到達目標
1.学外実習を通して,職業に対する意識を高めるとともに,技術者が社会に対してどのような責任を負っているかを考え,自己見解を述べることができる.
2.実習先での技術者と円滑なコミュニケーションを図りながら課題を進めることができる.
3.報告会に向けた適切な資料を計画的に作成し,聴講者に分かりやすいプレゼンテーションを行うことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 技術者における社会的責任に関する自己見解を,実習成果を踏まえ,説明できる. | 技術者における社会的責任に関する自己見解を説明できる. | 技術者における社会的責任に関する意見を述べることができない. |
評価項目2 | 実習先でコミュニケーションを図りながら積極的に課題に取り組むことができる. | 実習先でコミュニケーションを図り,課題に取り組むことができる. | 実習先で課題に取り組むことができない. |
評価項目3 | 実習成果を適切にまとめ,わかりやすく報告することができる. | 実習成果をまとめ,報告することができる. | 実習成果を報告することができない. |
学科の到達目標項目との関係
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (d)(4) (工学)技術者が経験する実務上の問題点と課題を解決し,適切に対応する基礎的な能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (f) 論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力
学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる
学校目標 H(社会と時代が求める技術) 社会や時代が要求する技術を工夫,開発,システム化できる創造力,デザイン能力,総合力を持った技術を身につける
学科目標 H(社会と時代が求める技術) 電気電子セミナー,卒業研究などを通して,社会や時代が要求する技術を工夫,開発,システム化できる創造力,デザイン能力,総合力を持った技術を身につける。
本科の点検項目 H-ⅰ 専門とする分野について,社会が要求する技術課題を認識できる
学校目標 I(チームワーク) 自身の専門領域の技術者とは勿論のこと,他領域の技術者ともチームを組み,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける
学科目標 I(チームワーク) 電気電子工学実験,学外実習などを通して,自身の専門領域の技術者とは勿論のこと,他領域の技術者ともチームを組み,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける。
本科の点検項目 I-ⅰ 共同作業における責任と義務を認識し,計画的かつ円滑に仕事を遂行できる能力を身につける
教育方法等
概要:
企業,国または地方公共団体等の機関において,その機関が計画する研究開発に関する研修および技術講習を含む生産過程等の実習を行う.
実習を通して,
1)社会が求めている技術や専門の実践技術に関する知識の把握
2)技術者が社会に対して負っている責任の理解
3)コミュニケーション能力の育成
4)報告書作成や報告会に関して計画的に推進する能力の習得
などを目的とする.
授業の進め方・方法:
実施方法は,夏季休業中の期間における集中実習とし,担当教員が事前指導,事後指導および評価を行う.
成績は,学外実習先からの評定書(70%),学外実習報告書および報告会でのプレゼンテーション(30%)により評価する.合格点は60点以上である.
注意点:
・実習受入れ先は,掲示等にて順次連絡するとともに,希望者を募集する.
・実習に必要な経費は,原則自己負担であること,また,実習受入れ先によっては申し込み時に書類選考があることに注意すること.
・受け入れ先決定後,実習に必要な情報などを事前に調査しておくこと.
・学外実習者は,必ず傷害保険に加入すること.
・学外実習参加希望者は,受入れ先の選定,事務手続き,報告書の提出など,全般について担当教員の指導を受け,最後まで自覚と責任を持って対応すること.
・実習に当たっては,実習受入れ先の規律・規則・指導に従い,積極的に取り組み,コミュニケーションに努めるとともに,実習時間外であっても期間中は責任ある行動を心がけること.
・実習終了後に実習報告書の提出と報告会があることを念頭において実習に取り組むこと.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
学外実習ガイダンスの実施 |
学外実習参加の意義について理解する.
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2週 |
学外実習参加希望調査,エントリー |
学外実習受け入れ希望先の調査を行い,必要となる情報,知識を得るとともにエントリー書類を作成する.
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3週 |
学外実習受け入れ機関決定 |
学外実習参加に必要となる手続きや各種書類提出を行う.
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4週 |
学外実習参加 |
実習課題に対し,期間内に計画的に取り組むとともに,実習先で技術者等と積極的に交流を図る.
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5週 |
学外実習成果報告書の提出 |
実習成果を報告書として適切にまとめることができる.
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6週 |
学外実習成果報告会 |
実習成果をわかりやすく発表することができる.
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7週 |
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8週 |
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 実習先評定書 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 30 | 70 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 30 | 70 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |