国語Ⅱ(応用化学・生物系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 国語Ⅱ(応用化学・生物系)
科目番号 0020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選 論理国語』(数研出版)※2年生で新規購入
『現代の国語』(数研出版)・『言語文化』(同)・『カラー版 新国語便覧』(第一学習社)※1年生の時に購入
その他、授業内で適宜指示・紹介する。
担当教員 河野 友哉

到達目標

1.(話す・聞く)目的や場に応じて、効果的に話したり的確に聞き取ったりすることができる。
2.(書く)論理の構成や展開を工夫し、論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめることができる。
3.(読む)文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読むことができる。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。
4.(伝統的な言語文化と国語の特質)伝統的な言語文化に関する事項・言葉の特徴やきまりに関する事項・漢字に関する事項に関する知識・技能を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.(話す・聞く)目的や場に応じて、効果的に話したり的確に聞き取ったりすることができる。目的や場に応じて、効果的に話したり的確に聞き取ったりすることが一定程度はできる。目的や場に応じて、効果的に話したり的確に聞き取ったりすることができない。
2.(書く)論理の構成や展開を工夫し、論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめることができる。論理の構成や展開を工夫し、論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめることが一定程度はできる。論理の構成や展開を工夫し、論拠に基づいて自分の考えを文章にまとめることができない。
3.(読む)文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読むことができる。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことができる。文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読むことが一定程度はできる。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことが一定程度はできる。文章の内容や形態に応じた表現の特色に注意して読むことができない。文章に描かれた人物、情景、心情などを表現に即して読み味わうことができない。
4.(伝統的な言語文化と国語の特質)伝統的な言語文化に関する事項・言葉の特徴やきまりに関する事項・漢字に関する事項に関する知識・技能を身につけている。伝統的な言語文化に関する事項・言葉の特徴やきまりに関する事項・漢字に関する事項に関する知識・技能を一定程度は身につけている。伝統的な言語文化に関する事項・言葉の特徴やきまりに関する事項・漢字に関する事項に関する知識・技能を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で的確に理解し効果的に表現する資質・能力を次のとおり育成することを目指す。
①生涯にわたる社会生活に必要な国語の知識や技能を身に付けるとともに、我が国の言語文化に対する理解を深めることができるようにする。
②論理的に考える力や深く共感したり豊かに想像したりする力を伸ばし、他者との関わりの中で伝え合う力を高め、自分の思いや考えを広げたり深めたりすることができるようにする。
③言葉がもつ価値への認識を深めるとともに、生涯にわたって読書に親しみ自己を向上させ、我が国の言語文化の担い手としての自覚をもち、言葉を通して他者や社会に関わろうとする態度を養う。
授業の進め方・方法:
①教科書・ノートは毎時間必ず持参してください。国語便覧等が必要になる場合は、事前に指示します。
②授業で扱う教材について、特に予習は必要ありません。特段の事前準備が必要になる場合は、事前に指示します。
③授業の中では「実際に手(と頭)を動かして文・文章を書く時間」・「考えたことを発信・交流する時間」を極力設けます。
④授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたって学習内容の定着に努めてください。

★成績評価は、到達度試験(前後期)30%・定期試験(前後期)35%・提出課題等35%の割合で行います。
※評価点が6割に満たない場合は、各期末において再試験を実施することがあります。
その場合、「再試験の点数」か「その期末定期試験」かのいずれか高い方を期末試験の点数として読み替えた上で成績評価を行います。
但し、再試験を受けた場合の評価点は60点が上限となります。
注意点:
☆授業の進行に応じて、ノート点検を行う可能性があります。
☆期限を過ぎた提出課題等は、原則として受け取りません。
ですが、病気や事故、忌引等やむを得ない事情がある場合はその旨申し出てください。都度対応を考えたいと思います。
(大事なことは、きちんと事情を自分から教員に申し出ることです。他者に伝える・理解してもらうための労力を惜しまないこと。)

※今回新しく購入した『精選 論理国語』の教科書、1年生の時に購入した『現代の国語』及び『言語文化』の教科書は、来年度(令和8年度)の「国語Ⅲ」でも使います。
失くしたり捨てたりしないよう、保管には注意してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・初回オリエンテーション 「国語Ⅱ」の目的・方針・注意事項を理解する。授業や成績評価についての一般的諸注意について、十分な理解を行う。1年時の「国語ⅠA」の学びを踏まえて、2年生の「国語Ⅱ」で何を・どのように学ぶのかについての認識を形成できる。
2週 ・評論1「手の変幻」(清岡卓行)① 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
3週 ・評論1「手の変幻」(清岡卓行)② 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
4週 ・評論1「手の変幻」(清岡卓行)③ 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
5週 ・韻文1『春と修羅』(宮沢賢治)より一篇①
※プリント教材
近代の韻文作品の読解を通して、散文体とは違った形式で表される、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
6週 ・韻文1『春と修羅』(宮沢賢治)より一篇②
・韻文2『春と修羅』(宮沢賢治)より一篇①
※プリント教材
近代の韻文作品の読解を通して、散文体とは違った形式で表される、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
7週 ・韻文2『春と修羅』(宮沢賢治)より一篇②
※プリント教材
近代の韻文作品の読解を通して、散文体とは違った形式で表される、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
8週 到達度試験(前期中間試験) これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
2ndQ
9週 ・小説1『山月記』(中島敦)①
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
10週 ・小説1『山月記』(中島敦)②
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
11週 ・小説1『山月記』(中島敦)③
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
12週 ・小説1『山月記』(中島敦)④
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
13週 ・小説1『山月記』(中島敦)⑤
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
14週 ・小説1『山月記』(中島敦)⑥
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
15週 前期のまとめ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。前期の授業について、学習内容の理解・消化を行う。
16週 前期定期試験 これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
後期
3rdQ
1週 ・国語表現Ⅱ《「書くこと」の学習》① 言葉の単位(文・段落)に関する文法的事項について、知識及び技能を身につける。
2週 ・小説2「富嶽百景」(太宰治)①
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
3週 ・小説2「富嶽百景」(太宰治)②
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
4週 ・小説2「富嶽百景」(太宰治)③
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
5週 ・小説2「富嶽百景」(太宰治)④
※プリント教材
近現代の小説作品の読解を通して、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
6週 ・国語表現Ⅱ《「書くこと」の学習》② 言葉の単位(文・段落)に関する文法的事項について、知識及び技能を身につける。
7週 ・国語表現Ⅱ《「書くこと」の学習》③ 言葉の単位(文・段落)に関する文法的事項について、知識及び技能を身につける。
8週 到達度試験(後期中間試験)
これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
4thQ
9週 ・評論2「偶然とは何か」(竹内啓)① 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
10週 ・評論2「偶然とは何か」(竹内啓)② 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
11週 ・評論2「偶然とは何か」(竹内啓)③ 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
12週 ・評論3「未来世代への責任」(岩井克人)① 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
13週 ・評論3「未来世代への責任」(岩井克人)② 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
14週 ・評論3「未来世代への責任」(岩井克人)③ 問題提起と主題、例示や論理構成、レトリックなどを的確に捉えることができる。
15週 ・後期のまとめ 後期の授業について、学習内容の理解・消化を行う。
16週 後期定期試験 これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

到達度試験(中間試験)定期試験提出課題等合計
総合評価割合303535100
基礎的能力303535100