電気工学概論

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 電気工学概論
科目番号 117069 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 酒井善男著「改訂2版電気工学概論」丸善/参考書:池田哲夫著「電気理論」森北出版,後藤尚久著「なっとくする電気数学」講談社,内藤善男「改訂2版 電気回路」昭晃社,Nau Robert H, "Basic Electrical Engineering", Krieger Pub Co., 1983
担当教員 三浦 哲則

到達目標

1.オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができる。
2.交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができる。
3.発電機,電動機,変圧器の動作原理・特徴を理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができる。オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができる。オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた基本的な直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができる。オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができない。
2.交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができる。交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができる。交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた基本的な正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができる。交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができない。
3.発電機,電動機,変圧器の動作原理・特徴を理解できる。発電機。電動機,変圧器の動作原理・特徴を理解できる。発電機,電動機,変圧器の基本的な動作原理・特徴を理解できる。発電機。電動機,変圧器の基本的な動作原理・特徴を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
直流回路,交流回路を数学的に表現でき,電流・電圧・インピーダンス・電力が計算できる。また,発電機・電動機の動作原理・特徴を理解し,説明できる。
授業の進め方・方法:
電気工学の概論について,論述する。複雑多岐に渡る電気技術もその基礎理論を理解することで広く他の分野への技術展開を図れるものである。そのための電気技術の基礎知識を習得することを目標とする。達成目標に関する内容の課題,演習及び試験で総合的に達成度を評価する(中間試験40%,定期試験40%,演習及び課題レポート20%)。60点以上で合格とする。成績評価が60点未満の場合は再試験をする事がある。
注意点:
授業には電卓を要する。プリントを綴じるファイルを用意すること。授業項目の目標を達成するためには十分な自学自習(30時間の自学自習時間を必要とする),特に復習が必要である。演習等により自学自習の補助とするので必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 直流回路(1):オームの法則 オームの法則,キルヒホッフの法則とそれを用いた直流回路計算法を理解し,基本的な直流回路計算ができる。
2週 直流回路(2):抵抗の接続 同上
3週 直流回路(3):キルヒフォッフの法則 同上
4週 直流回路(4):電界 同上
5週 直流回路(5):磁界 同上
6週 正弦波回路(1):正弦波交流と複素表示 交流電圧・電流を複素数表示することの利点を理解し,それを用いた正弦波交流回路計算法を理解し,基本的な交流回路計算ができる。
7週 正弦波回路(2):正弦波交流と複素表示,回路素子の性質 同上
8週 正弦波回路(3):回路素子の性質,インピーダンス 同上
4thQ
9週 正弦波回路(4):インピーダンス 同上
10週 正弦波回路(5):交流回路の複素数による計算法 同上
11週 正弦波回路(6):交流回路の複素数による計算法 同上
12週 電力の発生と電力機器(1):発電機 発電機,電動機,変圧器の動作原理・特徴を理解できる。
13週 電力の発生と電力機器(2):電動機 同上
14週 電力の発生と電力機器(3):電動機 同上
15週 電力の発生と電力機器(4):変圧器 同上
16週

評価割合

中間試験定期試験課題合計
総合評価割合404020100
基礎的能力30301070
専門的能力10101030
分野横断的能力0000