IoTシステム演習

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 IoTシステム演習
科目番号 0040 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(電気電子系共通科目) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:奈良 宏一,佐藤 泰司「システム工学の数理手法」コロナ社/
参考書:伊藤 元治, 富塚 健志, 藤井 浩一, 松岡 勇気「実務で使える数理最適化の考え方
基礎から学ぶモデリング」,配付プリント
担当教員 大澤 拓門,赤塚 元軌

到達目標

1)システムの定義を理解し,モデリングの概要を説明できる。
2)線計画法や組み合わせ最適化を説明でき,実際のシステムで計算できる。
3)非線形最適化の適応について説明できる。
4)実在のシステムをモデリングし,手法を選んで最適化することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1システムの定義を理解し,モデリングの詳細を説明できる。システムの定義を理解し,モデリングの概要を説明できる。システムの定義を理解できず,モデリングの概要を説明できない。
評価項目2線計画法や組み合わせ最適化を詳細に説明でき,実際のシステムで計算できる。線計画法や組み合わせ最適化を説明でき,簡単なシステムで計算できる。線計画法や組み合わせ最適化を説明できず,実際に計算できない。
評価項目3非線形最適化の適応範囲や適応の具体例について説明できる。非線形最適化の適応について説明できる。非線形最適化の適応について説明できない。
評価項目4実在のシステムをモデリングし,手法を自ら選んで最適化することができる。簡単なシステムをモデリングし,最適化することができる。システムをモデリングできず,最適化することができない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性
 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力  5 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力  7 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力

教育方法等

概要:
IoTシステムの基盤となるシステム工学並びにモデリング技術を演習・座学を通じて学び,IoTシステムの実践的な知識や技術を修得する。
授業の進め方・方法:
現実のシステムは複数の要素から構成され,それを数理的に解析・シミュレーション・最適化する必要がある。本講義では複数の要素で構成され,ある目的を達成するように構築されるシステムについてIoT機器を活用してモデリング・最適化を行う技術並びにそのための数学的知識を学習する。理論的な説明に加え,計算演習や計算機による解析を多く取り入れ理解を深める。
前期評価は,小テスト30%,レポート課題70%の割合で行う。後期評価は,小テスト30%,レポート課題70%割合で行う。
学年末評価は,前期評価と後期評価の平均点とする。合格点は60点以上である。
注意点:
計算演習を行うため,各自PCと電卓を持参すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,システムの定義 IoTシステムの基盤となる「システム」の基本概念を説明できる。
2週 システム最適化の概要 システムのモデリング・計算アプローチについて説明できる。
3週 線形計画法(1):線形計画法の概要 線形計画法の概要を説明できる。また,線形計画法を用いたモデリングを説明できる。
4週 線形計画法(2):図式解法 図式解法による線形計画法の計算ができる。また,PCを用いて線形計画法を計算できる。
5週 線形計画法(3):シンプレックス法の概要 シンプレックス法の概要を説明できる。
6週 線形計画法(4):シンプレックス法による最適化 シンプレックス法を用いた計算ができる。
7週 組み合わせ最適化(1):組み合わせ最適化の概要 組み合わせ最適化の概要を説明できる。また,組み合わせ最適化を用いたモデリングを説明できる。
8週 組み合わせ最適化(2):組み合わせ最適化の例 組み合わせ最適化の実例を説明できる。また,列挙法による最適化を計算できる。
2ndQ
9週 組み合わせ最適化(3):動的計画法による解法 動的計画法を用いて組み合わせ最適化を計算できる。また,PCを用いて動的計画法を計算できる。
10週 小テスト
これまでの学習内容を振り返り,試験問題を解くことができる。
11週 IoT機器演習(1) システムモデリングのためのIoT機器の使用方法を理解できる。
12週 IoT機器演習(2) システムモデリングのためのIoT機器の使用方法を理解できる。
13週 IoT機器演習(3) システムモデリングのためのIoT機器の使用方法を理解できる。
14週 前期総合演習(1) 前期の学習内容を実践的なシステムに応用できる。
15週 前期総合演習(2) 前期の学習内容を実践的なシステムに応用できる。
16週
後期
3rdQ
1週 非線形最適化(1):非線形最適化の概要 非線形計画法の概要を説明できる。
2週 非線形最適化(2):二分法による求解 無制約の非線形最適化について,二分法による計算ができる。
3週 非線形最適化(3):勾配法による求解 無制約の非線形最適化について,勾配法やニュートン法による計算ができる。
4週 非線形最適化(4):最小二乗法への応用 非線形最適化の応用として,最小二乗法を計算できる。
5週 非線形最適化(5):複雑な非線形最適化 複雑な非線形最適化の解法を説明できる。
6週 非線形最適化(6):人工知能への応用 非線形最適化と人工知能の関係を説明できる。
7週 待ち行列理論(1):待ち行列のモデリング 待ち行列をモデリングすることができる。
8週 待ち行列理論(2):待ち行列の計算 待ち行列に関する計算をすることができる。
4thQ
9週 小テスト これまでの学習内容を振り返り,試験問題を解くことができる。
10週 IoTモデリング演習(1) IoT機器を使って,現実空間のモデリングを行うことができる。
11週 IoTモデリング演習(2) IoT機器を使って,現実空間のモデリングを行うことができる。
12週 IoTモデリング演習(3) IoT機器を使って,現実空間のモデリングを行うことができる。
13週 総合演習(1) 本講義で学習した内容を用いて,現実の問題を解決するアプローチを考えることができる。
14週 総合演習(2) 本講義で学習した内容を用いて,現実の問題を解決するアプローチを考えることができる。
15週 総合演習(3) 本講義で学習した内容を用いて,現実の問題を解決するアプローチを考えることができる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】ディジタルICの使用方法を習得する。4

評価割合

試験レポート課題合計
総合評価割合3070100
基礎的能力151530
専門的能力152540
分野横断的能力03030