応用英語Ⅰ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 応用英語Ⅰ
科目番号 0013 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 What Do You Mean? -Exploring Communication Gaps-
担当教員 若木 愛弓

到達目標

1. コミュニケーション分野の重要な概念について述べられた英文を正しく理解し、他者との文化的差異がコミュニケーション行為にもたらす影響について深く考察することができる。
2. 異文化理解・多文化共生の観点から社会を見つめ直す視点を養い、グローバル時代の技術者として必要な考え方や態度を身につける。
3. 学習内容についてポイントとなる語句や表現を用いつつ、日本語および毎分100語以上の英語で内容を説明することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1英文の意味とその内容の本質を正しく理解し、多様な視点から論理的な考察を加えることができる。英文の意味とその内容の本質を正しく理解し、論理的な考察を加えることができる。英文の意味とその内容の本質を概ね理解し、簡単な考察を加えることができる。左記に満たない。
評価項目2英文の内容と要点を正確に日本語で説明できる。英文の内容と要点を日本語で説明できる。英文の内容を日本語で説明できる。左記に満たない。
評価項目3相手の意見を適切な態度で聞くことができ、与えられたテーマについて重要語句を使いながら毎分100語以上の英語で話すことができる。相手の意見を適切な態度で聞くことができ、与えられたテーマについて重要語句を使いながら毎分80語程度の英語で話すことができる。相手の意見を適切な態度で聞くことができ、与えられたテーマについて重要語句を使いながら毎分60語程度の英語で話すことができる。左記に満たない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「コミュニケーション」をテーマにした英文を読み、異なる文化的背景をもつ相手とのやりとりにおける他者理解と自己表現のための重要な概念を理解する。
授業の進め方・方法:
授業はテキストの読解・解説、音読、問題演習、発表活動などを中心とする。解説は日本語で行うが、その他の指示や活動は概ね英語で行う。プリントを多用するため、学期末まで保管と管理を徹底すること。
注意点:
本科目のテキストは後期「異文化コミュニケーション」の補助教材として継続利用するため、取り扱いには十分注意すること。
授業内でTOEIC対策は行わないが、各自計画的に学習を進めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 [Nonverbal Communication]
Unit1 The Japanese Bow
日本人の「お辞儀」文化を客観的に捉え、意味や役割について考察する。
2週 Unit2 Smiles 「微笑み」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
3週 Unit3 Eye Contact 「視線」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
4週 Unit4 Touching Behavior 「接触」に対する考え方が文化によって異なることを知り、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
5週 Unit5 Hand Gestures 文化によって様々な「ジェスチャー」があることを知り、その意味や役割について考察する。
6週 Unit6 Body Movements 「体の動かし方」によって伝わる意味があることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
7週 Unit7 Space 物理的な「距離」にも意味が生じることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
8週 [Verbal Communication]
Unit8 Same Words Different Meaning
一つの言語を別の言語に正確に翻訳する難しさと限界を知り、どのような工夫が必要か提案する。
2ndQ
9週 Unit9 Intonation 同じ言葉でも、場面や状況によってアクセントやイントネーションが大きく変わることを知り、適切な表現方法を身につける。
10週 Unit10 Succinct or Elaborate 情報伝達の際、文化によって「簡潔さ」「丁寧さ」など何を重視するかが異なることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
11週 Unit11 Personal or Contextual 「個」を尊重する文化と「集団」を尊重する文化の性質の違いを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
12週 Unit12 Goal or Process Oriented 「結果重視」「プロセス重視」の文化的差異を理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
13週 Unit13 Sarcasm 「皮肉」が伝えるメッセージの性質を知り、意思伝達手段の一つとして理解する。
14週 Unit14 Politically Correct 人種や性に対する差別的な言葉が含む攻撃性や問題点を理解し、適切な言葉や態度を選択する考え方を身につける。
15週 Unit15 Social Networking Service
SNSの利点・欠点を客観的に把握し、適切なコミュニケーションのための考え方や態度を身につける。
16週 定期試験

評価割合

定期試験授業内の活動課題等合計
総合評価割合603010100
基礎的能力603010100
専門的能力0000
分野横断的能力0000