情報システム設計

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 情報システム設計
科目番号 117173 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 電子・生産システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 (教科書)広兼修 著「新版 プロジェクトマネジメント標準 PMBOK入門」オーム社 (参考図書)梅田弘之著「実践!プロジェクト管理入門」翔泳社 山田正樹著「実践アジャイル ソフトウェア開発法とプロジェクト管理」 ソフト・リサーチ・センター,J.Copline, N.Harrison, Prentice Hall: "Organizational Patterns of Agile software Development" 2004 (講義及び試験の内容水準確認のための参考資料)情報処理技術者試験 プロジェクトマネージャ試験
担当教員 土居 茂雄

到達目標

1) 開発プロジェクトの概要について理解し、説明できること。
2) 開発工程の概要について理解し、説明できること。
3) 開発工程の作業について理解し、説明できること。
4) 開発手法の種類と特徴について理解し、説明できること。
5) 開発プロジェクトの現状と問題点について理解し、説明できること。
6) SEの役割について理解し、説明できること。
7) 引合、説明会、調査、提案書作成、見積、提案、受注、契約、プロジェクト発足までの過程を理解し、説明できること。
8) PMBOKをベースとした、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理のマネジメント手法を理解し、説明できること。
9) プロジェクトの計画立案ができること。
10) スケジュール管理の応用ができること。
11) 情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案ができること。
12) 以下のデザイン能力を修得すること。
・問題設定力
・構想したものを図、文章、式、プログラム等で表現する能力
・公衆の健康・安全、文化、経済、環境、倫理等の観点から問題点を認識する能力およびこれらの問題点等から生じる制約条件下で解を見出す能力
・継続的に計画し実施する能力

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1開発プロジェクトの概要について適切に説明できる開発プロジェクトの概要について説明できる開発プロジェクトの概要について説明できない
評価項目2開発工程の概要について適切に説明できる開発工程の概要について説明できる開発工程の概要について説明できない
評価項目3開発工程の作業について適切に説明できる開発工程の作業について説明できる開発工程の作業について説明できない
評価項目4開発手法の種類と特徴について適切に説明できる開発手法の種類と特徴について説明できる開発手法の種類と特徴について説明できない
評価項目5開発プロジェクトの現状と問題点について適切に説明できる開発プロジェクトの現状と問題点について説明できる開発プロジェクトの現状と問題点について説明できない
評価項目6SEの役割について適切に説明できるSEの役割について説明できるSEの役割について説明できない
評価項目7引合、説明会、調査、提案書作成、見積、提案、受注、契約、プロジェクト発足までの過程を適切に説明できる引合、説明会、調査、提案書作成、見積、提案、受注、契約、プロジェクト発足までの過程を説明できる引合、説明会、調査、提案書作成、見積、提案、受注、契約、プロジェクト発足までの過程を説明できない
評価項目8PMBOKをベースとした、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、 品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理のマネジメント手法を適切に説明できる PMBOKをベースとした、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、 品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理のマネジメント手法を説明できるPMBOKをベースとした、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、 品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理のマネジメント手法を説明できない
評価項目9プロジェクトの計画立案が適切にできるプロジェクトの計画立案ができるプロジェクトの計画立案ができない
評価項目10スケジュール管理の応用が適切にできるスケジュール管理の応用ができるスケジュール管理の応用ができない
評価項目11情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案が適切にできる情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案ができる情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案ができない
評価項目12専門用語を英語で,英語の専門用語を日本語で適切に表現できる専門用語を英語で,英語の専門用語を日本語で表現できる専門用語を英語で,英語の専門用語を日本語で表現できない
評価項目13関連するデザイン能力を適切に利用できる関連するデザイン能力を利用できる関連するデザイン能力を利用できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報システム開発プロジェクトの計画・設計・開発における作業手順や作業内容の概要と開発手法を学びます。また、プロジェクトを円滑に遂行するための管理手法を、PMBOKをベースに学びます。さらに情報システム開発プロジェクトのトラブル事例をとりあげ、トラブルの原因や対策なども学びます。
授業の進め方・方法:
座学を中心に,情報システム構築に関する事例紹介を交えながら進めていきます.
達成目標に示す試験,小テスト・レポートを100点法で採点し,定期試験75%,小テスト・レポート25%の割合で評価します.
成績によっては,再試験を実施することがあります.
注意点:
自学自習時間として60時間を考え,本講義項目の達成目標に相当する課題を提示します.
演習課題を自学自習として取り組み,その結果をレポートで提出してください.
特別の理由がなく期限に遅れた場合,または合理的な理由があっても期限までに説明がない場合は,そのレポートは受領しません.
レポートの内容が不適切な場合には再提出を求めます.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 情報システム開発プロジェクト 情報システム開発プロジェクトの概要、工程の概要、工程の作業、開発手法の種類(ウォータフォールモデル、成長モデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデル、発展的プロトタイピングモデル、段階的配布モデル、アジャイル開発モデル)と特徴、開発プロジェクトの現状と問題点、開発プロジェクトに関わるSEの役割を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
2週 情報システム開発プロジェクト 情報システム開発プロジェクトの概要、工程の概要、工程の作業、開発手法の種類(ウォータフォールモデル、成長モデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデル、発展的プロトタイピングモデル、段階的配布モデル、アジャイル開発モデル)と特徴、開発プロジェクトの現状と問題点、開発プロジェクトに関わるSEの役割を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
3週 情報システム開発プロジェクト 情報システム開発プロジェクトの概要、工程の概要、工程の作業、開発手法の種類(ウォータフォールモデル、成長モデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデル、発展的プロトタイピングモデル、段階的配布モデル、アジャイル開発モデル)と特徴、開発プロジェクトの現状と問題点、開発プロジェクトに関わるSEの役割を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
4週 情報システム開発プロジェクト 情報システム開発プロジェクトの概要、工程の概要、工程の作業、開発手法の種類(ウォータフォールモデル、成長モデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデル、発展的プロトタイピングモデル、段階的配布モデル、アジャイル開発モデル)と特徴、開発プロジェクトの現状と問題点、開発プロジェクトに関わるSEの役割を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
5週 情報システム開発プロジェクト 情報システム開発プロジェクトの概要、工程の概要、工程の作業、開発手法の種類(ウォータフォールモデル、成長モデル、プロトタイピングモデル、スパイラルモデル、発展的プロトタイピングモデル、段階的配布モデル、アジャイル開発モデル)と特徴、開発プロジェクトの現状と問題点、開発プロジェクトに関わるSEの役割を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
6週 開発プロジェクト発足までの過程 引合、説明会、調査、提案書作成、見積、提案、受注、契約、プロジェクト発足までの過程を学び、これらを理解し、説明できるようになること。
7週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
8週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
2ndQ
9週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
10週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
11週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
12週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
13週 プロジェクトの展開と管理 PMBOKをベースに、統合管理、スコープ管理、スケジュール管理、コスト管理、品質管理、人的資源管理、コミュニケーション管理、リスク管理、調達管理を学び、これらのマネジメント手法を理解し、説明できるようになること。
また、スケジュール管理については、演習を通じてこれらの応用ができるようになること。
14週 トラブル事例 情報システム開発プロジェクトにおけるトラブル事例について、トラブルの内容、トラブルの原因、対策方法について学び、情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案ができること
15週 トラブル事例 情報システム開発プロジェクトにおけるトラブル事例について、トラブルの内容、トラブルの原因、対策方法について学び、情報システム開発プロジェクトの問題分析と評価および解決策の立案ができること
16週 定期試験

評価割合

定期試験小テスト・レポート合計
総合評価割合7525100
専門的能力7525100