都市・環境工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 都市・環境工学実験Ⅱ
科目番号 0025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造工学科(都市・環境系共通科目) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 建設材料実験教育研究会編:建設材料実験法,鹿島出版会/自作プリント
担当教員 八田 茂実

到達目標

1.実験装置や器具を正しく取扱,適切なデータを安全に得るための実験ができる。
2.実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。
3.実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実験装置や器具を正しく取扱い,適切なデータを安全に得るための実験ができる。実験装置や器具を正しく取扱い,適切なデータを安全に得るための実験ができる。実験装置や器具を取扱い,データを安全に得るための実験ができる。実験装置や器具を取扱うことができない. データを安全に得るための実験ができない。
実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から論理的に結論を導くことができる。実験内容を理解し,データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができる。実験内容を理解していない. データの分析・解析を行い,この結果から結論を導くことができるない。
実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。実験レポートの書き方を理解し,期限までに論理的なレポートとして取りまとめることができる。実験レポートの書き方を理解し,期限までにレポートとして取りまとめることができる。実験レポートの書き方を理解していない.期限までにレポートとして取りまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力

教育方法等

概要:
 講義および3年次の環境都市工学実験Ⅰで学んだ知識を応用した実験を行い、より理解を深め,その具体的な方法を習得するとともに,自主性を育成することを目的とする。
授業の進め方・方法:
1クラスを4班に分け,班毎に各分野のテーマに分かれて実験を行なう。テーマによってはチームを作り協働して実験を行なう。以下の授業計画は1班のものである。レポートは,各自で得られたデータを整理して考察し,指示された期日時刻までに提出する。
注意点:
 履修の際には,電卓,各講義用教科書,作業服等を準備すること.
 達成目標1.~3.について,実験への参加状況(積極的な姿勢,操作法の理解など),報告書(レポート)の書式と内容(期限内に提出され,書式と内容が優れているか,実験理論の理解はもちろん,自ら調査した内容を実験結果の解釈に反映しているか,論理展開でレポートをまとめてあるか等),その他プレゼンテーション等の内容とその参加状況について,評価の観点に1.~3.に基づいて総合的に評価する.
 各実験の担当教員の評価点を平均し評価とする.合格点は60点以上である.なお,未提出のレポートがある場合には成績評価を60点未満とする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 構造(1):模型実験 模型実験に関する実験を理解することができる.
2週 構造(2):模型実験 模型実験に関する実験を理解することができる.
3週 構造(3):模型実験 模型実験に関する実験を理解することができる.
4週 構造(4):模型実験 模型実験に関する実験を理解することができる.
5週 地盤(1):圧密 圧密を理解することができる.
6週 地盤(2):一軸圧縮試験 一軸圧縮試験を理解することができる.
7週 材料(1):骨材の粒度試験,表面水率試験 材料実験に関する実験を理解することができる
8週 材料(2):骨材の密度試験 材料実験に関する実験を理解することができる
2ndQ
9週 水理(1):三角堰による流量測定 各種の流量測定の方法を理解し、器具を使って実験できる。
10週 水理(2):管路の摩擦損失水頭の測定 摩擦損失水頭を測定し,その性質を説明することができる.
11週 道路(1):配合設計 アスファルト混合物の配合設計を理解することができる.
12週 道路(2):配合設計 アスファルト混合物の配合設計を理解することができる..
13週 道路(3):配合設計 アスファルト混合物の配合設計を理解することができる.
14週 道路(4):配合設計 アスファルト混合物の配合設計を理解することができる.
15週 実験結果の整理,レポート作成 実験結果を整理し,レポートとして取りまとめることができる.
16週
後期
3rdQ
1週 材料(1):RC梁の実験 鉄筋コンクリートの実験に関する実験を理解することができる
2週 材料(2):RC梁の実験 鉄筋コンクリートの実験に関する実験を理解することができる
3週 材料(3):RC梁の実験 鉄筋コンクリートの実験に関する実験を理解することができる
4週 材料(4):RC柱の実験 鉄筋コンクリートの実験に関する実験を理解することができる
5週 地盤(1): 地盤実験に関する実験を理解することができる
6週 地盤(2): 地盤実験に関する実験を理解することができる
7週 地盤(3): 地盤実験に関する実験を理解することができる
8週 地盤(4): 地盤実験に関する実験を理解することができる
4thQ
9週 地盤(5): 地盤実験に関する実験を理解することができる
10週 水理(1):層流と乱流 層流・乱流を観測してレイノルズ数を算出できる。
11週 水理(2):常流と射流 常流・射流・跳水に関する実験について理解し、その実験ができる。
12週 水理(3):常流と射流 常流・射流・跳水に関する実験について理解し、その実験ができる。
13週 衛生(1):凝集 凝集に関する実験ができる.
14週 衛生(2):凝集 凝集に関する実験ができる.
15週 実験結果の整理,レポート作成 実験結果を整理し,レポートとして取りまとめることができる.
16週 学年末試験 なし

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他(レポートおよび,発表)合計
総合評価割合00000100100
基礎的能力0000000
専門的能力00000100100
分野横断的能力0000000