電気電子創造実験

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 電気電子創造実験
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 苫小牧高専 電気電子系編「電気電子創造実験 第2学年」
担当教員 伊藤 芳浩,佐沢 政樹

到達目標

1)実験の心構え(実験の意義,実験の進め方,報告書の書き方等)を理解できる。
2)電圧計,電流計,テスター,オシロスコープを用いた電圧,電流の測定方法を習得し,
各種データを処理でき,有用な結果を得ることができる。
3)実験結果を電気・電子工学の基本的な諸法則により説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1実験の心構えが十分に理解できる。実験の心構えが理解できる。実験の心構えが理解できない。
評価項目2測定器により計測したデータを十分に処理できる。測定器により計測したデータを処理できる。測定器により計測したデータを処理できない。
評価項目3実験結果から電気的な法則を十分に説明できる。実験結果から電気的な法則を説明できる。実験結果から電気的な法則を十分に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電気電子創造実験は, 電気電子工学の基本的な法則や現象に関する初歩的な実験を行い, 実験の心構えから計測器の扱い方,データの処理,レポートの書き方を学習する。また, 各種製作実験を行うことで, 講義で学んだ理論や原理の理解度を深め, 応用能力を養うことを目的とする。
授業の進め方・方法:
実験は二人一組で行う。その後,データの処理を行いレポートを作成する。
実験結果をまとめるために,ノート,筆記用具,関数電卓,工具セット,テスター,グラフ用紙,定規等が必要となる。各実験において用意する具体的なものについては,教員の指示に従うこと。
注意点:
実験レポート作成にあたっては,実験書, 関連科目の教科書,図書館の蔵書等を利用し, 実験テーマに関連する項目について十分に調査すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実験の心構え 実験の心構え(実験の意義,実験の進め方,報告書の書き方等)について理解できる。
2週 数字の取り扱い方 有効数字や誤差,単位などの数字の取り扱いについて理解できる。
3週 オームの法則 ・電圧,電流,抵抗の関係を理解し測定を実践できる。
4週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
5週 テスターの製作・使い方1 テスターキットの製作ができる。
6週 テスターの製作・使い方 2 テスターキットの製作およびテスターを用いた測定を実践できる。
7週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
8週 電位の考え方
電圧の関係から電流の流れる向きを測定できる。
2ndQ
9週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
10週 電圧計・電流計の内部抵抗 測定器の内部抵抗を考慮した測定法を実践できる。
11週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
12週 分圧・分流について 倍率器,分流器の概念が説明できる。
13週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
14週 最大電力の条件 最大電力の条件を説明でき,電力を測定できる。
15週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
16週
後期
3rdQ
1週 キルヒホッフの法則 キルヒホッフの法則を説明できる。
2週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
3週 オシロスコープ・発振器の基本操作 オシロスコープ・発振器を操作することができる。
4週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
5週 抵抗・コンデンサ・コイルの働き 抵抗・コンデンサ・コイルの働きを説明することができる。
6週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
7週 ダイオード ダイオードについて説明することができる。
8週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
4thQ
9週 発振器の内部抵抗と共振回路の位相差測定 発振器の内部抵抗と共振回路の位相差測定について説明することができる。
10週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
11週 論理回路(1) AND,OR,NOT回路の動作 AND,OR,NOT回路の動作について説明できる。
12週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
13週 論理回路(2) オシロスコープによる各種論理回路動作の観測 オシロスコープによる各種論理回路動作を説明できる。
14週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
15週 レポート指導 実験結果をまとめ,レポートを作成し,考察することができる。
16週

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80002000100
基礎的能力0000000
専門的能力80002000100
分野横断的能力0000000