英語ⅣC

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語ⅣC
科目番号 116896 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 3
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 教科書:"FIRST TIME TRAINER FOR THE TOEIC TEST"(CENGAGE Learning),"TOEIC-IP"(国際ビジネスコミュニケーション協会)/参考図書:「TOEICテスト公式問題集 新形式問題対応編」(国際ビジネスコミュニケーション協会),石黒 昭博(監修)「総合英語 Forest 7th Edition」(桐原書店) 
担当教員 佐藤 奈々恵

到達目標

1)  一般的な英文の内容を日本語で説明できる。
2) 標準的な単語や文法を理解できる。
3)  一般的な英文の読解や聞き取りができる。
4) 継続的な学習によってTOEICテスト・スコア400点取得が可能となる力を確認できる。
5) 英語の音声と記述による国内事情・海外事情の概要を深く理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1一般的な英文の内容を日本語で説明できる。 基本的な英文の内容を日本語で説明できる。 基本的な英文の内容を日本語で説明できない。
評価項目2標準的な単語や文法を理解できる。 基本的な単語や文法を理解できる。 基本的な単語や文法を理解できない。
評価項目3一般的な平易な英文の読解や聞き取りができる。 基本的な英文の読解や聞き取りができる。 基本的な英文の読解や聞き取りができない。
評価項目4 継続的な学習によってTOEICテスト・スコア400点取得が可能となる力を確認できる。 継続的な学習によってTOEICテスト・スコア400点取得を目指すことができる力を確認できる。 継続的な学習によってTOEICテスト・スコア400点取得を目指すことができない。
評価項目5 英語の音声と記述による国内事情・海外事情の概要を深く理解できる。 英語の音声と記述による国内事情・海外事情の概要を理解できる。 英語の音声と記述による国内事情・海外事情の概要を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
英語ⅣCでは、語彙力や文法力の向上を図るとともに、聴解力や読解力を総合的に養成し,TOEICテスト・スコア400点レベルに達する英語力の定着を目指す。そのためには,TOEICテストの各パートの出題形式を理解し,問題に取り組むためのテクニックを習得する必要がある。
授業の進め方・方法:
今までの学習事項を定着させるとともに,「読む」「聞く」の技能のさらなる伸張を目指す。毎回の授業では,語彙の学習,文法事項の確認,リスニング・ポイントの解説,リーディング・ストラテジーの解説に重点を置くが,演習を主体にしてTOEICテスト・スコア400点取得の基盤となる英語力の定着を目指す。そのため,学習者は次回の授業に備えて必ず予習しなければならない。また,授業では常に辞書を机上に置いて,発音や語法などを確認しながら授業を受ける必要がある。この科目は3学修単位Aであるため,75時間の自学自習時間が課せられている。なお,TOEIC-IP(英語学力テスト)については全員に受験を課し,客観的に自分の学力を知ることで今後の学習の指針となるように指導する。再試験は年度末に1回実施する。
注意点:
第4学年において,TOEICテスト・スコア400点レベル(進学志望者は500点レベル)に達することを目標とする。学生は,企業でTOEICテストが重視されていることを意識し,各自が授業に真剣に取り組み,確かな学力をつけることが求められる。また,この科目は学修単位であるため,毎回2.5時間(2.5×30週=通年75時間)の自学自習を行わなければならない。本講義時間が週2時間しかないことから,英語力向上のためには、自学自習による自らの努力が必要不可欠である。このことを理解し、毎回の授業の予習、復習を徹底するとともに、さらなる英語力向上を目指して日常的に自学自習を行うことが求められる。なお,TOEICテスト・スコア向上には,学習意欲・進路実現意欲などの各自の動機付けが鍵となる。TOEICテスト・スコアが一種の資格(技能)として履歴書に記載できることを意識し,進路実現に向けて勉強することが望ましい。 
なお、授業計画で示した授業項目は学習進度に応じて変更することがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(TOEICの出題形式・傾向について)
TOEICの出題形式・傾向を理解できる。
2週 UNIT 1. Shopping
動詞の用法を理解できる。
3週 UNIT 1. Shopping
動詞の用法を理解できる。
4週 UNIT 2. Daily Life
名詞の用法を理解できる。
5週 UNIT 2. Daily Life
名詞の用法を理解できる。
6週 UNIT 3. Transportation
代名詞の用法を理解できる。
7週 UNIT 3. Transportation
代名詞の用法を理解できる。
8週 期間試験
これまでの学習内容を理解し、それらを運用できる。
2ndQ
9週 UNIT 4. Jobs
形容詞・副詞を理解できる。
10週 UNIT 4. Jobs
形容詞・副詞を理解できる。
11週 UNIT 5. Meals
時制を理解できる。
12週 UNIT 5. Meals
時制を理解できる。
13週 UNIT 6. Communication
受動態・分詞を理解できる。
14週 UNIT 6. Communication
受動態・分詞を理解できる。
15週 問題演習
夏期課題の説明
これまでの学習内容を理解し、それらを運用できる。
16週 前期定期試験
これまでの学習内容を理解し、それらを活用・運用できる。
後期
3rdQ
1週 UNIT 7. Fun
動名詞・不定詞の用法を理解できる。
2週 UNIT 7. Fun
動名詞・不定詞の用法を理解できる。
3週 UNIT 8. Office Work
助動詞の用法を理解できる。
4週 UNIT 8. Office Work
助動詞の用法を理解できる。
5週 UNIT 9. Meeting
比較の用法を理解できる。
6週 UNIT 9. Meeting
比較の用法を理解できる。
7週 UNIT 10. Travel
前置詞の用法を理解できる。
8週 UNIT 10. Travel
前置詞の用法を理解できる。
4thQ
9週 Post-test
英語学力テスト(TOEIC-IP)の傾向を把握できる。また、これまでの学習内容を理解し、それらを活用・運用できる。
10週 英語学力テスト(TOEIC-IP)
これまでの学習内容を踏まえ、TOEICテストに対応できる。
11週 UNIT 11. Finance
接続詞の用法を理解できる。
12週 UNIT 11. Finance
接続詞の用法を理解できる。
13週 UNIT 12. Business
関係詞の用法を理解できる。
14週 UNIT 12. Business
関係詞の用法を理解できる。
15週 問題演習
これまでの学習内容を理解し、それらを運用できる。
16週 後期定期試験
これまでの学習内容を理解し、それらを活用・運用できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識英語のつづりと音との関係を理解できる。3
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。3
英語の発音記号を見て、発音できる。3
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。3
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。3前1,前3,前8
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。3前1,前2,前3,前8
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。3前1,前2,前3,前8,前15,前16,後7,後8
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。3
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。3前1,前15,前16,後7,後8
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。3
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。3前4,前5,前8,前15,前16,後7,後8
英語運用能力の基礎固め毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。3後5,後6,後7,後8
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。3後9,後10
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。3後11,後12
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。3後13,後14,後15
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3前15,後15
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3前8,前15,前16,後15,後16
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3前8,前15,前16,後15,後16
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

期間・定期試験英語学力テスト(TOEIC-IP)課題・小テスト等(授業への取組姿勢を含む)合計
総合評価割合5515300100
基礎的能力5515300100
専門的能力00000
分野横断的能力00000