日本語(留学生)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本語(留学生)
科目番号 J3-1110 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:4
教科書/教材 土岐哲他「日本語中級 J501ー中級から上級へー」スリーエーネットワーク/椙本総子・宮谷敦美「聞いて覚える話し方 日本語生中継・中〜上級篇」くろしお出版
担当教員 山際 靖子

到達目標

・文法・語彙については日本語能力試験1〜2級のレベルを定着・運用を目標とする
・レポートや論文に必要な論理的な文章の文体・文型・書式を理解することを目標とする
・学生生活を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルを身につけることを目標とする
・幅広い分野の文章を読むことで充分な読解力をつけることを目標とする

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
文法・語彙目標を充分に満たしている目標を必要な程度に満たしている目標を満たしていない
文体・文型・書式目標を充分に満たしている目標を必要な程度に満たしている目標を満たしていない
コミュニケーションスキル目標を充分に満たしている目標を必要な程度に満たしている目標を満たしていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
中・上級(JLPT2級以上)の日本語の習得及び運用。
専門科目における課題推進能力の補強を目標とする。
特に学生生活に支障なくコミュニケーションがとれることに留意する。
授業の進め方・方法:
開講にあたり、学生の習熟度・ニーズを知るためにプレイスメントテスト及びニーズ調査を実施する
テキストを「読む・書く」を柱に、論理的に相手に「話す」ことができるよう日本語能力を運用してゆく
コミュニケーション能力については、講義中の質疑応答はもとより必要と思われる会話練習を適宜挿入する
年間を通して文法の練習問題のプリントを配布・隔週毎に漢字の小テストを行なう
定期試験40% 中間試験40% 小テスト及び課題提出20%の割合で評価する
合格点は60点以上である
注意点:
提出課題プリントをとじるファイルを用意すること
会話の聞き取り練習1.2はCDで予習しておくこと
文法プリントは自習/テキスト項目との関連で適宜復習
漢字のテストの前後に重要語句の予習/復習

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 0.プレイスメントテスト・ニーズ調査
既習項目の確認と今後の達成目標が自覚できる
2週 1.文化と偏見 一般論とそれに対する自分の意見が言える
3週 1.文化と偏見 状態を表す動詞「ーている」「ーた」+名詞
4週 2.マナーもいっしょに「携帯」 複合動詞  +「する」動詞
5週 2.マナーもいっしょに「携帯」 類義語 身体語彙を使った慣用句
6週 3.会話 勧誘する 誘い方・断り方を通して日本文化を理解する
7週 4.「在外」日本人 1 段落
(中間試験)
指示語・接続語を適切に用い段落構成ができる
8週 4.「在外」日本人 1 段落 事柄に視点を置き時間的経過を説明できる
2ndQ
9週    -2 経過の説明 動詞のテンス/アスペクトを整え文章が書ける
10週   -2 経過の説明 自他動詞・受身・使役形の書き換えができる
11週   -2 経過の説明 語や文の名詞化ができる
句読点を適切に打てる
12週   -2 経過の説明 文章の基本表記ができる
(原稿用紙600字程度)
13週   -3 発表/質疑応答 作文の発表ができる
内容について質疑応答ができる
14週 5.会話
 5-1 確かな情報/不確かな情報
他人からの情報を確認することができる
15週  5-1 確かな情報/不確かな情報 情報を第三者に正確に伝えることができる
16週 定期試験
後期
3rdQ
1週  5-2 許可を求める カジュアル・フォーマルの使い分けができる
2週 6洋服の色で知る今日のわたし 抽象的な概念を具体的に説明できる
3週  -1 分類 和語・漢語・外来語の特徴が理解できる
4週  -2 定義 テーマに関わる重要語について定義できる
5週 7.ひとしずくの水にあふれる個性 科学的なトピックを平易な言葉で説明できる
6週  -1 現象 専門用語を平易な語彙で説明できる
7週   -2 変化
(中間試験)
適切な自他動詞の選択ができる
8週 8.会話 提案する 提案の方法を理解する
4thQ
9週 -2 接遇表現を理解する 賛成・反対の伝え方を理解する
10週 9.ゾウの時間ネズミの時間
  -1 要約
長文の要約ができる
(原稿用紙800字程度)
11週  -2 資料の利用 数値を分析し説明・考察することができる
12週  -2 資料の利用 変化・数量を表す表現を適切に使える
13週  -3 レポート ある実験や調査について報告することができる
14週 10.会話 依頼・指示する 立場・状況に応じて間接的な表現ができる
15週   会話 依頼・指示する 状況に応じて適切な表現を選択することができる
16週 定期試験

評価割合

定期試験中間試験小テスト・課題提出合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000