到達目標
高専生活だけでなく、卒業後の社会人生活など、生涯を通じて大切となる「健康」に対して、お互いの議論を踏まえながら理解を深めていく
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
意欲・関心・態度 | より良い心身の健康な状態を保つことに意欲、関心があり、健康的で安全な社会生活を送るための学習に積極的に取り組んでいる。 | より良い心身の健康な状態を保つことに興味があり、健康的で安全な社会生活を送るための学習に取り組んでいる。 | より良い心身の健康な状態を保つことにあまり関心がなく、健康的で安全な社会生活を送るための学習意欲に乏しい。 |
思考・判断 | 学習した知識をどのように生かすかを主体的に考え、健康的で安全な社会生活を送るための適切な判断ができる。 | 学習した知識をどのように生かすかを考え、健康的で安全な社会生活を送るための判断ができる。 | 学習した知識を生かすかための考えに乏しく、健康的で安全な社会生活を送るための判断ができていない。 |
知識・理解 | 心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識を理解し、それを普段の学校生活に生かしてる。 | 心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識を理解している。 | 心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識の理解に乏しい。 |
学科の到達目標項目との関係
Ⅰ 人間性 1 Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性 2 Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性 3 Ⅲ 国際性
教育方法等
概要:
個人、及び学校や社会生活における健康・安全について理解を深めると共に、生涯を通じて自らの心身の健康を管理し、改善していける能力を育むことを目標とする。
①心身の健康の捉え方や交通安全、応急手当を含む「現代社会と健康」、②思春期や結婚生活など、発達段階に応じた「生涯を通じる健康」、③環境や労働など生活に密接した「社会生活と健康」の3つの観点から学習し、現在の学校生活、及び将来の社会生活において健康・安全の課題に直面した場合に、適切な思考・判断に基づいて行動し、自らの健康の維持・管理や健康的な社会環境づくりなどが実践できるようになるための基礎としての能力を育成することを目指す。
授業の進め方・方法:
各授業の最初の導入においては、前回の授業内容の復習および確認をする。そのため、前回の授業内容を事前に復習し、確認しておく必要がある。
注意点:
現代社会の多岐にわたる健康・安全の諸問題を基礎的・体系的に修得できるように、また授業をより深く理解するためにも、新聞や雑誌などの各種メディアから得られた情報に興味・関心をもつこと。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス 健康の考え方とそのすがた
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・授業内容、評価方法等を理解できる。 ・日本の健康水準や健康について説明できる。
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2週 |
健康に関する意志決定・行動選択・環境づくり 生活習慣病とがんの予防 |
・適切な意思決定・行動選択に必要なことを説明できる。 ・生活習慣病を理解し、その予防方法を説明できる。
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3週 |
運動と健康 食事と健康 |
・健康的な食生活について理解し、説明できる。 ・健康によい運動を理解し、説明できる。
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4週 |
休養・睡眠と健康 精神疾患の特徴とその予防・回復 |
・質のよい休養や睡眠について理解し、説明できる。 ・精神疾患の特徴とその予防についてを説明できる。
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5週 |
喫煙と健康 飲酒・薬物乱用と健康 |
・喫煙の健康への影響と対策を説明できる。 ・飲酒・薬物乱用の健康への影響と対策を説明できる。
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6週 |
現代の感染症とその予防 性感染症・エイズとその予防 |
・現在注意すべき感染症と感染症予防策を説明できる。 ・エイズを含む性感染症の予防策を説明できる。
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7週 |
性意識と性行動の選択 避妊法と人工妊娠中絶 |
・性の意識とその適切な行動の選択を説明できる。 ・避妊法や人工妊娠中絶を説明できる。
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8週 |
達成度レポート評価 |
テーマに対しての関心・理解度を把握するとともに、具体的な解決策を見出す。
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4thQ |
9週 |
結婚生活、中高年と健康 |
・結婚生活や中高年と健康について説明できる。
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10週 |
応急手当の基本と心肺蘇生法 怪我と熱中症の応急手当 |
・応急手当の意義とその基本、心肺蘇生法について、その意義と手順が理解できる。
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11週 |
医療サービスとその活用 医療品の制度とその活用 |
・保健医療サービスと医薬品の種類や使い方、安全対策について説明できる。
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12週 |
交通における安全と安全な社会 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染と健康 |
・交通の安全と安全な社会対策について説明できる。 ・大気、水質、土壌の汚染汚濁による影響、環境汚染の防止とその対策について説明できる。
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13週 |
環境と健康にかかわる対策 食品の安全性と食品衛生にかかわる活動 |
・環境汚染の防止とその対策について説明できる。 ・食品の安全性を理解し、衛生管理について説明できる。
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14週 |
働くことと健康 労働災害と健康的な職業生活 |
・職業人の健康問題の時代による変化・問題が説明できる。 ・労働災害と安全管理、健康管理について説明できる。
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15週 |
まとめ |
これまでの授業を振り返り、心身ともに健康的で、充実した学校生活を送れるようにする。
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16週 |
定期試験 |
これまでの授業の理解度を図る。
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評価割合
| 達成度レポート評価 | 定期試験 | 授業への貢献度 | 合計 |
総合評価割合 | 15 | 80 | 5 | 100 |
基礎的能力 | 15 | 80 | 5 | 100 |