日本語コミュニケーション

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 日本語コミュニケーション
科目番号 116973 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:3
教科書/教材 特に教科書は用いず、自作プリントほかを使用する。
担当教員 小西 正人

到達目標

1.スピーチやプレゼンテーションを通じ、自分が伝えたいことをしっかりと相手に伝えることができる。
2.適切な話題や題材についての構想に従って材料を整理し、意見・主張などを筋道を立てて表現することができる。
3.自分や他人の発表をみて反省点をみつけ、次の発表に生かすことができる。
4.敬語について、その基本的な性質と機能を理解し、場面に応じた使い方ができる。
5.日本語検定2級程度の語彙(慣用句・熟語等を含む)を理解し、使用することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
スピーチを通じ、自分が伝えたいことを相手に伝えることができる聞き手に注意し、適切な声量と姿勢で、聞き手に興味をもたせ、用意した内容を伝えられる。準備した内容について、最後まで発表を行い、自分が伝えたいことを話すことができる。途中で話が詰まったり、声が聞こえなかったり、脈絡のないことを話したりして何も伝えられない。
構想に従って材料を整理し、意見・主張などを筋道立てて表現することができる周到な準備と構想の下で、聞き手を楽しませるスピーチを組み立てられる。ある程度の準備と構想の下で、スピーチを組み立てられる。準備不足で聞き手を楽しませられない。
自分や他人の発表をみて反省点をみつけ、次の発表に生かすことができる自分や他人の発表を正しく・細かく分析し、次回の発表に生かすことができる。自分や他人の発表を反省し、次回の発表に生かすことができる。自分や他人の発表を反省し、次回の発表に生かすことができない。
敬語について、その基本的な性質と機能を理解し、場面に応じた使い方ができる敬語について、その基本的な性質と機能を正しく・理論的に理解し、場面に応じた使い方ができる。敬語について、その基本的な性質と機能を理解し、場面に応じた使い方ができる。敬語について、その基本的な性質と機能を理解し、場面に応じた使い方ができない。
日本語検定2級程度の語彙を理解し、使用することができる日本語検定2級程度の語彙を正しく理解し、使用することができる日本語検定2級程度の語彙をある程度理解し、使用することができる。日本語検定2級程度の語彙を理解し、使用することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
日本語で適切かつ効果的に表現する能力を育成し、伝え合う力を高めるとともに、思考力を伸ばしつつ言語感覚を磨き、自ら進んで表現することによって社会生活を充実させる態度を育てる。
授業の進め方・方法:
時間配分として4時間のうち3時間は、プレゼンテーション力を高めるための授業を行う。具体的にはテーマに沿ったスピーチやプレゼンテーション発表について「課題・注意点確認 →準備 →発表 →反省」というプロセスを繰り返すことによって「発表力」を身につける。また、残りの1時間は敬語および語彙に関する事柄について、日本語検定の問題などをもとにした講義・演習の時間とする。
注意点:
スピーチについては、必ず事前に充分な準備を積んで臨むこと。また、日常の言語活動においても、様々な角度から言葉に対する関心をもつようにすることが望ましい。 国語辞典等の準備については、適宜指示する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス&スピーチの要点 授業の進め方、履修上の注意などを理解する。
2週 2.スピーチコミュニケーションⅠ (1) テーマスピーチ準備 よいスピーチに不可欠な要素=聞き手の視点について理解することができる。
3週 (2) テーマスピーチ実技 スピーチに必要な「準備」「工夫」の重要性を理解し、実践することができる。
4週 (3) テーマスピーチ反省 自分や他人のスピーチをみて反省点をみつけ、次のスピーチに生かすことができる。
5週 3.敬語法 (1) 敬語について考える 尊敬語について、その基本的な性質と機能を理解することができる。
6週 (2) 敬語の基本的な性質と機能 敬語について、場面に応じた使い方ができる。
7週 4.基礎プレゼンテーション (1) テーマプレゼンテーション準備 プレゼンテーションやスピーチを通じて、自分が伝えたいことを、しっかりと相手に伝えることができる。
8週 (2) テーマプレゼンテーション実技 プレゼンテーションやスピーチを通じて、自分が伝えたいことを、しっかりと相手に伝えることができる。
2ndQ
9週 (3) テーマプレゼンテーション反省 テーマプレゼンテーションについて的確に評価し、次のスピーチの反省を行うことができる。
10週 5.語彙(1)(慣用句・四字熟語等を含む) 日本語レベル2級程度の語彙を正確に使用することができる。
11週 5.語彙(2)(慣用句・四字熟語等を含む) 日本語レベル2級程度の語彙を正確に使用することができる。
12週 6.スピーチコミュニケーションⅡ (1) テーマスピーチ準備 自らの主張について、賛成/反対の立場を明らかにしたうえで根拠を述べるという「主張型スピーチ」ができる。
13週 (2) テーマスピーチ実技 自らの主張について、賛成/反対の立場を明らかにしたうえで根拠を述べるという「主張型スピーチ」ができる。
14週 (3) テーマスピーチ反省 テーマスピーチについて的確に評価し、次のスピーチの反省を行うことができる。
15週 7.語彙(3)(慣用句・四字熟語等を含む) 日本語レベル2級程度の語彙を正確に使用することができる。
16週 定期試験

評価割合

試験実技小課題・小テストレポート合計
総合評価割合40301515100
基礎的能力40301515100
専門的能力00000
分野横断的能力00000