国語ⅠA

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語ⅠA
科目番号 0015 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選 現代の国語』(三省堂)/参考図書は適宜紹介する
担当教員 蓼沼 正美

到達目標

1.文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
2.文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を広くし、人間、社会、自然などについて考えを深めることができる。
3.文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
4.常用漢字の読みに慣れ、主な常用漢字を書くことができる。
5.語句の意味、用法を理解し、正しく使うことができる。
6.論理的な構成を工夫して、自分の考えを文章にまとめることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨をある程度的確に捉えることができる。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることがでない。
評価項目2文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を的確に深めることができる。 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方をある程度的確に深めることができる。文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができない。
評価項目3文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して的確に読み味わうことができる。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即してある程度的確に読み味わうことができる。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことができない。
評価項目4 常用漢字について、的確にその読みに慣れるとともに、主な常用漢字を書くことができる。 常用漢字について、ある程度的確にその読みに慣れるとともに、主な常用漢字を書くことができる。 常用漢字について、その読みに慣れるとともに、主な常用漢字を書くことができない。
評価項目5語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。語句の意味、用法を理解し、ある程度的確に使うことができる。語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができない。
評価項目6論理的な構成を工夫して、自分の考えを文章にまとめることができる。構成を工夫して、自分の考えを文章にまとめることができる。構成を工夫して、自分の考えを文章にまとめることができない。

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
近代以降の様々な文章、分けても現代の評論テクストを中心に、文学的なテクストも視野に入れながら、言語表現を通して多様な見方,考え方,感じ方にふれ,物事を総合的に捉えることのできる幅広い人間性と豊かな感性、判断力を育成する。
また表現活動についても、正しく書く技術、わかりやすく書く技術を育成する。
授業の進め方・方法:
 基本的には講義形式の一斉授業の形態を取るが、必要に応じて意見交換や討論の時間を設定する。
 評価については、中間試験35%、定期試験40%、提出課題等25%の割合で評価する。学年末に前期成績と後期成績とを通算平均して年間評価を求める。合格点は60点である。なお、前期成績及び学年末成績が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。この場合、再試験の成績は定期試験の成績に置き換えて再評価を行う。再評価を受けた場合の成績は、60点を上限とする。
注意点:
教科書およびノートは毎時間、国語便覧および国語辞典等は必要に応じて適宜準備する。授業で扱う教材については必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら再度教材にあたっておくこと。日頃から言語文化に関心を持つとともに、幅広い領域の読書活動を行うよう心掛けること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
評論を読む
「ぐうぜん、うたがう、読書のススメ」(川上未映子)
授業の目的・方針等を理解する。
語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
とができる。
2週 「ぐうぜん、うたがう、読書のススメ」(川上未映子) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
3週 「ぐうぜん、うたがう、読書のススメ」(川上未映子) 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
4週 「ありのままの世界は見えない」(田中真知) 語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
5週 「ありのままの世界は見えない」(田中真知) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
6週 「ありのままの世界は見えない」(田中真知) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
7週 「ありのままの世界は見えない」(田中真知) 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
8週 中間試験 これまでの授業内容について、様々な角度から説明することができる。
2ndQ
9週 評論を読む
「コインは円形か」(佐藤信夫)
語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
10週 「コインは円形か」(佐藤信夫) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
11週 「コインは円形か」(佐藤信夫) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
12週 「コインは円形か」(佐藤信夫) 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
13週 書くことの技術
正しい表現とは/わかりやすい表現とは
正しく、わかりやすく表現することができる。
14週 正しい表現とは/わかりやすい表現とは 正しく、わかりやすく表現することができる。
15週 正しい表現とは/わかりやすい表現とは 正しく、わかりやすく表現することができる。

16週 (前期定期試験)
後期
3rdQ
1週 文学的テクスト(俳句)を読む
近代俳句の系譜について
近代俳句の系譜について理解することができる。
2週 正岡子規 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
3週 河東碧梧桐 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
4週 高浜虚子 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
5週 飯田蛇笏、水原秋桜子、山口誓子 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
6週 中村草田男、加藤楸邨 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
7週 種田山頭火、尾崎放哉、西東三鬼 テクストとしての俳句に描かれた情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
8週 中間試験 これまでの授業内容について、様々な角度から説明することができる。
4thQ
9週 評論を読む
「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一)
語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
10週 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
11週 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
12週 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
13週 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一) 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
14週 「生物と無生物のあいだ」(福岡伸一) 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
15週 生命について考える「命は誰のものなのか」(柳澤桂子) 「生命の尊さ」について、考えを深めることができる。
16週 (後期定期試験)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。1
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。1
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。1
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。1
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。1
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。1
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。1
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。1
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。1
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。1
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。1
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。1
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。1
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。1

評価割合

定期試験中間試験課題合計
総合評価割合403525100
一般的能力403525100