到達目標
・論理的な文章について、その論理の展開や要旨を的確に捉えることができる。
・文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などについて、的確に捉えることができる。
・様々な文章を通して、人間、社会、自然などについて自分の考えを深めたり、発展させたりすることができる。
・語句の意味、用法を的確に理解し、語彙を豊かにするとともに、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 論理的な文章を客観的に理解することができる。 | 論理的な文章を理解することができる。 | 論理的な文章を理解することができない。 |
評価項目2 | 文学的な文章を多角的に鑑賞することができる。 | 文学的な文章を鑑賞することができる。 | 文学的な文章を鑑賞することができない。 |
評価項目3 | 現代日本語の知識を適切に活用して表現することができる。 | 現代日本語の知識を活用して表現することができる。 | 現代日本語の知識を活用して表現することができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近代以降の様々な文章や作品を読解し鑑賞する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、人生を豊かにする態度を育てる。また、言語文化に対する関心を深め、言語感覚を豊かにし、積極的に国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。
授業の進め方・方法:
授業は座学講義で行い、必要に応じて課題を課す。授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたっておくようにすること。
中間試験35%、定期試験40%、提出課題等25%の割合で評価する。合格点は60点である。なお、学年末成績が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。但し、再試験を受けた場合の成績は、前期成績及び学年末成績とも、60点を上限とする。
注意点:
日頃から言語文化に関心を持つとともに、幅広い領域の読書活動を行うよう心掛けること。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の目的・方針等を理解する。
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2週 |
「トースト絵画」(大竹伸朗)(1) |
作品の読解を通して、筆者のものの見方、考え方を理解することができる。
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3週 |
「トースト絵画」(大竹伸朗)(2) |
評論としての論理の展開や、その要旨を的確にとらえることができる。
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4週 |
「トースト絵画」(大竹伸朗)(3) |
文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
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5週 |
「物語るという欲望」(内田樹)(1) |
作品の読解を通して、筆者のものの見方、考え方を理解することができる。
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6週 |
「物語るという欲望」(内田樹)(2) |
評論としての論理の展開や、その要旨を的確にとらえることができる。
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7週 |
「物語るという欲望」(内田樹)(3) |
文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
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8週 |
前期中間試験 |
達成度を把握し、復習を行って理解度を上げる。
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2ndQ |
9週 |
夏目漱石について |
近代文学における夏目漱石の位置付けを理解することができる。
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10週 |
「こころ」(夏目漱石)(1) |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
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11週 |
「こころ」(夏目漱石)(2) |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
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12週 |
「こころ」(夏目漱石)(3) |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
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13週 |
「こころ」(夏目漱石)(4) |
作品を通し、人生や社会に対する見方や考え方を深めることができる
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14週 |
「こころ」(夏目漱石)(5) |
作品を通し、人生や社会に対する見方や考え方を深めることができる
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15週 |
「こころ」(夏目漱石)(6) |
作品を通し、人生や社会に対する見方や考え方を深めることができる
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16週 |
前期定期試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
「異時代人の目」(若桑みどり)(1) |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
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2週 |
「異時代人の目」(若桑みどり)(2) |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
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3週 |
「異時代人の目」(若桑みどり)(3) |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
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4週 |
「科学・技術と生活空間」(村上陽一郎)(1) |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
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5週 |
「科学・技術と生活空間」(村上陽一郎)(2) |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
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6週 |
「科学・技術と生活空間」(村上陽一郎)(3) |
論理の展開や要旨を的確に捉え、筆者の発想や視点、論の構成を理解することができる。
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7週 |
「科学・技術と生活空間」(村上陽一郎)(4) |
論理的な文章を展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができる。
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8週 |
後期中間試験 |
達成度を把握し、復習を行って理解度を上げる。
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4thQ |
9週 |
森鷗外について |
近代文学における森鴎外の位置付けを理解することができる。
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10週 |
「舞姫」(森鷗外)(1) |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
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11週 |
「舞姫」(森鷗外)(2) |
長編小説の特色を理解し、登場人物の行動や心理を読み取ることができる。
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12週 |
「舞姫」(森鷗外)(3) |
擬古文による小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉えることができる。
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13週 |
「舞姫」(森鷗外)(4) |
擬古文による小説の文体や修辞について、その表現上の特色を捉えることができる。
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14週 |
「舞姫」(森鷗外)(5) |
登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
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15週 |
「舞姫」(森鷗外)(6) |
登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
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16週 |
後期定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 前4 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前4,前7 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 前15 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 前8 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前8 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 前7 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 後7 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 前7 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 前7 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 後15 |
評価割合
| 定期試験 | 中間試験 | 課題等 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 35 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 40 | 35 | 25 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |