地盤工学Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地盤工学Ⅱ
科目番号 116953 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:3
教科書/教材 教科書:三田地利之「土質力学入門」森北出版/参考図書:地盤工学会「土質試験」-基本と手引き-、地盤工学会 「地盤工学ハンドブック」、Karl Terzaghi 「Terzaghi Lectures,1963-72」 Amer. Soc. of Civil Enginrs
担当教員 所 哲也

到達目標

1.構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける.
2.半無限・有限斜面の安定計算ができる.
3.浸透水に関する問題が解ける.
4.土の締固め特性を説明できる.
5.地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける.構造物種別に応じた作用土圧に関する問題が解ける.構造物種別に応じた作用土圧に関する基本的な問題が解ける.構造物種別に応じた作用土圧に関する基本的な計算ができない.
2.半無限・有限斜面の安定計算ができる.半無限・有限斜面の安定計算ができる.半無限・有限斜面の基本的な安定計算ができる.2.半無限・有限斜面の安定計算ができない.
3.浸透水に関する問題が解ける.浸透水に関する問題が解ける.浸透水に関する基本的な問題が解ける.浸透水に関する基本的な問題が解けない.
4.土の締固め特性を説明できる.土の締固め特性を説明できる.締め固めた土の基本的な特徴を説明できる.締め固めた土の基本的な特徴を説明できない.
5.地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける. 地盤中への荷重の伝わり方に関する問題を解ける.地盤中への荷重の伝わり方に関する基本的な問題を解ける.地盤中への荷重の伝わり方に関する基本的な問題を解けない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地盤工学Ⅱでは、地盤工学Ⅰで学んだ土質力学の知識をもとに、構造物に作用する土圧、斜面安定問題、浸透現象といったより実務的な現象を理解し、基礎的な知識を習得する。
授業の進め方・方法:
授業は、教員による説明、演習および単元テスト、小テストで構成されます。成績は、学期末試験(50%)と平素の学習状況(単元テスト、小テスト、課題:50%)で総合して評価します。
注意点:
授業で配布する資料や演習課題により自学自習に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 土圧(1):擁壁に作用する土圧 擁壁に作用する土圧を理解し、土圧の種類を説明できる
2週 土圧(2):ランキン土圧 ランキン土圧の仮定を理解し、土圧式を導くことができる。
3週 土圧(3):ランキン土圧 基本的なランキン土圧を計算できる。
4週 土圧(4):ランキン土圧 種々の条件におけるランキン土圧を計算できる。
5週 土圧(5):クーロン土圧 クーロン土圧の求め方を説明できる。
6週 土圧(6):地震時土圧 物部・岡部の地震時土圧の求め方を説明できる。
7週 斜面安定(1):無限長斜面 無限長斜面の安定計算ができる。
8週 斜面安定(2):有限限斜面 有限斜面の安定計算ができる。
2ndQ
9週 土中の水の流れ(1):土中の水とダルシー則 土中の水の分類およびダルシー則を説明できる
10週 土中の水の流れ(2):透水係数の測定方法 透水係数、透水試験について理解し、透水量の計算ができる。
11週 土中の水の流れ(3):浸透流量の算定 浸透理論を理解し、浸透流量の計算ができる。
12週 土中の水の流れ(4):浸透流と地盤内応力 浸透流による地盤内応力を計算できる。
13週 地盤内の応力:載荷重による地盤内応力 上載荷重による地盤内応力の増加を理解し、計算することができる。
14週 土の締固め(1):締固めの目的とその手法 締固めの目的とその手法を説明できる。
15週 土の締固め(2):締固めた土の性質 締固めた土の性質を説明できる。
16週

評価割合

期末試験発表相互評価態度ポートフォリオその他単元テスト小テスト課題合計
総合評価割合5000000301010100
基礎的能力4000000105560
専門的能力1000000205540
分野横断的能力0000000000