国語ⅠA

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語ⅠA
科目番号 0003 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代の国語』(筑摩書房)、新訂国語図説(京都書房)/その他教材プリントを授業中に配布
担当教員 時田 紗緒里

到達目標

1、論理的文章について、文章の種類を踏まえて、内容や構成、論理展開などを的確に捉えて要旨・要点を把握することができる。
2、文学的文章について、文章に描かれた人物や場面を把握し、展開・変化を理解することができる。
3、漢字・語句などの意味を理解し、文法的に正しく文章を書くことができる。
4、主観的文章と客観的文章を区別して、自分の意見・考えを書くことができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的文章について、文章の種類を踏まえて、内容や構成、論理展開などを的確に捉えて要旨・要点を把握することができる。論理的文章について、文章の種類を踏まえて、内容や構成、論理展開などを概ね把握することができる。論理的文章について、文章の種類を踏まえて、内容や構成、論理展開などを把握することができない
評価項目2文学的文章について、文章に描かれた人物や場面を把握し、展開・変化を理解しながら自分の意見・考えをまとめることができる。 文学的文章について、文章に描かれた人物や場面を把握し、展開・変化を理解することができる。文学的文章について、文章に描かれた人物や場面を把握し、展開・変化を理解できない。
評価項目3漢字・語句などの意味を理解して適切に文章で使用し、文法的に正しく文章を書くことができる。ある程度漢字・語句などの意味を理解し、文法的に正しく文章を書くことができる。漢字・語句などの知識が不十分かつ文法的に正しく文章を書くことができない。
評価項目4 主観的文章と客観的文章を明確に区別し、自分の意見・考えを書くことができる 主観的文章と客観的文章の区別ができ、箇条書きで自分の意見・考えを書くことができる 主観的文章と客観的文章の区別ができず、自分の意見・考えを書くことができない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
近代以降の文章を扱う。論理的な文章(評論文等)と、文学的な文章(小説、俳句、詩)を偏りなく扱う。また、実用的な文章、感想文、レポートなど、文章の目的や形式を理解して適切に文章が書けることを目指す。
授業の進め方・方法:
講義形式で進める。適宜、グループワークを行うことがある。
 評価は、前期・後期共に中間試験30%、定期試験30%、提出課題等40%(授業内課題を含む)の割合で評価する。年間評価は前期成績50%、後期成績50%。合格点は60点である。
前期・後期定期試験が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。(上限60点とする)また、学年末の評価が60点未満の場合は、再評価を行うことがある。再評価の場合の成績は、60点を上限とする。
注意点:
・授業で資料を配布するので、専用のプリントファイルを用意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
授業の目的・方針等を理解する。
2週 「サイエンスの視点、アートの視点」(斉藤亜矢) 客観的・論理的文章を読んで文章の構成・表現方法を理解することができる。
3週 「サイエンスの視点、アートの視点」(斉藤亜矢) 客観的・論理的文章を読んで筆者の主張を理解することができる。
4週 「サイエンスの視点、アートの視点」(斉藤亜矢) 客観的・論理的文章を読んで自分の意見・考えを持つことができる。
5週 「愛されすぎた白鳥」(小川洋子) 文学的文章を読んで文章の構成・表現方法を理解することができる。
6週 「愛されすぎた白鳥」(小川洋子) 文学的文章を読んで筆者の主張を理解することができる。
7週 主観的文章と客観的文章(評論文)の違い 文章の種類と読み方の違いを理解する。
8週 中間試験 これまでの学習内容を確認する。
2ndQ
9週 「ことばとは何か」(内田樹) 客観的・論理的文章を読んで文章の構成・表現方法を理解することができる。
10週 「ことばとは何か」(内田樹) 客観的・論理的文章を読んで筆者の主張を理解することができる。
11週 「ことばとは何か」(内田樹) 客観的・論理的文章を読んで自分の意見・考えを持つことができる。
12週 「恋の歌を読む」(俵万智)/俳句・短歌 近代以降を中心としたの韻文(俳句・短歌)の表現方法を理解する。
13週 読書感想文の書き方 読書感想文の書き方を理解する。(夏季休暇課題)
14週 俳句・短歌 近代以降を中心としたの韻文(俳句・短歌)の表現方法を理解する。
15週 俳句・短歌 近代以降を中心としたの韻文(俳句・短歌)の表現方法を理解する。

16週 (前期定期試験) これまでの学習内容を確認する。
後期
3rdQ
1週 要約文の書き方 文章要約の方法を理解する。
2週 「魔術化する科学技術」(若林幹夫) 客観的・論理的文章を読んで文章の構成・表現方法を理解することができる。
3週 「魔術化する科学技術」(若林幹夫) 客観的・論理的文章を読んで筆者の主張を理解し本文を要約することができる。
4週 実用的な文章の書き方 ・自分と相手との立場や場面によって適切に文章を書き分けることができる。
・敬語を正しく使うことができる
5週 実用的な文章の書き方② ・自分と相手との立場や場面によって適切に文章を書き分けることができる。
・敬語を正しく使うことができる
6週 「会話と対話」 客観的・論理的文章を読んで文章の構成・表現方法を理解することができる。
7週 「会話と対話」 客観的・論理的文章を読んで筆者の主張を理解し本文を要約することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情や作品の主題を理解する。
10週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情や作品の主題を理解する。
11週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情や作品の主題を理解する。
12週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情や作品の主題を理解する。
13週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情変化や作品の主題について自分の意見を持つことができる。
14週 「羅生門」(芥川龍之介) 文学的文章を通して登場人物の心情変化や作品の主題について自分の意見を持つことができる。
15週 文学のレポートの書き方 文学のレポートの書き方を理解する。
16週 (後期定期試験)

評価割合

定期試験中間試験提出課題等合計
総合評価割合303040100
一般的能力303040100