方法が理解できる。
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12週 |
第6章. ファイルの読み書き(for文を使ったファイルの処理のつづき) |
ファイルから文字列データを読み込む際に、カンマ区切りをタブ区切りへ変換する方法が理解できる。
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13週 |
演習課題 |
第6章の内容を復習する。
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14週 |
発展課題 |
これまでの学習した内容を活用したプログラムを作成することができる。
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15週 |
発展課題 |
これまでの学習した内容を活用したプログラムを作成することができる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 1 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 1 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 1 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後14,後15 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | 後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8 |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 1 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 1 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 1 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 1 | |