概要:
材料実験,道路実験:建設材料学などで学んだコンクリート材料や鉄筋などの品質試験方法を修得すると共に,建設材料についても理解を深める.
構造実験,水理実験,地盤実験,水質実験:講義で学んだ知識を応用した実験を行い,より理解を深め,その具体的な方法を習得するとともに,自主性を育成することを目的とする.
授業の進め方・方法:
4グループに分かれて各実験を行う。グループごとに実験の順番が異なる。各実験ごとにレポートを課す。レポートも含め自学自習時間90時間以上が必要である。
注意点:
筆記用具,電卓,定規,A4 大学ノートを用意すること.ノートは,実験結果のメモおよびレポートの下書き用に使用し,内容をチェックした後,レポート用紙に清書したものを成果品とする.また,危険を伴う作業もあるので,教員からの注意事項は厳守すること.
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履修の際には,電卓,各講義用教科書,作業服等を準備すること.
達成目標1.~3.について,実験への参加状況(積極的な姿勢,操作法の理解など),報告書(レポート)の書式と内容(期限内に提出され,書式と内容が優れているか,実験理論の理解はもちろん,自ら調査した内容を実験結果の解釈に反映しているか,論理展開でレポートをまとめてあるか等),その他プレゼンテーション等の内容とその参加状況について,評価の観点に1.~3.に基づいて総合的に評価する.
各実験の担当教員の評価点を平均し評価とする.合格点は60点以上である.なお,未提出のレポートがある場合には成績評価を60点未満とする.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 3 | 後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15 |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 3 | 後14,後15 |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 3 | 後14,後15 |
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。 | 3 | 後14,後15 |
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。 | 3 | 後14,後15 |
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。 | 3 | 後14,後15 |
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。 | 3 | 後14,後15 |
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。 | 3 | 後14,後15 |
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。 | 3 | 後14,後15 |
専門的能力 | 分野別の工学実験・実習能力 | 建設系分野【実験・実習能力】 | 建設系【実験実習】 | コンクリートのスランプ試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後5 |
コンクリートの空気量試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後5 |
コンクリートの強度試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後6 |
液性限界・塑性限界試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後12 |
透水試験について理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後13 |
各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。 | 4 | 後14,後15 |
DO、BODに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |
pHに関する実験について理解し、実験ができる。 | 4 | |
分野横断的能力 | 態度・志向性(人間力) | 態度・志向性 | 態度・志向性 | チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。 | 3 | 後5,後6,後7,後8 |
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8 |
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8 |
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後8 |
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。 | 3 | 後5,後8 |
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。 | 3 | 後5,後8 |
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている | 3 | 後5,後8 |