耐震工学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 耐震工学
科目番号 165980 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 環境都市工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 教科書:教科書は特に用いず、自作プリントを使用する。/参考図書:大原資生著「耐震工学SI併記」森北出版、 平井一男、水田洋司共著「耐震工学入門」森北出版、 大島俊之編著「-現代土木工学シリ-ズ1-構造力学」朝倉書店、 荒井直士・音田 功・狩俣恒一共著「土木耐震工学」コロナ社、 I.K.Viktrow,”Rayleigh and Lamp Wave”,Plenum Press,N.Y.,1967. R.W.Clough and J.Penzien,”Dynamics of Structural int”,student edition,1975.
担当教員 松尾 優子

到達目標

1.地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できる。
2.マグニチュード、地震活動について理解し、説明ができる。
3.地震による構造物の被害と対策について理解している。
4.耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。
5.動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できる。地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できる。地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について基本的事項を説明できる。地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できない。
2.マグニチュード、地震活動について理解し、説明ができる。マグニチュード、地震活動について理解し、説明ができる。 マグニチュード、地震活動について基本的事項を理解し、説明ができる。マグニチュード、地震活動について理解していない。説明ができない。
3.地震による構造物の被害と対策について理解している。地震による構造物の被害と対策について理解している。 地震による構造物の被害と対策の基本的事項について理解している。地震による構造物の被害と対策について理解していない。
4. 耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。耐震設計の基本である震度法などについて理解し、基本的な設計震度を計算できる。耐震設計の基本である震度法などについて理解していない。設計震度を計算できない。
5.動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。動的解析の種類、概念を理解し、基礎的事項を説明ができる。動的解析の種類、概念を理解していない。説明ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球物理学における地震の概要、地震動と構造物に作用する地震力の関係について理解し、耐震設計の基本的な知識を習得します。
授業の進め方・方法:
授業は教員による説明、演習などで構成します。地震に関する事項を調べて発表することもあります。授業には電卓を用意すること。成績は試験平均値90%、取り組み姿勢10%で評価し、合格点は60点以上です。再試験は行いません。
注意点:
前提となる知識・科目などは構造力学Ⅲ、Ⅳで習得した基礎知識及び橋梁工学で習得した関連知識である。
授業で配布される演習課題・復習により自学自習に取り組むこと(15時間の自学自習が必要です)。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 地震概論(1):地球の構造・地震の原因 地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できる。
2週 地震概論(2):地震の種類・地震波 地球の構造を理解し、地震発生メカニズムや地震の種類について説明できる。
3週 地震概論(3):震度階・地震の規模 マグニチュード、地震活動について理解し、説明ができる。
4週 震害(1):土木構造物の震害 地震による構造物の被害と対策について理解している。
5週 震害(2):土木構造物の震害 地震による構造物の被害と対策について理解している。
6週 震害(3):土木構造物の震害 地震による構造物の被害と対策について理解している。
7週 耐震設計(1):耐震設計法 耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。
8週 耐震設計(2):解析方法 耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。
2ndQ
9週 耐震設計(3):震度法 耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。
10週 耐震設計(4):震度法 耐震設計の基本である震度法などについて理解し、設計震度を計算できる。
11週 耐震設計(5):地震時保有水平耐力法 耐震設計の震度法以外の解法について理解し、設計震度を計算できる。
12週 耐震設計(6):地震時保有水平耐力法 耐震設計の震度法以外の解法について理解し、設計震度を計算できる。
13週 耐震設計(7):動的解析 動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。
14週 耐震設計(8):動的解析 動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。
15週 耐震設計(9):動的解析 動的解析の種類、概念を理解し、説明ができる。
16週

評価割合

試験その他合計
総合評価割合9010100
基礎的能力055
専門的能力90595
分野横断的能力000