創造工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 創造工学Ⅱ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(都市・環境系共通科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教員作成資料など
担当教員 長谷川 聡

到達目標

1)自身の専門系を中心とした基礎的な能力を身につける.
2)工学を幅広く捉え,工学の幅広い知識を身につける.
3)グループで議論して立案した課題の解決方法を,聞き手にわかりやすく伝わる様に発表できる.
4)当事者意識をもってチームでの討議・作業を進めることができる.
5)自らの現状を認識し,将来のありたい姿について考えることができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
評価項目1自身の専門系を中心とした基礎的な能力を身につけ,活用できる.自身の専門系を中心とした基礎的な能力を身につける.自身の専門系を中心とした基礎的な能力を身につけられない.
評価項目2工学を幅広く捉え,工学の幅広い知識を身につける.工学を幅広く捉え,工学の幅広い知識を身につける.工学を幅広く捉えられず,工学の幅広い知識を身につけられない.
評価項目3グループで議論して立案した課題の解決方法を,聞き手にわかりやすく伝わる様に発表できる.グループで議論して立案した課題の解決方法を,聞き手にわかりやすく伝わる様に発表できる.グループで議論して立案した課題の解決方法を,聞き手にわかりやすく伝わる様に発表できない.
評価項目4当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる.当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる.当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができない.
評価項目5自らの現状を認識し,将来のありたい姿について考えることができる.自らの現状を認識し,将来のありたい姿について考えることができる.自らの現状を認識できず,将来のありたい姿について考えることができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期は,自身の専門分野における演習や実験に加え,他専門分野に関する演習や実験を通して,幅広く工学的基礎知識・技術を身に付けることを目的に授業を行う.
後期は,コミュニケーション能力・協働能力・主体性といった能力の涵養を目的に,グループワークを中心とした授業を行う.
上記に加えて,自身のキャリア形成について考えられる能力・知見を身に付けることを目的としたキャリア教育についても実施する.
授業の進め方・方法:
定期試験などは実施しない.
前期は提出課題と,授業への取組み姿勢により評価する.後期は,取組み姿勢,製作物,発表内容などを元に評価する.
評価は100点法により行い,60点以上を合格とする.
注意点:
・BlackboardやOffice365のメールを,確実に利用できる様にしておくこと.
・授業時間以外も活用して課題作製や調査研究などに取り組むことが必要となる場合もあります.
・グループ学習では、自分の役割を見つけ、グループ活動に積極的に参加すること.
・学習にあたっては、自己のキャリアについて常に意識し、将来の進路選択を行う際の参考にすること.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/製図の基礎(1) 授業の内容・達成目標を理解できる/製図道具の使用方法が理解できる.
2週 製図の基礎(2) 線の書き方がわかる.
3週 製図の基礎(3) 投影図が描ける.
4週 製図の基礎(4) 展開図が描ける.
5週 製図の基礎(5) 展開図が描ける.
6週 模型製作(1) 細工カッターを使用して,スチレンボードを切断できる.
7週 模型製作(2) スチレンボードを使用したPC箱桁橋の模型を作製できる.
8週 模型製作(3) スチレンボードを使用したPC箱桁橋の模型を作製できる.
2ndQ
9週 キャリア講演会Ⅰ 講演を聞き,自らのキャリアについて考えることができる.
10週 機械系内容1 自身の専門系と異なる系の専門内容を学ぶ意義を理解できる.
11週 機械系内容2 自身の専門系と異なる系の専門内容に関する知識を身に付けることができる.
12週 機械系内容3 自身の専門系と異なる系の専門内容に関する知識を身に付けることができる.
13週 応用化学・生物系内容1 自身の専門系と異なる系の専門内容を学ぶ意義を理解できる.
14週 応用化学・生物系内容2 自身の専門系と異なる系の専門内容に関する知識を身に付けることができる.
15週 応用化学・生物系内容3 自身の専門系と異なる系の専門内容に関する知識を身に付けることができる.
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
グループワーク講習
科目の目的・意義が理解できる.
グループワークにおける,自他の役割を認識することの意義について理解できる.
2週 アイデアコンテスト
-ブレインストーミング-
解決すべき課題内容について理解できる.
積極的にグループ討議に参加できる.
3週 アイデアコンテスト
-アイデア整理-
解決すべき課題内容に対して,自身らの持つ知識や収集した情報を元に解決案を提示できる.
4週 アイデアコンテスト
-発表準備-
自己の役割を認識しながら,積極的にグループワークに参加できる.
5週 アイデアコンテスト
-発表準備-
自己の役割を認識しながら,積極的にグループワークに参加できる.
6週 アイデアコンテスト
-発表準備-
聞き手の理解を促すことを意識して発表資料を作成できる.
7週 アイデアコンテスト
-ポスター発表会-
聞き手に理解してもらうことを意識して,発表や質疑応答ができる.
8週 地域企業見学ツアー 地域に根差す企業を見学し,地域産業の特徴について理解する.
4thQ
9週 地域企業見学ツアー 地域に根差す企業を見学し,地域産業の特徴について理解する.
10週 構造物コンテスト
-グループディスカッション-
解決すべき課題内容について理解できる.
積極的にグループ討議に参加できる.
11週 構造物コンテスト
-設計書作成-
課題内容に対して,自身らの持つ知識や収集した情報を元に解決案を提示できる.
12週 構造物コンテスト
-構造物製作-
自己の役割を認識しながら,積極的にグループワークに参加できる.
13週 構造物コンテスト
-構造物製作-
自己の役割を認識しながら,積極的にグループワークに参加できる.
14週 構造物コンテスト
-構造物製作-
自己の役割を認識しながら,積極的にグループワークに参加できる.
15週 構造物コンテスト
-強度評価会-
ポートフォリオ
評価結果をもとに,反省点・改善点を考えることができる.
今年度の自分の成果・成長を振り返り,次年度の目標を立てることができる.
16週

評価割合

課題・レポート発表取組み合計
総合評価割合602020100
基礎的能力20102050
専門的能力3010040
分野横断的能力100010