到達目標
1.履修した科目の知識を用い基礎的な問題を解決することができる。
2.複合的な問題を自主的に解決でき、簡単な設計を実践できる能力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 各科目の基礎的な問題を説明でき、解決することができる。 | 各科目の基礎的な問題を解決することができる。 | 各科目の基礎的な問題を解決することができない。 |
評価項目2 | 複合的な問題を自主的に解決でき、設計を実践できる。 | 複合的な問題を自主的に解決でき、簡単な設計を実践できる。 | 複合的な問題を自主的に解決できない。 |
評価項目3 | | | |
学科の到達目標項目との関係
環境都市工学科の学習・教育到達目標 1 数学,自然科学,情報技術および応用数学、応用物理、構造力学、水理学、地盤工学、コンクリート構造学、計画システム分析、河川・水資源工学などを通して,工学の基礎知識と応用力を身につける
学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 D(工学基礎) 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識と応用力を身につける
本科の点検項目 D-ⅳ 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識を専門分野の工学的問題解決に応用できる
学校目標 F(専門の実践技術) ものづくりに関係する工学分野のうち,得意とする専門領域を持ち,その技術を実践できる能力を身につける
本科の点検項目 F-ⅰ ものづくりや環境に関係する工学分野のうち,専門とする分野の知識を持ち,基本的な問題を解くことができる
教育方法等
概要:
都市環境工学の基礎科目に関する計算演習を通して履修した講義の理解を深め、より複合的な問題の解決方法を習得し実践的な能力を養うことを目的とする。演習科目は水理学、構造力学、地盤工学であり、各科目それぞれ5回とする。
授業の進め方・方法:
1.授業には電卓を要する。
2.水理学、構造力学、地盤工学の知識が必要となる。
3.演習問題は、教員が作成し配布する。
演習への参加状況(積極的な姿勢で事前準備を整え、課題を理解して演習を自ら進んで実施したか)、レポートの形式と内容(書式・内容ともに優れ演習内容を理解しているか)について評価する。各担当教員の評価点を平均し、当該科目の評価とする。合格点は60点以上である。
注意点:
1.予習、復習をし、課題は遅れることが無いように提出すること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
1 構造力学演習 1-1 単純ばりの断面力に関する演習
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単純ばりの断面力に関する問題を解くことができる。
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2週 |
1-2 張り出しばりの断面力に関する演習 |
張り出しばりの断面力に関する問題を解くことができる。
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3週 |
1-2 張り出しばりの断面力に関する演習 |
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4週 |
1-3 ゲルバーばりの断面力に関する演習 |
ゲルバーばりの断面力に関する問題を解くことができる。
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5週 |
1-3 ゲルバーばりの断面力に関する演習 |
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6週 |
2.地盤工学演習 2-1 土の状態を表す諸量に関する演習 |
土の状態を表す諸量に関する基本的な問題を解くことができる。
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7週 |
2-2 土の粒径および土質分類に関する演習 |
土の粒径・粒度分布に関する基本的な問題を解くことができる。
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8週 |
2-3 圧密(有効応力と間隙水圧)に関する演習 |
土の圧密に関する基本的な問題を解くことができる。
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4thQ |
9週 |
2-4 土のせん断に関する演習 |
土のせん断に関する基本的な問題を解くことができる。
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10週 |
2-5 土の強度定数に関する演習 |
土の強度定数に関する基本的な問題を解くことができる。
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11週 |
3 水理学演習 3-1 水の物理的性質に関する演習
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水の物理的性質に関する基本的な問題を解くことができる。
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12週 |
3-2 静水圧に関する演習 |
静水圧に関する基本的な問題を解くことができる。
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13週 |
3-3 浮力に関する演習 |
浮力に関する基本的な問題を解くことができる。
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14週 |
3-4 連続の式とベルヌーイの定理に関する演習 |
連続の式やベルヌーイの定理に関する基本的な問題を解くことができる。
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15週 |
3-5 運動量の法則に関する演習 |
運動量の法則に関する基本的な問題を解くことができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 構造 | 力の定義、単位、要素について説明できる。 | 4 | |
力のモーメント、偶力のモーメントについて理解している。 | 4 | |
力の合成と分解について理解し、計算できる。 | 4 | |
力のつり合いについて理解している。 | 4 | |
構造物の種類やその安定について理解している。 | 4 | 後5 |
構造物に作用する荷重の種類について理解している。 | 4 | |
静定構造物を支える支点や対応する反力を理解し、それらを力のつり合いより計算できる。 | 4 | 後2 |
断面1次モーメントを理解し、図心を計算できる。 | 4 | |
断面2次モーメント、断面係数や断面2次半径などの断面諸量を理解し、それらを計算できる。 | 4 | |
はりの支点の種類、対応する支点反力を理解し、はりの種類やその安定性について説明できる。 | 4 | 後2 |
はりに作用する外力としての荷重の種類を理解している。 | 4 | 後2,後3 |
はりの断面力と荷重の相互関係を理解している。 | 4 | 後2 |
各種静定ばりの断面に作用する内力としての断面力(せん断力、曲げモーメント)、断面力図(せん断力図、曲げモーメント図)について、説明できる。 | 4 | 後2,後5 |
応力法による不静定構造物の解法を理解している。 | 4 | |
応力法を活用して、不静定構造物を解くことができる。 | 4 | |
構造物の安定性、静定・不静定の物理的意味と判別式の誘導ができ、不静定次数を計算できる。 | 4 | |
重ね合わせの原理を用いた不静定構造物の構造解析法を説明できる。 | 4 | |
地盤 | 土の粒径・粒度分布を説明できる。 | 4 | 後7 |
土のコンシステンシーを説明できる。 | 4 | |
土の工学的分類について説明できる。 | 4 | 後7 |
土の生成、基本的物理量、構造などについて、説明できる。 | 4 | |
土の粒径・粒度分布やコンシステンシーを理解し、地盤材料の工学的分類に適用できる。 | 4 | |
土の締固め特性を説明できる。 | 4 | |
土のせん断試験を説明できる。 | 4 | 後12 |
水理 | ベルヌーイの定理を理解している。 | 4 | |
ベルヌーイの定理の応用(ベンチュリーメータなど) の計算ができる。 | 4 | |
運動量保存則を理解している。 | 4 | |
運動量保存則の誘導について説明できる。 | 4 | |
運動量保存則の応用した各種計算ができる。 | 4 | |
水の基本的な性質について説明できる。 | 4 | |
水理学で用いる単位系を説明できる。 | 4 | |
静水圧の測定の方法(マノメーター) について説明できる。 | 4 | |
水圧機(パスカルの原理)について説明できる。 | 4 | |
静水圧の表現、強さ、作用する方向について、説明できる。 | 4 | |
平面と曲面に作用する全水圧の大きさと作用点を計算できる。 | 4 | |
浮力と浮体の安定を計算できる。 | 4 | |
連続の式について理解している。 | 4 | |
連続の式について説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 演習課題 | 取組み | | | | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
専門的能力 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |