フィールドワークⅠ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 フィールドワークⅠ
科目番号 0028 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(都市・環境系共通科目) 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 金子研一:建設施工,森北出版, 日本建設機械施工協会:ICTを活用した建設技術
担当教員 渡辺 暁央

到達目標

1.土工,基礎工,山留工の概要を理解する.
2.ICT測量技術を使用した実習ができる.
3.従来型施工とICT施工の相違について理解する.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1土工・基礎工・山留工の概要を説明することができる.土工・基礎工・山留工の各種工法の名称を答えることができる.左記項目に関することができない.
評価項目2ICT測量機器を使用して測量を行い,結果の整理ができる.ICT測量機器を使用した測量ができる.左記項目に関することができない.
評価項目3従来型施工とICT施工の違いを説明することができる.ICT施工の概要を理解することができる.左記項目に関することができない.

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力

教育方法等

概要:
土工工事に必要な機械および工事の施工方法に関する基礎的な知識について講義する.
ICT測量機材を使用した測量を行い,データの整理を行う.
従来型施工とICT施工との相違について講義する.
この科目は企業で測量・施工管理を担当していた教員が,従来施工と最新の施工について講義・実習形式で授業を行うものである.また,出前授業では企業の技術者を招聘し,最新のICT施工に関する講義・実習を実施する.
授業の進め方・方法:
前半は土工に関する基礎的な講義を実施する.後半は特別時間割を編成して,ICT施工の基本となるICT測量機材を使用した実習およびICT施工に関わる出前授業を受講する.また, 関連する分野の専門書等を精読し授業の理解を促進するために, 45時間の自学自習時間を要する.
注意点:
前半の講義では,演習を課すので必ず提出すること.実習では高価な機材を扱うため,私語等を慎み実習に集中すること.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土工1 測量の成果に基づく土工の概要を理解することができる.
2週 土工2 測量の成果に基づく土工の概要を理解することができる.
3週 地盤改良工 土工を行う前段階としての地盤改良工の概要を理解することができる.
4週 基礎工1 構造物構築のために必要な基礎工の概要について理解することができる.
5週 基礎工2 構造物構築のために必要な基礎工の概要について理解することができる.
6週 山留工 構造物を構築するために一時的に掘削する手法の概要について理解することができる.
7週 ICT施工実習 最新のICT施工の概要について理解することができる.
8週 ICT施工出前授業1 最新のICT施工の概要について理解することができる.
2ndQ
9週 ICT施工出前授業2 最新のICT施工の概要について理解することができる.
10週 ICT施工出前授業3 最新のICT施工の概要について理解することができる.
11週 ICT施工出前授業4 最新のICT施工の概要について理解することができる.
12週 自動追尾トータルステーションによる出来形検査実習 最新のICT施工の概要について理解することができる.
13週 GNSS測量実習 最新のICT施工の概要について理解することができる.
14週 3次元測量実習 最新のICT施工の概要について理解することができる.
15週 ICT施工実習 最新のICT施工の概要について理解することができる.
16週 達成度試験
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

達成度試験実習課題合計
総合評価割合304030100
基礎的能力0000
専門的能力304030100
分野横断的能力0000