情報処理

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 情報処理
科目番号 K4-5025 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境都市工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 後期:3
教科書/教材 高橋征義他.「たのしいRuby」,ソフトバンククリエイティブ
担当教員 八田 茂実

到達目標

基本的なプログラミング技法を修得し,必要なプログラムを作成できる.
コンピュータを用いたデータ処理方法を理解し、様々なデータ処理ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基本的なプログラミング技法を修得し,必要なプログラムを作成できる.基本的なプログラミング技法を修得し,必要なプログラムを作成できる.基本的なプログラミング技法を修得し,基礎的なプログラムを作成できる.基本的なプログラミング技法がわからず,プログラムも作成できない.
コンピュータを用いたデータ処理方法を理解し、様々なデータ処理ができる。コンピュータを用いたデータ処理方法を理解し、様々なデータ処理ができる。コンピュータを用いたデータ処理方法を理解し、簡単なデータ処理ができる。コンピュータを用いたデータ処理方法を理解せず、簡単なデータ処理もできない。

学科の到達目標項目との関係

JABEE基準1 学習・教育到達目標 (c) 数学及び自然科学に関する知識とそれらを応用できる能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (d)(1) 専門工学(工学(融合複合・新領域)における専門工学の内容は申請高等教育機関が規定するものとする)の知識と能力
環境都市工学科の学習・教育到達目標 1 数学,自然科学,情報技術および応用数学、応用物理、構造力学、水理学、地盤工学、コンクリート構造学、計画システム分析、河川・水資源工学などを通して,工学の基礎知識と応用力を身につける
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 実践性
学校目標 C(コミュニケーション) 日本語で記述,発表,討論するプレゼンテーション能力と国際的な場でコミュニケーションをとるための語学力の基礎能力を身につける
本科の点検項目 C-ⅲ 自分の考えを論理的に日本語の文章で記述できる
学校目標 D(工学基礎) 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識と応用力を身につける
本科の点検項目 D-ⅲ 情報技術を利用できる
本科の点検項目 D-ⅳ 数学,自然科学,情報技術および工学の基礎知識を専門分野の工学的問題解決に応用できる
学校目標 E(継続的学習) 技術者としての自覚を持ち,自主的,継続的に学習できる能力を身につける
本科の点検項目 E-ⅱ 工学知識,技術の修得を通して,継続的に学習することができる

教育方法等

概要:
情報通信技術の発達にともない,コンピュータの利用が必須となっている.技術者として必要と考えられるプログラミングの基礎知識を習得すると共に,データを解析して,理解しやすくレポートにまとめる技術の習得を目指す.
授業の進め方・方法:
授業は教員による説明と演習で構成します.
成績評価は学期末試験(60%),平素の学習状況(演習・課題・小テスト:40%)で行います.
注意点:
配布される課題により自学自習に取り組むこと.演習問題や課題は目標が達成されていることを確認し,返却します.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 演習室の利用方法とコンピュータを用いたデータ処理方法 コンピュータを用いたデータ処理方法について説明できる.
2週 プログラムの基本構造(1):プログラムの流れと条件分岐 プログラムの実行順序を理解し,条件分岐による制御ができる.
3週 プログラムの基本構造(2):様々な繰り返し処理 繰り返しを使ったプログラムの構造を作ることができる.
4週 シェルの利用とプログラミング環境 授業で使用するシェルの基本的な使い方を説明でき,プログラミング環境を整備する.
5週 Rubyによるプログラミング(1):式と変数,入出力の方法 Rubyを使って,データの入出力と簡単な計算のプログラムを正しく作成できる
6週 Rubyによるプログラミング(2):条件分岐の処理 Rubyを使って,条件分岐のあるプログラムを作ることができる.
7週 Rubyによるプログラミング(3):配列と繰り返し Rubyを使って,繰り返し処理のあるプログラムを作ることができる.
8週 Rubyによるプログラミング(4):配列と繰り返し Rubyを使って,配列と繰り返しを使ったデータ処理のプログラムを作ることができる.
4thQ
9週 Rubyによるプログラミング(5):総合演習 要求された処理に対するプログラムが作成できる。
10週 データの処理の方法(1):データ処理とレポートの取りまとめ わかりやすいレポートを作成することができる.
11週 データの処理の方法(2):表計算ソフトウエアの利用 表計算ソフトウエアを利用して簡単なデータ処理ができる
12週 データの処理の方法(3):ソフトウエアを利用したグラフの作成 Rubyを使って,テキストファイルとの入ソフトウエアを使って,グラフを作成することができる
13週 Rubyによるプログラミング(6):ファイルの入出力 Rubyを使って,テキストファイルとの入出力をするプログラムを作成することができる.
14週 Rubyによるプログラミング(7):ファイルの入出力 Rubyを使って,テキストファイルとの入出力をするプログラムを作成することができる.
15週 Rubyによるプログラミング(7):ファイルの入出力 Rubyからソフトウエアを操作して,データをグラフ化することができる.
16週

評価割合

試験課題小テスト合計
総合評価割合603010100
基礎的能力4020565
専門的能力2010535
分野横断的能力0000