ライフサイエンス

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 ライフサイエンス
科目番号 0002 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・生産システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 ①John T. Moore, Richard H. Langley, “Biochemistry for dummies” Wiley Publishing, Inc., ②鶴崎健一著 「暮らしとバイオ」 東京数学社/参考書:岡田隆夫著 「楽しく分かる生物・化学・物理」 羊土社,J. Koolman他著 川村越他訳 「カラー図解 見てわかる生化学」 メディカル・サイエンス・インターナショナル
担当教員 宇津野 国治,オラフ カートハウス

到達目標

地球的視点で生命とは何かについて化学と生物学の知識を使って理解することができる。それらの基礎知識をもとに現代の生命科学についての問題点を見いだし,さらにそれについて技術者がどのような社会的責任を負っているかを自分なりに考え,討論し,発表することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
地球的視点で生命とは何かについて化学と生物学の知識を使って理解することができる。地球的視点で生命とは何かについて化学と生物学の知識を使って理解することができる。地球的視点で生命とは何かについて化学と生物学の知識を使って概ね理解することができる。地球的視点で生命とは何かについて化学と生物学の知識を使って理解することができない。
それらの基礎知識をもとに現代の生命科学についての問題点を見いだし,さらにそれについて技術者がどのような社会的責任を負っているかを自分なりに考え,討論し,発表することができる。それらの基礎知識をもとに現代の生命科学についての問題点を見いだし,さらにそれについて技術者がどのような社会的責任を負っているかを自分なりに深く考え,活発に討論し,分かりやすく発表することができる。それらの基礎知識をもとに現代の生命科学についての問題点を見いだし,さらにそれについて技術者がどのような社会的責任を負っているかを自分なりに考え,討論し,発表することができる。それらの基礎知識をもとに現代の生命科学についての問題点を見いだせず,討論や発表をすることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生命とは何かということを化学と生物学の観点から考察し,遺伝子のしくみとそれに関連した技術についても学ぶ。また,生命科学に関する技術的あるいは倫理的問題についての議論や発表をしてもらう。
授業の進め方・方法:
生命についての化学的な説明はカートハウスが担当する。日本語と英語で行うので,辞書等を準備しておくこと。それ以外は宇津野が担当し,グループワークや発表を中心に進めていく。
成績評価は定期試験で行い,合格点は60点以上とする。ただし,注意点に書かれている事項に該当する場合には,定期試験の点数に依らない。定期試験が60点未満の者に対して再試験を実施するが,授業態度の悪い者は対象外とする。
注意点:
議論や発表を行うので,事前に関連する事項を調べること。議論に参加していない場合や発表を行わなかった場合には成績評価を60点未満とする。各回の講義を受ける前に4時間以上の予習・復習を行い,レポートを提出する必要がある。自学自習時間が不足した場合,単位の修得はできない。欠席する場合には,必ず事前にその理由を連絡すること。また,遅刻した場合には必ず理由を報告すること(報告がない場合には欠席扱いとなる)。レポートは講義の最初に回収するので,遅刻や欠席した場合にはレポートを持参して来室すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 生命誕生の謎 生命の起源について,化学進化の観点からいくつかの仮説を挙げることができる。
2週 細胞の構造と機能,
化学基礎,分子構造,主な生分子
(教科書① Chapter 1, 3)
細胞小器官について理解できる。
基本的な化学を理解できる。
3週 細胞の構造と機能,
化学基礎,分子構造,主な生分子
(教科書① Chapter 1, 3)
細胞小器官について理解できる。
基本的な化学を理解できる。
4週 pH, バッファ,化学反応
(教科書① Chapter 2)
化学結合や化学反応,pHなどの基本的な化学を理解できる。
5週 pH, バッファ,化学反応
(教科書① Chapter 2)
化学結合や化学反応,pHなどの基本的な化学を理解できる。
6週 タンパク質の構造
(教科書① Chapter 4, 5)
タンパク質の構造を理解することができる。
7週 タンパク質の構造
(教科書① Chapter 4, 5)
タンパク質の構造を理解することができる。
8週 酵素,活性化エネルギー
(教科書① Chapter 6)
酵素の機能を理解することができる。
2ndQ
9週 酵素,活性化エネルギー
(教科書① Chapter 6)
酵素の機能を理解することができる。
10週 遺伝子のしくみ
(教科書① Chapter 9, 15, 16, 17
 教科書② 第2章 2-2)
遺伝情報の流れを理解することができる。
11週 遺伝子のしくみ
(教科書① Chapter 9, 15, 16, 17
 教科書② 第2章 2-2)
遺伝情報の流れを理解することができる。
12週 遺伝子関連技術
(教科書② 第3章,第4章)
遺伝子関連技術について理解することができる。
13週 遺伝子関連技術
(教科書② 第3章,第4章)
遺伝子関連技術について理解することができる。
14週 生命科学と倫理
(教科書② 第5章)
生命科学に関する技術的あるいは倫理的問題を見出して自分なりに考察し,発表し,議論することができる。
15週 生命科学と倫理
(教科書② 第5章)
生命科学に関する技術的あるいは倫理的問題を見出して自分なりに考察し,発表し,議論することができる。
16週 定期試験

評価割合

定期試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力5050
専門的能力5050
分野横断的能力00