情報技術Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報技術Ⅱ
科目番号 M3-2151 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 自作プリントを使用する.
担当教員 浅見 廣樹

到達目標

1) 初歩的な命令文を用いて,四則演算プログラムを作成,実行できる.
2) For文を用いた繰り返し命令文が作成でき,数学的問題に応用することができる.
3) If文,do while文を用いた条件判断命令文を作成でき,数学的問題に応用することができる.
4) 配列を用いたプログラムを作成でき,これまで習得した命令文と組み合わせることで,簡単な統計処理プログラムを作成できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1初歩的な命令文を用いて,工学関連の計算問題を解くプログラムを作成し,実行できる.初歩的な命令文を用いて,四則演算プログラムを作成,実行できる.初歩的な命令文を用いて,四則演算プログラムを作成,実行できない.
評価項目2For文を用いた繰り返し命令文が作成でき,数学的問題に応用することができる.For文を用いた繰り返し命令文が作成でき,簡単な数学的問題に応用することができる.For文を用いた繰り返し命令文が作成でき,簡単な数学的問題に応用することができない.
評価項目3If文,do while文を用いた条件判断命令文を作成でき,数学的問題に応用することができる.If文,do while文を用いた条件判断命令文を作成でき,簡単な数学的問題に応用することができる.If文,do while文を用いた条件判断命令文を作成でき,簡単な数学的問題に応用することができない.
評価項目4配列を用いたプログラムを作成でき,これまで習得した命令文と組み合わせることで,統計処理プログラムを作成できる.配列を用いたプログラムを作成でき,これまで習得した命令文と組み合わせることで,簡単な統計処理プログラムを作成できる.配列を用いたプログラムを作成でき,これまで習得した命令文と組み合わせることで,簡単な統計処理プログラムを作成できない.

学科の到達目標項目との関係

学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 D(工学基礎) 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識と応用力を身につける
学科目標 D(工学基礎) 数学,自然科学,情報技術および工業力学、材料力学、加工・材料学などを通して,工学の基礎知識と応用力を身につける
本科の点検項目 D-ⅲ 情報技術を利用できる
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる
学校目標 F(専門の実践技術) ものづくりに関係する工学分野のうち,得意とする専門領域を持ち,その技術を実践できる能力を身につける
学科目標 F(専門の実践技術) ものづくりに関係する工学分野のうち,流体・熱・機械力学等力学関連科目、電気・計測等制御関連科目、設計技術関連科目、情報技術関連科目などを通して,得意とする専門領域を持ち,その技術を実践できる能力を身につける
本科の点検項目 F-ⅰ ものづくりや環境に関係する工学分野のうち,専門とする分野の知識を持ち,基本的な問題を解くことができる

教育方法等

概要:
コンピュータは機械工学分野において様々な用途で使用されており,代表的な例としては、コンピュータシミュレーションや機械の電子制御などがあげられる.現在,これらの処理は汎用ソフトウェアを利用することが可能な場合も多いが,より高度に行う場合にはコンピュータプログラムが作成できることが重要である.この授業ではC言語で基礎的なプログラムを作成する技術を身につけるとともに,簡単な統計処理について学ぶ.
授業の進め方・方法:
授業は,配布される授業プリントを用いた内容説明と,実際にC言語プログラムを作成して課題を解き進める形式で行われる.
評価は,試験および提出課題の結果に基づいて行う.試験および課題はそれぞれ100点法で採点する.
試験評価点は各試験点数平均の8割,課題評価点は各課題点数平均の2割とし,これの合計点を評価点する.なお,60点以上の評価点を合格とする.
学年末における評価点が60点に満たない場合,総合評価点が4割以上のものに限り,再試験を行う.
注意点:
授業項目毎に提出される演習課題に自学自習により取り組むこと.課題は,目標が達成されていることを確認する。目標が達成できていない場合には,再提出を求める場合がある.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 機械工学におけるプログラムの重要性について理解できる.
2週 C言語プログラムの作成方法 C言語エディタを用いたC言語の作成方法を理解できる.
3週 printf()関数を使った四則演算プログラムの作成 printf()関数を使ったC言語プログラムが理解できる.
4週 printf()関数を使った四則演算プログラムの作成 printf()関数を使って基本的な四則演算プログラムが作成できる.
5週 printf()関数を使った四則演算プログラムの作成 printf()関数を使って基本的な四則演算プログラムが作成できる.
6週 Scanf()関数を使ったプログラムの作成 scanf()関数の使い方が理解できる.
7週 四則演算プログラムの応用演習 scanf()関数とprintf関数を用い,応用を含めた四則演算プログラムが作成できる.
8週 四則演算プログラムの応用演習 scanf()関数とprintf関数を用い,応用を含めた四則演算プログラムが作成できる.
2ndQ
9週 for文を使用した繰り返し命令文の作成 for文の条件判断による繰り返しの意味が理解できる.
10週 for文を使用した繰り返し命令文の作成 for文による基礎的な繰り返し命令文が作成できる.
11週 for文を使用した繰り返し命令文の作成 for文による基礎的な繰り返し命令文が作成できる.
12週 for文を使用した繰り返し命令文の作成 for文による基礎的な繰り返し命令文が作成できる.
13週 for文の2重ループを用いたプログラムの作成 for文の2重ループの意味が理解できる.
14週 for文を使用したプログラムの応用演習 for文を応用したプログラムが作成できる.
15週 for文を使用したプログラムの応用演習 for文を応用したプログラムが作成できる.
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週 if文を用いたプログラムの作成 if文の条件判断による分岐プログラムの意味を理解し,基本的なプログラムが作成できる.
2週 if文を用いたプログラムの作成 if else文の条件判断による分岐プログラムの意味を理解し,基本的なプログラムが作成できる.
3週 if文を用いたプログラムの作成 else if文の条件判断による分岐プログラムの意味を理解し,基本的なプログラムが作成できる.
4週 if文を用いたプログラムの応用演習 if文を応用したプログラムが作成できる.
5週 if文を用いたプログラムの応用演習 if文を応用したプログラムが作成できる.
6週 do while文を用いたプログラムの作成 do while文の条件判断による繰り返しの意味が理解できる.
7週 do while文を用いたプログラムの作成 do while文の条件判断による繰り返しの意味が理解を理解し,基本的なプログラムを作成することができる.
8週 do while文を用いたプログラムの応用演習 do while文を応用したプログラムが作成できる.
4thQ
9週 do while文を用いたプログラムの応用演習 do while文を応用したプログラムが作成できる.
10週 配列を用いたプログラムの作成 配列の使用方法が理解できる.
11週 配列を用いたプログラムの作成 配列を用いた基本的なプログラムが作成できる.
12週 配列を用いたプログラムの作成 配列を用いた基本的なプログラムが作成できる.
13週 二次元配列を用いたプログラムの作成 二次元配列の概念を理解し,これを用いた基本的なプログラムが作成できる.
14週 配列を用いたプログラムの応用演習 これまで習得した繰り返し・分岐構文と配列を応用したプログラムが作成できる.
15週 配列を用いたプログラムの応用演習 これまで習得した繰り返し・分岐構文と配列を応用したプログラムが作成できる.
16週

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力4010000050
専門的能力4010000050
分野横断的能力0000000