国語Ⅱ(情報科学・工学系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国語Ⅱ(情報科学・工学系)
科目番号 0035 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選 論理国語』(三省堂)・『精選 言語文化』(三省堂)※一年時に購入・『カラー版 新国語便覧』(第一学習社)※一年時に購入 その他、授業内で適宜指示・紹介する。
担当教員 河野 友哉

到達目標

1.論理的な文章について、その構成に注意し、論理展開や要旨を捉えることができる。
2.文学的な表現について、その情景・心情・特徴などを捉えることができる。
3.語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。
4.設定された課題に関する調査を行い、結果を文章として報告できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を捉えることができる。論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を的確に捉えることができる。論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨をある程度捉えることができる。論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を的確に捉えることができない。
2.文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを捉えることができる。文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを的確に捉えることができる。文学的な表現について、その情景、心情、特徴などをある程度捉えることができる。文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを的確に捉えることができない。
3.語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色をある程度捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができない。
4.設定された課題に関する調査を行い、結果を文章として報告できる。的確に調査および報告を行うことができる。調査および報告をある程度行うことができる。調査および報告を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
近代以降の様々な文章を的確に理解し、適切に表現する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、進んで読書することによって、国語の向上を図り人生を豊かにする態度を育てる。
授業の進め方・方法:
①教科書・ノートは毎時間必ず持参してください。国語便覧等が必要になる場合は、事前に指示します。
②授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておいてください。それ以外の予習が必要な場合は、事前に指示します。
③授業の中では「実際に手を動かして文(章)を書く時間」・「考えたことを発信・交流する時間」を極力設けたいと考えています。
④授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたって学習内容の定着に努めてください。

★成績評価は、定期試験(前後期)40%・到達度試験(前後期)40%・提出課題等20%の割合で行います。
※評価点が6割に満たない場合は、各期末において再試験を実施することがあります。
その場合、「再試験の点数」か「その期末定期試験」かのいずれか高い方を期末試験の点数として採用し、成績評価を行います。
但し、再試験を受けた場合の評価点は60点が上限となります。
注意点:
☆授業の進行に応じて、ノート点検を行う可能性があります。
☆期限を過ぎた提出課題等は、原則として受け取りません。ですが、病気や事故、忌引等やむを得ない事情がある場合はその旨申し出てください。都度対応を考えたいと思います。

※今回新しく購入した『精選 論理国語』(三省堂)は、来年度(令和6年度)の「国語Ⅲ」でも使います。失くしたり捨てたりしないよう、保管に注意してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ・初回オリエンテーション
・評論1「論理力と思考力」①
「国語Ⅱ」の目的・方針・注意事項を理解する。
抽象的な概念を表す言葉の役割について考える。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。
2週 ・評論1「論理力と思考力」②
 
抽象的な概念を表す言葉の役割について考える。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。
3週 ・評論1「論理力と思考力」③ 抽象的な概念を表す言葉の役割について考える。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。
4週 ・評論1「論理力と思考力」④
・評論2「病と科学」①
抽象的な概念を表す言葉の役割について考える。文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。科学評論の読解を通して、科学・技術と社会の関係について理解を深める。
5週 ・評論2「病と科学」② 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。科学評論の読解を通して、科学・技術と社会の関係について理解を深める。
6週 ・評論2「病と科学」③ 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。科学評論の読解を通して、科学・技術と社会の関係について理解を深める。
7週 ・評論2「病と科学」④ 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。科学評論の読解を通して、科学・技術と社会の関係について理解を深める。
8週 到達度試験(前期中間試験) これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
2ndQ
9週 ・評論2「病と科学」⑤
・小説1『羅生門』(芥川龍之介)①
文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を的確に捉えることができる。科学評論の読解を通して、科学・技術と社会の関係について理解を深める。近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
10週 ・小説1『羅生門』(芥川龍之介)② 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
11週 ・小説1『羅生門』(芥川龍之介)③ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
12週 ・小説1『羅生門』(芥川龍之介)④ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
13週 ・小説1『羅生門』(芥川龍之介)⑤ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
14週 ・小説1『羅生門』(芥川龍之介)⑥ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
15週 前期のまとめ 前期の授業について、学習内容の理解・消化を行う。
16週 前期定期試験 これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
後期
3rdQ
1週 ・評論3「言葉がつくる女と男」① 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。言語に関する評論の読解を通して、言語行為の意味について理解・思索を深める。
2週 ・評論3「言葉がつくる女と男」② 文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。言語に関する評論の読解を通して、言語行為の意味について理解・思索を深める。
3週 ・評論3「言葉がつくる女と男」③
・国語表現 《「書くこと」の学習》①
文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。言語に関する評論の読解を通して、言語行為の意味について理解・思索を深める。学習した評論文について、設定された課題を小論文としてまとめる。
4週 ・国語表現 《「書くこと」の学習》②
学習した評論文について、設定された課題を小論文としてまとめる。
5週 ・国語表現 《「書くこと」の学習》③
・小説2『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(村上春樹)①(※教科書非掲載)
学習した評論文について、設定された課題を小論文としてまとめる。近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
6週 ・小説2『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(村上春樹)② 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
7週 ・小説2『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(村上春樹)③ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
8週 到達度試験(後期中間試験)
これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。
4thQ
9週 ・小説2『四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて』(村上春樹)④
・小説3『山月記』(中島敦)①(※教科書非掲載)
近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。インターネットから文献を入手し、手許で利用可能にする手順を実践し、身に着ける。
10週 ・小説3『山月記』(中島敦)② 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
11週 ・小説3『山月記』(中島敦)③ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
12週 ・小説3『山月記』(中島敦)④ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
13週 ・小説3『山月記』(中島敦)⑤ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
14週 ・小説3『山月記』(中島敦)⑥ 近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。
15週 ・小説3『山月記』(中島敦)⑦
・後期のまとめ
近現代の小説作品の読解を通して、登場人物の心情の変化を理解し、ものの見方・感じ方・考えを深めることができる。後期の授業について、学習内容の理解・消化を行う。
16週 後期定期試験 これまでの授業内容について、理解・定着の度合を確認する。

評価割合

定期試験到達度試験(中間試験)提出課題等合計
総合評価割合404020100
一般的能力404020100