科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 保健
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:1 後期:1
教科書/教材 「現代高等保健体育」大修館書店
担当教員 中島 広基,多賀 健

到達目標

現代社会の多岐にわたる健康、安全に関する基本的事項を継続的に修得できることを目標とする。
将来のエンジニアとして、今日的な健康問題を認識し、これを科学的な視点から正しく分析・判断し、適切に対処できる能力や態度を養うことを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
意欲・関心・態度より良い心身の健康な状態を保つことに意欲、関心があり、健康的で安全な社会生活を送るための学習に積極的に取り組んでいる。より良い心身の健康な状態を保つことに興味があり、健康的で安全な社会生活を送るための学習に取り組んでいる。より良い心身の健康な状態を保つことにあまり関心がなく、健康的で安全な社会生活を送るための学習意欲に乏しい。
思考・判断学習した知識をどのように生かすかを主体的に考え、健康的で安全な社会生活を送るための適切な判断ができる。学習した知識をどのように生かすかを考え、健康的で安全な社会生活を送るための判断ができる。学習した知識を生かすかための考えに乏しく、健康的で安全な社会生活を送るための判断ができていない。
知識・理解心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識を理解し、それを普段の学校生活に生かしてる。心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識を理解している。心身の健康や健康的で安全な社会生活を送るための正しい知識の理解に乏しい。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
個人、及び学校や社会生活における健康・安全について理解を深めると共に、生涯を通じて自らの心身の健康を管理し,改善していける能力を育むことを目標とする。
①心身の健康の捉え方や交通安全、応急手当を含む「現代社会と健康」、②思春期や結婚生活など、発達段階に応じた「生涯を通じる健康」、③環境や労働など生活に密接した「社会生活と健康」の3つの観点から学習し、現在の学校生活、及び将来の社会生活において健康・安全の課題に直面した場合に,適切な思考・判断に基づいて行動し,自らの健康の維持・管理や健康的な社会環境づくりなどが実践できるようになるための基礎としての能力を育成することを目指す。
授業の進め方・方法:
各授業の最初の導入においては、前回の授業内容の復習および確認をする。そのため、前回の授業内容を事前に復習し、確認しておく必要がある。
注意点:
現代社会の多岐にわたる健康・安全の諸問題を基礎的・体系的に修得できるように、また授業をより深く理解するためにも、新聞や雑誌などの各種メディアから得られた情報に興味・関心をもつこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 授業内容、評価方法等を理解できる。
2週 私たちの健康のすがたとそのとらえ方 日本の健康水準や健康について説明できる。
3週 健康と意思決定・行動選択とその環境づくり 適切な意思決定・行動選択に必要なことを説明できる。
4週 生活習慣病とその予防 生活習慣病を理解し、その予防方法を説明できる。
5週 食事と健康 健康的な食生活について理解し、説明できる。
6週 運動と健康 健康によい運動を理解し、説明できる。
7週 休養・睡眠と健康 質のよい休養や睡眠について理解し、説明できる。
8週 前期達成度試験 自身の達成度を把握するとともに今後の展望が持てる。
2ndQ
9週 喫煙・薬物乱用と健康 喫煙・薬物乱用の健康への影響と対策を説明できる。
10週 飲酒と健康 飲酒の健康への影響と対策を説明できる。
11週 欲求と適応規制 欲求の種類と欲求不満に対する適応機制の例を説明できる。
12週 心身の相関とストレスへの対処 心身の相関とストレスへの自分なりの対処法を考えることができる。
13週 応急手当の意義とその基本・心肺蘇生法 応急手当の意義とその基本、心肺蘇生についてその意義と手順が理解できる。
14週 日常的な応急手当 日常的な応急手当についてその意義と手順が理解できる。
15週 前期定期試験 前期の授業の理解度を図り、健康的な学校生活を送れるようにする。
16週
後期
3rdQ
1週 心の健康と自己実現 自己実現について説明できる。
2週 交通事故の現状と安全な社会づくり 交通事故の特徴や要因を説明できる。
3週 現代の感染症とその予防 現在注意すべき感染症と感染症予防策を説明できる。
4週 性感染症・エイズとその予防 エイズを含む性感染症の予防策を説明できる。
5週 結婚生活と健康 結婚生活において考慮すべき健康的観点を説明できる。
6週 家族計画と人工妊娠中絶 医療制度と保険、医療サービスの活用について説明できる。
7週 後期達成度試験 医薬品の種類や使い方、安全対策について説明できる。
8週 高齢者のための社会的な取り組み 自身の達成度を把握するとともに今後の展望が持てる。
4thQ
9週 医療制度とその活用・医薬品と健康 医療制度と保険、医療サービスの活用について説明できる。
医薬品の種類や使い方、安全対策について説明できる。
10週 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染と健康 大気、水質、土壌の汚染汚濁による影響について説明できる。
11週 健康被害の防止と環境対策 環境汚染の防止とその対策について説明できる。
12週 食品衛生活動・食品と環境の保健 食品の安全性を理解し、衛生管理について説明できる。
13週 働くことと健康 職業人の健康問題の時代による変化・問題が説明できる。
14週 労働災害と健康的な職業生活 労働災害と安全管理、健康管理について説明できる。
健康増進活動や余暇の意義について説明できる。
15週 後期定期試験 後期の授業の理解度を図り、心身ともに健康的で、充実した学校生活を送れるようにする。
16週

評価割合

達成度試験定期試験意欲・取り組み合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100