到達目標
アルコール・フェノール・エーテル・チオール・スルフィド・カルボニル化合物・アミンを命名し,性質および代表的な製法・反応を説明できる.
求核付加反応,求核アシル置換反応の反応機構を書くことができる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
到達目標1 | アルコール・フェノール・エーテル・チオール・スルフィド・カルボニル化合物・アミンを命名し,性質および代表的な製法・反応を説明できる. | アルコール・フェノール・エーテル・チオール・スルフィド・カルボニル化合物・アミンを命名し,性質および代表的な製法・反応を概ね説明できる. | アルコール・フェノール・エーテル・チオール・スルフィド・カルボニル化合物・アミンを命名し,性質および代表的な製法・反応を説明できない. |
到達目標2 | 求核付加反応,求核アシル置換反応の反応機構を書くことができる. | 求核付加反応,求核アシル置換反応の反応機構を概ね書くことができる. | 求核付加反応,求核アシル置換反応の反応機構を書くことができない. |
学科の到達目標項目との関係
物質工学科の学習・教育到達目標 1 数学,自然科学,情報技術および物質工学基礎,無機化学Ⅰ・Ⅱ,有機化学Ⅰ・Ⅱ,分析化学Ⅰ・Ⅱ,物理化学Ⅰ・Ⅱ,生化学Ⅰ・Ⅱ,分子生物学,化学熱力学,応用数学,応用物理,物質工学実験などを通して,工学の基礎知識と応用力を身につける。
学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 D(工学基礎) 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識と応用力を身につける
本科の点検項目 D-ⅱ 自然科学に関する基礎的な問題を解くことができる
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる
教育方法等
概要:
有機化学Ⅰに引き続き,官能基別に有機化合物の命名法,性質,製法,反応を学ぶ.学習する化合物はアルコール,フェノール,エーテル,チオール,チオエーテル,アルデヒド,ケトン,カルボン酸,エステル,酸無水物,酸ハロゲン化物,ニトリル,アミンである.二年生で学習した有機化学の理解が必須である。講義中に用いた化合物を分子模型で作製し,立体構造のイメージトレーニングに励むこと。
授業の進め方・方法:
有機化学を学習する上で基礎となる有機化合物であるアルコール・フェノール・エーテル・チオール・スルフィド・カルボニル化合物・アミンの性質・製法・反応・命名法に関する基礎的な知識を教授する。教科書・ノート・分子模型を持参すること。
自学自習時間として,日常の授業のための予習復習時間,理解を深めるための演習課題,および各試験の準備のための勉強時間を総合したものとする。
注意点:
課題・試験において授業項目に対する到達目標に関する問題を出題し,達成度を総合的に評価する(中間試験35%,定期試験45%,課題20%)。合格点は60点である。成績評価が60点未満の場合は再試験を実施することがある。ただし,再試験の得点は上記の定期試験と中間試験の占める割合(80%)までとし,再試験を受けた者の成績評価は60点を超えないものとする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
アルコール,フェノール,エーテル (8章) 命名法 |
アルコール・フェノールを命名できる.
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2週 |
命名法 |
エーテルを命名できる.
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3週 |
水素結合と酸性度 |
水素結合,酸性度を説明できる.
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4週 |
製法と反応 |
例をあげてアルコール,フェノールの代表的な製法,反応を説明できる.
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5週 |
製法と反応 |
例をあげてエーテルの代表的な製法,反応を説明できる.
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6週 |
チオールとスルフィド |
チオールとスルフィドを命名できる.
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7週 |
前期中間試験 |
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8週 |
アルデヒドとケトン (9章) アルデヒドとケトンの性質 |
アルデヒドとケトンの概要を説明できる.
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2ndQ |
9週 |
命名法 |
アルデヒド・ケトンを命名できる.
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10週 |
命名法 |
アルデヒド・ケトンを命名できる.
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11週 |
製法と反応 |
アルデヒド・ケトンの代表的な製法・反応を説明できる.
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12週 |
製法と反応 |
アルデヒド・ケトンの代表的な製法・反応を説明できる.
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13週 |
求核付加反応 |
求核付加反応の反応機構を説明できる.
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14週 |
求核付加反応 |
求核付加反応の反応機構を説明できる.
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15週 |
前期定期試験 |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
カルボン酸とその誘導体 (10章)命名法 |
カルボン酸を命名できる.
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2週 |
命名法 |
カルボン酸の誘導体を命名できる.
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3週 |
カルボン酸の酸性度 |
カルボン酸の酸性度をアルコールと比較して説明できる.
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4週 |
求核アシル置換反応 |
例をあげて求核アシル置換反応の反応機構を説明できる.
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5週 |
求核アシル置換反応 |
例をあげて求核アシル置換反応の反応機構を説明できる.
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6週 |
製法と反応 |
カルボン酸及びその誘導体の反応を説明できる.
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7週 |
後期中間試験 |
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8週 |
製法と反応 |
カルボン酸及びその誘導体の反応を説明できる.
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4thQ |
9週 |
アミン (12章) 命名法 |
アミンを命名できる.
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10週 |
構造と性質 |
アミンの塩基性を説明できる.
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11週 |
構造と性質 |
アミンの塩基性を説明できる.
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12週 |
製法と反応 |
アミンの代表的な製法を例示できる.
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13週 |
製法と反応 |
アミンの代表的な製法・反応を例示できる.
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14週 |
製法と反応 |
アミンの代表的な反応を例示できる.
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15週 |
製法と反応 |
アミンの代表的な反応を例示できる.
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16週 |
後期定期試験 |
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評価割合
| 中間試験 | 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 45 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 45 | 20 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |