到達目標
(1)現代日本経済の現状と問題点をグローバルな視点で考えることができ、21世紀の日本社会、国際社会への基本的な見通しをもてる。(2)社会科学の知識や概念、方法論を用いて、第二次大戦以後の日本経済の基本的な流れを歴史的、客観的に理解し、考えることが出来ること。基本的な歴史的事実を理解できること。また、国際関係や環境問題などの地球的視点も持てること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
授業達成項目に示された各事項を日本経済の発展過程に即して、歴史的、具体的に理解できること。また、経済学の概念について基本的事項からより進んだ項目について基本的に理解し、表現出来ること。戦後70年に及ぶ日本経済と世界経済の基本的な動向を理解して、21世紀の日本および世界経済について基本的な発展方向を見通せることあるいは見通しを持てるようになること。 | 先項目に完全ないしほぼ完全に達していること。文章等表現が出来ていること。 | 先に準ずる場合。 | 左記事項に不正確で明確な文章方言等がなされてない場合。 |
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学科の到達目標項目との関係
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (a) 地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (e) 種々の科学,技術および情報を利用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
JABEE基準1 学習・教育到達目標 (f) 論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力
学習目標 Ⅰ 人間性
学習目標 Ⅱ 創造性
学習目標 Ⅲ 国際性
専攻科の点検項目 A-3 地球環境や社会における問題点を整理し,社会科学および人文科学の知識,概念,方法論に基づいて多様な観点から考えることができる
専攻科の点検項目 C-3 日本語による実践的文書作成を,効果的,効率的に行うことができる
専攻科の点検項目 E-2 工学知識,技術の修得を通して,自主的・継続的に学習することができる
教育方法等
概要:
学習目標Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 本科の点検項目((環境・生産システム工学」教育プログラム学習・教育到達目標A-1、A-2、A-3,C-3,E-2 JABEE基準1学習・教育到達目標(a)(e)
授業の進め方・方法:
戦後の日本経済の発展過程を世界経済的な視野の中で考える。とくに高度成長を基軸にその構造・動態・変質などを中心に講義を進めていく。財政金融政策・産業政策や科学技術の発達さらにまた、それにともなう公害・環境問題資源問題等についても日本経済の成長メカニズムの中に位置づけて講義を進めていく。
注意点:
社会常識や高専本科5カ年間で履修する歴史学や社会科学的知識を前提とするため、あらかじめ学習しておくこと。また、新聞TVニュース等には日頃から関心を持っておくこ途が必要である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
経済学の対象と資本主義の発展段階 |
経済とは?資本主義発展の歴史過程とはを理解する。
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2週 |
第二次大戦後の日本と世界の経済。経済復興の時代。 |
戦後改革やIMF・GATT体制の成立の意味を学習。
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3週 |
日本の高度成長、欧州統合。 |
朝鮮戦争から高度成長へ。欧州経済の復興の特殊性をまなぶ。
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4週 |
日本と欧州の高度成長、アメリカ経済の変質。 |
日本と欧州の発展と対極のアメリカ経済を学習。
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5週 |
ベトナム戦争と高度成長後半期。 |
国際対立化の高度成長の意味を問う。
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6週 |
二つのショックと高度成長の終焉 |
ニクソン、オイルのダブルショックの意味を学習。
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7週 |
低成長と高度情報化社会への転換 |
高度成長以後の低成長時代を学主する。
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8週 |
1980年代の日本と世界経済。 |
ハイテク社会とイスラム問題などを学習する。
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4thQ |
9週 |
バブル経済への転換と日本社会の変貌。 |
レジャー産業と地上げ株高の意味を問う。
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10週 |
1990年代の日本と世界経済。 |
バブル崩壊とインターネット社会の意義を問う。
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11週 |
IT社会とバブル崩壊後の日本経済。 |
グローバリズムと日本社会と混乱を学習する。
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12週 |
行財政改革、骨太の改革と日本経済の立て直し。 |
バブル経済崩壊後の日本の再建計画の意義を学習する。
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13週 |
21世紀初頭の日本と世界経済。 |
リーマンショックから東北大震災頃の日本経済と世界経済の混乱を学習する。
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14週 |
「文明戦争」アベノミクスの登場 |
イスラム過激派の台頭ヤアベノミクスを学習する。
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15週 |
21世紀経済社会の展望 |
米英の単独行動、荒れ狂うイスラム社会、アベノミクスの今後を問う。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民 | 資本主義経済の特質や財政・金融などの機能、経済面での政府の役割について理解できる。 | 3 | |
現代社会の政治的・経済的諸課題、および公正な社会の実現に向けた現在までの取り組みについて理解できる。 | 3 | |
地歴・公民 | 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 3 | |
環境問題、資源・エネルギー問題、南北問題、人口・食糧問題といった地球的諸課題とその背景について理解できる。 | 3 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
基礎的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 20 | 0 | 0 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |