中国文化論

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 中国文化論
科目番号 0071 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 環境システム工学専攻 対象学年 専2
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 自作テキスト
担当教員 山際 明利

到達目標

1)漢字の基本的な構造を理解し、それによって基本的な漢語を釈読できる。
2)中国史の概要を理解し、あわせて文明の発展についての観念を得る。
3)古代漢語の基本構造を理解し、それを応用して日本語での高度な論述ができる。
4)文藝形式の進展と、その背景としての社会体制の変化とについての観念を得る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
漢字の構造・漢語の釈読到達目標を充分に満たしている到達目標を必要な程度に満たしている到達目標を満たしていない
中国史の概要・文明の発展到達目標を充分に満たしている到達目標を必要な程度に満たしている到達目標を満たしていない
古代漢語の構造・日本語での論述到達目標を充分に満たしている到達目標を必要な程度に満たしている到達目標を満たしていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
漢文訓読を用いて典籍を読解する。
授業の進め方・方法:
正史の一である『三国志』を題材とし、主な伝を演習形式で読み進めることによって、国語力の向上に資すると共に中国文化の歴史的変遷に関する知識を得ることを目的とする。必要に応じて現代中国語の基礎的な知識にも言及する。
達成目標に関係する問題を定期試験において出題する。評価は定期試験70%、毎時閒の小レポート30%の割合で行なう。合格点は60点である。
事前事後の自学自習として配布のテキストを熟読し内容を記憶する。自学自習の成果は毎時間の小レポートで評価する。
注意点:
配布される教材を各自で熟読のこと。自学自習の成果は毎授業時間中に作成提出する小レポートで評価する。したがって出席状況が評価にも直接的に反映されるので、その点にも留意のこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 1.ガイダンス。中国史の基礎知識。 王朝史の概要を理解する。
2週 2.序論
 2-1 漢文と漢文訓読について
漢字、漢語に関する基礎的な槪念を理解する。
3週  2-2 三国時代史概説 三国時代史の概要を理解し、要約できる。
4週  2-3 『史記』『漢書』と正史とについて 正史の概要を理解し、説明できる
5週  2-4 陳壽と『三国志』とについて 『三国志』執筆の背景に関する知識を得る。
6週 3.紀伝体の体裁に親しむ
 「諸葛亮伝」の講読
列伝の基本的構成を理解する。
7週  「諸葛亮伝」の講読 古代漢語の一般的語法を理解する。
8週  「諸葛亮伝」の講読 歴史の中の人間存在に関する理解を得る。
4thQ
9週 4.紀伝体の読み方
 「文帝紀」と「賈詡伝」と
正史の基本的構成を理解する
人間の一般的あり方に関する理解を得る。
10週 5.闘争と文藝と
 「陳思王伝」の講読
建安文学の特質を記憶し、その歴史的意義を認識する。
11週 6.曹操をめぐる女性たち
 「皇妃伝」の講読
社会体制と人間のあり方との関係に関する認識を得る。
12週 7.「赤壁の戰」をめぐる詩と真実
 「周瑜伝」の講読
史実と文藝との関係に関する認識を得る。
13週  「周瑜伝」の講読 史実と文藝との関係に関する認識を得る。
14週 8.剛勇一代〜勇将の実像
 「張遼伝」の講読
古代漢語の釈読に慣れ、基本的な翻訳ができる。
15週  「張遼伝」の講読 古代漢語の釈読に慣れ、基本的な翻訳ができる。
16週 定期試験

評価割合

試験小レポート合計
総合評価割合7030100
基礎的能力502070
専門的能力10515
分野横断的能力10515