1. コミュニケーション分野の重要な概念について述べられた英文を正しく理解し、他者との文化的差異がコミュニケーション行為にもたらす影響について深く考察することができる。
2. 異文化理解・多文化共生の観点から社会を見つめ直す視点を養い、グローバル時代の技術者として必要な考え方や態度を身につける。
3. 学習内容についてポイントとなる語句や表現を用いつつ、日本語および毎分100語以上の英語で内容を説明することができる。
概要:
「コミュニケーション」をテーマにした英文を読み、異なる文化的背景をもつ相手とのやりとりにおける他者理解と自己表現のための重要な概念を理解する。
授業の進め方・方法:
授業はテキストの読解・解説、音読、問題演習、発表活動などを中心とする。解説は日本語で行うが、その他の指示や活動は概ね英語で行う。プリントを多用するため、学期末まで保管と管理を徹底すること。
注意点:
本科目のテキストは後期「異文化コミュニケーション」の補助教材として継続利用するため、取り扱いには十分注意すること。
授業内でTOEIC対策は行わないが、各自計画的に学習を進めること。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
[Nonverbal Communication] Unit1 The Japanese Bow |
日本人の「お辞儀」文化を客観的に捉え、意味や役割について考察する。
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2週 |
Unit2 Smiles |
「微笑み」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
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3週 |
Unit3 Eye Contact |
「視線」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
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4週 |
Unit4 Touching Behavior |
「接触」に対する考え方が文化によって異なることを知り、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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5週 |
Unit5 Hand Gestures |
文化によって様々な「ジェスチャー」があることを知り、その意味や役割について考察する。
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6週 |
Unit6 Body Movements |
「体の動かし方」によって伝わる意味があることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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7週 |
Unit7 Space |
物理的な「距離」にも意味が生じることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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8週 |
[Verbal Communication] Unit8 Same Words Different Meaning |
一つの言語を別の言語に正確に翻訳する難しさと限界を知り、どのような工夫が必要か提案する。
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2ndQ |
9週 |
Unit9 Intonation |
同じ言葉でも、場面や状況によってアクセントやイントネーションが大きく変わることを知り、適切な表現方法を身につける。
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10週 |
Unit10 Succinct or Elaborate |
情報伝達の際、文化によって「簡潔さ」「丁寧さ」など何を重視するかが異なることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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11週 |
Unit11 Personal or Contextual |
「個」を尊重する文化と「集団」を尊重する文化の性質の違いを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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12週 |
Unit12 Goal or Process Oriented |
「結果重視」「プロセス重視」の文化的差異を理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
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13週 |
Unit13 Sarcasm |
「皮肉」が伝えるメッセージの性質を知り、意思伝達手段の一つとして理解する。
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14週 |
Unit14 Politically Correct |
人種や性に対する差別的な言葉が含む攻撃性や問題点を理解し、適切な言葉や態度を選択する考え方を身につける。
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15週 |
Unit15 Social Networking Service
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SNSの利点・欠点を客観的に把握し、適切なコミュニケーションのための考え方や態度を身につける。
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16週 |
定期試験 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用能力の基礎固め | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 4 | |
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。 | 4 | |
英語の発音記号を見て、発音できる。 | 4 | |
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 4 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 4 | 前1,前2,前3 |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 4 | 前1,前2,前3 |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 4 | 前1,前2,前3 |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 4 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 4 | 前1,前2,前3 |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 4 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 4 | 前1,前2,前3,前15 |
英語運用能力向上のための学習 | 相手が明瞭に毎分100語程度の速度で、自分や身近なことについて基本的な表現を用いて話す場合、その内容を聴いて理解できる。 | 4 | 前8,前9 |
自分や身近なことについて、前もって準備をすれば毎分100語程度の速度で約1分間の口頭説明ができる。 | 4 | 前2,前3,前8,前9 |
相手が明瞭に毎分100語程度の速度で、繰り返しや言い換えを交えて話し、適切な助言、ヒント、促しなどが与えられれば、自分や身近なことについて口頭で簡単なやり取りや質問・応答ができる。 | 4 | 前5,前10 |
相手が明瞭に毎分120語程度の速度で、自分や身近なこと及び自分の専門に関する簡単な情報や考えを話す場合、その内容を聴いて理解できる。 | 4 | 前1,前4,前5,前15 |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報(例:実験成果など)や考えについて、前もって準備をすれば毎分120語程度の速度で約2分間の口頭説明ができる。 | 4 | 前4,前5,前13 |
相手が明瞭に毎分120語程度の速度で、繰り返しや言い換えを交えて話し、適切な助言、ヒント、促しなどが与えられれば、自分や身近なこと及び自分の専門に関する簡単な情報や考えについて口頭でやり取りや質問・応答ができる。 | 4 | 前6,前7,前11,前12,前14,前15 |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 4 | 前12 |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 4 | 前13 |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 4 | 前6,前7,前14 |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 4 | 前11,前15 |