到達目標
1.計画に必要なデータの整理ができる。
2.データを分析する方法を理解し算定できる。
3.データから傾向を推測する手法を理解し解くことができる。
4.OR概論を理解し、計画を最適化する手法を理解し解くことができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
計画に必要なデータの整理ができる。 | 計画に必要なデータ整理ができる。 | 計画に必要な簡単なデータ整理ができる。 | 計画に必要なデータ整理ができない。 |
データを分析する方法として相関分析ができる。 | データを分析する方法として相関分析ができる。 | データを分析する方法として基本的な相関分析ができる。 | データを分析する方法として相関分析ができない。 |
多変量解析の代表的な手法を理解し、解くことができる。 | 多変量解析の代表的な手法を理解し、解くことができる。 | 多変量解析のうち重回帰分析を理解し、解くことができる。 | 多変量解析の代表的な手法を理解し、解くことができない。 |
ORの概要を理解し代表的な手法を理解し、簡単な問題を解くことができる。 | ORの概要を理解し代表的な手法を理解し、簡単な問題を解くことができる。 | ORの概要を理解し、線形計画問題をを解くことができる。 | ORの概要を理解し代表的な手法を理解し、簡単な問題を解くことができない。 |
プロジェクトの評価方法にを理解し、簡単な費用便益分析を行うことができる。 | プロジェクトの評価方法にを理解し、簡単な費用便益分析を行うことができる。 | プロジェクトの評価方法にを理解し、基本的な費用便益分析を行うことができる。 | プロジェクトの評価方法にを理解し、簡単な費用便益分析を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
Ⅰ 人間性 1 Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性 2 Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性 3 Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力 5 CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力 7 CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力
教育方法等
概要:
計画の策定プロセスをシステム工学的に取扱うために,基本的に必要な理論・手法・技法などを教授する.すなわち,現象モデル作成のための方法論,最適化のための方法論および評価決定のための方法論等を解説するとともに,計画・設計・施工・管理などの各分野の仕事を能率的,効果的に実施するために必要な各種分析手法について解説する。
この科目は道路公団で高速道路の計画・設計・施工・管理を担当していた教員が、その経験を活かし、計画策定プロセスや最適化論、施工計画に関して講義形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
授業は教員の説明と演習で構成します。到達目標に対する達成度試験を複数回実施します。成績は学期末試験、平素の学習状況(課題・達成度試験を含む)により評価します。
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として課題・演習などを実施し,評価の対象とします。
注意点:
授業で配布する資料等も参考に自学自習に取り組むこと(60時間の自学習が必要です)。
試験は定期試験のほか達成度試験も含めて評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
土木計画とは |
計画の要素,計画立案プロセスを説明できる。
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2週 |
データの整理 |
データの整理とグラフ化できる。
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3週 |
データの分析(1) |
確率的手法、統計的手法について理解する。
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4週 |
データの分析(2) |
確率的手法、統計的手法について理解する。
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5週 |
データの分析(3) |
確率的手法、統計的手法について理解する。
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6週 |
データの分析(4) |
確率的手法、統計的手法について理解する。
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7週 |
調査とデータの収集(1) |
調査の方法と政府統計につて理解する。
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8週 |
調査とデータの収集(2) |
調査の方法と政府統計につて理解する。
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4thQ |
9週 |
データから傾向を推測できる(1) |
時系列分析・多変量解析を理解し簡単な問題を解く事ができる。
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10週 |
データから傾向を推測できる(2) |
時系列分析・多変量解析を理解し簡単な問題を解く事ができる。
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11週 |
データから傾向を推測できる(3) |
時系列分析・多変量解析を理解し簡単な問題を解く事ができる。
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12週 |
計画を最適化する数理的手法(1) |
線形計画問題、PERT,CPMを理解し簡単な問題を解く事ができる。
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13週 |
計画を最適化する数理的手法(2) |
線形計画問題、PERT,CPMを理解し簡単な問題を解く事ができる。
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14週 |
計画を最適化する数理的手法(3) |
線形計画問題、PERT,CPMを理解し簡単な問題を解く事ができる。
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15週 |
計画を評価する |
費用便益分析を理解し、簡単な問題を解くことができる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 計画の意義と計画学の考え方を説明できる。 | 4 | 後1 |
二項分布、ポアソン分布、正規分布(和・差の分布)、ガンベル分布、同時確率密度関数を説明できる。 | 4 | 後3,後4,後5,後6 |
重回帰分析を説明できる。 | 4 | 後9,後10 |
線形計画法(図解法、シンプレックス法)を説明できる。 | 4 | 後12,後13,後14 |
費用便益分析について考え方を説明でき、これに関する計算ができる。 | 4 | 後15 |
評価割合
| 試験 | 課題等 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 70 |
専門的能力 | 20 | 10 | 30 |