到達目標
1. 場面に応じた様々な英語表現を理解・習得し、それらを用いた会話や作文によって他者と意思疎通を図ることができる。
2. 自国文化と他国文化の差異や共通項に気づき、異文化間の相互理解・共生のための知識や態度を身につける。
3. 異文化理解のための外国語運用能力向上を図るものとして、TOEICスコア450-500点程度の英語力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限の到達レベルの目安(可) |
評価項目1 | 150/wpm程度で話される英語を正確に理解し、場面に応じた英語表現を用いて適切に応答することができる。または同程度の作文記述ができる。 | 150/wpm程度で話される英語の要点や意図を理解し、場面に応じた英語表現を用いて応答することができる。または同程度の作文記述ができる。 | 150/wpm程度で話す英語話者の意図を理解し、場面に応じた英語表現を選択することができる。 |
評価項目2 | 他国文化やその背景を深く理解し、自国文化との比較や異文化理解の考え方を踏まえて詳しく説明することができる。 | 他国文化やその背景を理解し、自国文化との比較に基づいて説明することができる。 | 他国文化やその背景を理解し、説明することができる。 |
評価項目3 | 十分な語彙と文法を習得し、必要な情報を正確かつ迅速に読み取る/聞き取ることができる。 | 語彙と文法を概ね習得し、必要な情報を正確に読み取る/聞き取ることができる。 | 語彙と文法を最低限習得し、情報を読み取る/聞き取ることができる。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (f) 論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (g) 自主的,継続的に学習できる能力
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 創造性
学習目標 Ⅲ 国際性
専攻科の点検項目 A-3 地球環境や社会における問題点を整理し,社会科学および人文科学の知識,概念,方法論に基づいて多様な観点から考えることができる
専攻科の点検項目 C-5 英語で簡単なコミュニケーションをとることができる
専攻科の点検項目 E-2 工学知識,技術の修得を通して,自主的・継続的に学習することができる
専攻科の点検項目 I-1 共同作業による責任と義務を認識し,状況に応じてリーダーやスタッフなどの役割を果たすことができる
教育方法等
概要:
1990年公開のアメリカ映画『ゴースト -- ニューヨークの幻』を題材とし、「質問」「断り」「提案」等の英語の機能表現を身につける。また、話者の置かれた状況や話者同士の関係性、文化的背景等を考慮しながら英語表現を学ぶことで、異文化理解や多文化共生への知見を深める。
授業の進め方・方法:
各課のポイントになる機能表現について学び、映画の映像や音声、スクリプトから必要な情報の聞き取り/読み取りを行う。また、登場する表現を用いた会話練習や英作文演習を通して総合的に英語力を向上させる。授業では適宜文法や語彙について解説するほか、それぞれの会話場面に隠れた文化的背景について解説する。必要に応じてプリント教材や課題等を配布する。また、定期的に語彙や表現についての小テストを実施する。
注意点:
・教科書と辞書を必ず持参すること。
・英語力伸長のためには、授業に加えて各自で継続的に学習を進めること。
・一部の授業では外部講師を招いた講話を予定しており、授業内容が変更されることがある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
Introduction Unit 1: 感想を求める/理由を尋ねる |
感想や意見を求め、理由を尋ねることができる。
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2週 |
Unit 2: 予定を尋ねる/断り |
相手に予定を尋ねることができる。相手を不快な思いをさせずに提案を断ることができる。
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3週 |
Unit 3: 提案/希望 |
相手との関係性によって適切な提案/希望の表現を選択することができる。
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4週 |
Unit 4: 勧誘/忠告 |
適切な助動詞を使い分けて勧誘/忠告ができる。
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5週 |
Unit 5: 推量/懇願 |
適切な助動詞を使い分けて推量ができる。様々な懇願の表現を習得する。
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6週 |
Unit 6: 伝達/不満 |
直接/間接話法の使い分けができる。場面に応じて相手に不満を伝えることができる。
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7週 |
Unit 1-6 Review |
映像や音声を見たり聞いたりして話者の心情や意図を把握することができる。ジェスチャーや表情の持つ意味、役割が理解できる。
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8週 |
到達度確認試験(記述) |
話者の意図を把握し、適切な応答ができる。
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4thQ |
9週 |
Unit 7: 謝罪/贈答 |
状況に応じた謝罪ができる。贈答に伴うやり取りができる。
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10週 |
Unit 8: 指摘・説明/賞賛 |
適切な指摘や説明ができ、相手を褒めることができる。
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11週 |
Unit 9: 挨拶/質問 |
質問を繰り返し、small talkを続けることができる。
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12週 |
Unit 10: 確認/願望 |
仮定法などの表現を効果的に用いて相手に願望を伝えることができる。
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13週 |
Unit 11: 警告/依頼 |
警告する表現を聞いて何を求められているか理解できる。
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14週 |
Unit 12: 別れ/気持ちを伝える |
別れに際して相手に感謝や好意を伝えることができる。
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15週 |
Unit 7-12 Review |
既習の表現を用いて英語で比較的長いやり取りを続けられる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 英語のつづりと音との関係を理解できる。 | 4 | |
英語の標準的な発音を聴き、音を模倣しながら発声できる。 | 4 | |
英語の発音記号を見て、発音できる。 | 4 | |
リエゾンなど、語と語の連結による音変化を認識できる。 | 4 | |
語・句・文における基本的な強勢を正しく理解し、音読することができる。 | 4 | |
文における基本的なイントネーションを正しく理解し、音読することができる。 | 4 | |
文における基本的な区切りを理解し、音読することができる。 | 4 | |
中学で既習の1200語程度の語彙を定着させるとともに、2600語程度の語彙を新たに習得する。 | 4 | |
自分の専門に関する基本的な語彙を習得する。 | 4 | |
中学校で既習の文法事項や構文を定着させる。 | 4 | |
高等学校学習指導要領に示されているレベルの文法事項や構文を習得する。 | 4 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 4 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 4 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 4 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 4 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 4 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 4 | |
毎分100語程度の速度で平易な物語文などを読み、その概要を把握できる。 | 4 | |
自分や身近なことについて100語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 4 | |
毎分120語程度の速度で物語文や説明文などを読み、その概要を把握できる。 | 4 | |
自分や身近なこと及び自分の専門に関する情報や考えについて、200語程度の簡単な文章を書くことができる。 | 4 | |
評価割合
| 定期試験 | 到達度確認試験 | 小テスト・課題等 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 20 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 50 | 20 | 30 | 100 |