数学ⅠB

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 数学ⅠB
科目番号 0010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:3 後期:3
教科書/教材 教科書:高遠節夫他著「新基礎数学」(大日本図書) 補助教材:高遠節夫他著「新基礎数学問題集」(大日本図書)、自作プリント/参考図書:高等学校用の学習参考書「数学I」、「数学Ⅱ」 岡本和夫他著「新版基礎数学」(実教出版)、上野健爾他著「基礎数学」(森北出版)
担当教員 中野 渉,金澤 範雄

到達目標

次の内容を理解して基本的な計算問題を解くことができる。
1)数と式の計算、2)いろいろな関数(2次関数、べき関数、分数関数、無理関数、逆関数、指数関数、対数関数)、3)図形(点と直線)と式

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
数と式の計算について、その内容を理解して基本的な計算問題を解くことができる。数と式の計算について、ほとんどの計算問題を解くことができる。数と式の計算について、基本的な計算問題を解くことができる。数と式の計算について、基本的な計算問題を解くことができない。
いろいろな関数について、その内容を理解して基本的な計算問題を解くことができる。いろいろな関数について、ほとんどの計算問題を解くことができる。いろいろな関数について、基本的な計算問題を解くことができる。いろいろな関数について、基本的な計算問題を解くことができない。
図形(点と直線)と式について、その内容を理解して基本的な計算問題を解くことができる。図形(点と直線)と式について、ほとんどの計算問題を解くことができる。図形(点と直線)と式について、基本的な計算問題を解くことができる。図形(点と直線)と式について、基本的な計算問題を解くことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数と式の計算では平方根・複素数・分数式の計算、いろいろな関数では2次関数・べき関数・分数関数・無理関数・逆関数・指数関数・対数関数の性質と計算、図形(点と直線)と式では距離・内分点・直線の方程式の計算を習得します。
授業の進め方・方法:
授業では、創造工学科の基礎となる数学事項について説明し、問題演習によって理解を深めます。また、定期的に課題(問題集・プリント等)や小テストをおこなって定着を図ります。
成績は試験80%(内訳:中間試験40%、定期試験40%)、課題20%を総合して評価します。合格点は60点以上です。基準を満たさない場合は、再試験を行うことがあります。
注意点:
・科目の基礎として中学数学の知識を要する。必要に応じて復習し、基礎を確実に固めながら学習を進めること。
・授業進度が速いので、日々の予習・復習を必ずおこない、授業で扱う教科書の問題は一通り予習して授業に臨み、授業内容はその日のうちに理解するよう努めること。
・課題は締切を守って必ず提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実数、平方根の計算(1) 絶対値、根号の性質を理解して、それらを含む式の計算ができる。
2週 実数、平方根の計算(2) 絶対値、根号の性質を理解して、それらを含む式の計算ができる。
3週 複素数の計算(1) 複素数の性質を理解して、それらを含む式の計算ができる。
4週 複素数の計算(2) 複素数の性質を理解して、それらを含む式の計算ができる。
5週 2次関数のグラフ(1) 2次関数を標準形に直しグラフを書くことができる。
6週 2次関数のグラフ(2) 2次関数を標準形に直しグラフを書くことができる。
7週 2次関数の最大・最小 与えられた定義域での最大・最小値を求めることができる。
8週 中間試験 達成度を把握し、理解度の向上を図る。
2ndQ
9週 2次関数と2次方程式 2次関数のグラフを利用して2次方程式を解くことができる。
10週 2次関数と2次不等式 2次関数のグラフを利用して2次不等式を解くことができる。
11週 べき関数 べき関数および偶関数と奇関数の性質を理解する。
12週 分数関数(1) グラフの平行移動や仕組みを理解し、分数関数のグラフを書くことができる。
13週 分数関数(2) グラフの平行移動や仕組みを理解し、分数関数のグラフを書くことができる。
14週 無理関数 グラフの平行移動や仕組みを理解し、無理関数のグラフを書くことができる。
15週 逆関数 逆関数の性質を理解し、与えられた関数の逆関数を求めることができる。
16週
後期
3rdQ
1週 累乗根 累乗根の性質を理解する。
2週 指数の拡張 指数を有理数に拡張した指数法則を理解し、それらの計算ができる。
3週 指数関数(1) 指数関数を理解し、指数方程式・指数不等式を解くことができる。
4週 指数関数(2) 指数関数を理解し、指数方程式・指数不等式を解くことができる。
5週 指数関数(3) 指数関数を理解し、指数方程式・指数不等式を解くことができる。
6週 対数(1) 対数の性質を理解し、対数を用いた計算ができる。
7週 対数(2) 対数の性質を理解し、対数を用いた計算ができる。
8週 中間試験 達成度を把握し、理解度の向上を図る。
4thQ
9週 対数関数 対数関数を理解し、対数方程式・対数不等式を解くことができる。
10週 常用対数 常用対数のもつ意味を理解し、その計算ができる。
11週 2点間の距離と内分点 座標平面上の距離や内分点を求めることができる。
12週 直線の方程式、2直線の関係(1) 直線の方程式の表し方と2直線の関係を理解し、与えられた条件の方程式を求めることができる。
13週 直線の方程式、2直線の関係(2) 直線の方程式の表し方と2直線の関係を理解し、与えられた条件の方程式を求めることができる。
14週 円の方程式(1) 円の方程式とその表し方を理解し、与えられた条件における円の方程式を求めることができる。
15週 円の方程式(2) 円の方程式とその表し方を理解し、与えられた条件における円の方程式を求めることができる。
16週

評価割合

定期試験中間試験課題等合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100
専門的能力0000
分野横断的能力0000