国語Ⅱ(機械系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 国語Ⅱ(機械系)
科目番号 0016 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『高等学校現代文B』三省堂(補助教材として1年時に購入した『国語総合』も使用する)
担当教員 山際 明利

到達目標

・様々な問題について自分の考えをもち、筋道を立てて意見を述べることができる。
・相手や目的に応じて題材を選び、効果的な表現を考えて書くことができる。
・文章の内容を叙述に即して読み取ったり、必要に応じて要約したりできる。
・様々な文章を読むことで、ものの見方、感じ方、考え方を広げ深めることができる。
・初歩の漢文訓読技法を理解し、正しい書き下しができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
表現自分の考えを筋道立てて述べ、効果的に表現できる。自分の考えを述べ、ある程度効果的に表現できる。自分の考えを効果的に表現できない、また意見を持てない。
読解文章の内容を叙述に即して読み取り、必要に応じて的確に要約できる。文章の内容を間違いのない程度に読み取り、ある程度的確に要約できる。文章の内容を読み取ることができず、要約できない。
漢文訓点に従って漢文を的確に書き下すことが出来る。訓点の指示を理解できる。訓点の指示を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多様な文章に触れることを通して、国語を適切に表現し的確に理解する能力を高めるとともに、言語文化に対する関心を深め、言語感覚を豊かにし、国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。
教材として後期前半までは現代文を扱い、それ以降は漢文を扱う。
授業の進め方・方法:
教室での一斉座学。
定期試験45%、小テスト30%、提出課題20%、授業中の発言記録5%、以上を総合して評価する。合格点は60点である。なお特段の事情ある場合を除いて再試験は実施しない
注意点:
授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたっておくこと。
国語辞典を用意のこと。電子辞書を排除しないが、授業中に携帯電話を辞書として使用することは禁止する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス 授業の目的・方針等を理解する。。
2週 2.評論
2-1「文系と理系の壁はあるか」
論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
3週 2-1「文系と理系の壁はあるか」 論理的文章の基本的な用語・概念を理解する。
4週 2-2「「市民」のイメージ」 論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
5週 2-2「「市民」のイメージ」 論理的文章の基本的な用語・概念を理解する。
6週 2-3「ミロのヴィーナス」 論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
7週 2-3「ミロのヴィーナス」
(小テスト)
論理的文章の基本的な用語・概念を理解する。
8週 3.小説
3-1「山月記」
小説中の語意を的確に把握する。
2ndQ
9週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
10週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
11週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
12週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
13週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
14週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
15週 3-1「山月記」 文章表現の基本的事項を確認し、その知識を用いて的確に論述できる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 4.詩
4-1 近代詩について
近代詩の系譜に関する知識を記憶する。
2週 4-2 近代詩 近代詩の形式、表現方法、鑑賞方法を理解する。
3週 4-2 近代詩 近代詩の形式、表現方法、鑑賞方法を理解する。
4週 5.評論
5-1「ホンモノのおカネの作り方」
やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
5週 5-1「ホンモノのおカネの作り方」 やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
6週 5-2「人類による環境への影響」 やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
7週 5-2「人類による環境への影響」
(小テスト)
やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
8週 6.漢文入門
6-1 ガイダンス
6-2 故事成語
「漢文」の概念について記憶し、説明できる。
訓点の指示に従って正しく書き下しできる。
4thQ
9週 6-2 故事成語 返読文字、再読文字、助字について理解する。
10週 7.詩文
7-1 唐詩
近体詩の規則を記憶し、説明できる。
11週 7-1 唐詩 近体詩の規則を記憶し、説明できる。
12週 7-1 唐詩 訓点の指示に従って近体詩を正しく訓読できる。
13週 7-1 唐詩 訓点の指示に従って近体詩を正しく訓読できる。
14週 8.思想
8-1 論語
孔子の生涯と論語の構成とに関する知識を記憶する。
15週 8-1 論語 論語各章を正しく訓読できる。
16週 後期定期試験

評価割合

定期試験小テスト提出課題発言合計
総合評価割合4530205100
基礎的能力402515585
専門的能力555015
分野横断的能力00000