到達目標
1) PERTや線形計画法などの最適化手法を利用できる.
2) 信頼性工学,品質工学についての基礎知識を持ち,基礎的な問題が解ける.
3) 生産システムの現状と問題点について説明できる.
4) EMSやRMSなどのマネジメントシステムについて説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | PERTや線形計画法などの最適化手法をを利用でき、複雑な問題にも対応できる. | PERTや線形計画法などの最適化手法を利用できる. | PERTや線形計画法などの最適化手法を利用できない. |
評価項目2 | 信頼性工学,品質工学についての基礎知識を持ち,応用的な問題も解ける. | 信頼性工学,品質工学についての基礎知識を持ち,基礎的な問題が解ける. | 信頼性工学,品質工学についての基礎知識を持たず,基礎的な問題が解けない. |
評価項目3 | 生産システムの現状と問題点について,品質や環境を含めた広い視点から説明できる. | 生産システムの現状と問題点について説明できる. | 生産システムの現状と問題点について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
専攻科学生は将来,多様な研究開発分野や生産管理分野に進むので,生産システムの現状からスケジューリング手法,品質工学の基礎知識までを幅広く授業する.また,身近な課題などを題材にした演習問題を用意して理解を深める.
授業の進め方・方法:
授業は,自作プリントを用いた座学形式で進め,定期試験と課題のレポ-トで学習・教育目標の達成度を評価する.
試験結果8割,レポ-ト2割の基準で成績評価する.合格点は60点以上である.
成績評価が60点に満たない場合再試験を行う.再試験の8割を試験の点数とし,評価が59点以下の場合不合格,60点以上の場合60点(合格)として評価する.
注意点:
品質管理,生産管理の基礎知識があることが望ましい.授業には電卓を持参すること.
授業時間内でできなかった演習課題や理解できなかった部分は,自学自習で補うこと.
JABEE教育到達目標評価:定期試験(B-1: 40%,F-1: 60 %),課題(E-2: 50%,G-3: 50 %)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス,生産管理の現状と重要性 |
社会的な情勢に対して,生産管理技術や品質について学ぶ重要性を概説できる.
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2週 |
ジョブショップ型・スケジューリング手法 |
2機械および3機械のジョンソン法について理解し,基礎的な問題を解くことができる.
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3週 |
PERT/CPMによるプロジェクト・スケジューリング |
プロジェクトの工程表に対してPERT図を描くことができ,クリティカル・パスを求めることができる.
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4週 |
PERT/CPMによるプロジェクト・スケジューリング |
時間と金銭の制約条件の中で,クリティカル・パスの短縮について考えることができる.
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5週 |
線形計画問題(図解法) |
図解法により,2変数の最大化問題を解くことができる.
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6週 |
線形計画問題(シンプレックス法) |
シンプレックス法により,2変数の最大化問題を解くことができる.
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7週 |
信頼性工学(信頼度関数と故障率) |
信頼度関数について理解できる. ワイプル分布における故障率について理解できる.
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8週 |
信頼性工学(システムの構造と信頼性) |
各システムの構造と信頼度の関係について理解できる. システムの構造とサブシステムの故障率から,システム全体の信頼度が計算できる.
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2ndQ |
9週 |
信頼性工学(アベイラビリティと信頼性解析) |
システムの故障率とMTTRからアベイラビリティが計算できる. 信頼性解析手法について理解できる.
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10週 |
信頼性工学(演習) |
信頼性工学に関わる基礎的な演習問題を解くことができる.
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11週 |
品質工学(SN比) |
品質工学におけるSN比とは何か理解できる. SN比および感度の算出ができる.
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12週 |
品質工学(L18直交表) |
L18直行表の使い方が理解できる.
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13週 |
品質工学(演習) |
L18直行表を用いた最適条件の探索手法について理解できる.
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14週 |
これからの生産方式について |
SCMやCSRなど,現代の生産のキーとなる考え方について理解できる.
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15週 |
環境マネジメントシステムとリスクマネジメントシステム |
各種マネジメントシステムの概要と重要性について概説できる.
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 30 |
専門的能力 | 40 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 50 |
分野横断的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |