到達目標
1.論理的な文章について、その構成に注意し、論理展開や要旨を捉えることができる。
2.文学的な表現について、その情景・心情・特徴などを捉えることができる。
3.語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。
4.設定された課題に関する調査を行い、結果を文章として報告できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を捉えることができる。 | 論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を的確に捉えることができる。 | 論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨をある程度捉えることができる。 | 論理的な文章について、文章構造や論理展開、要旨を的確に捉えることができない。 |
2.文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを捉えることができる。 | 文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを的確に捉えることができる。 | 文学的な表現について、その情景、心情、特徴などをある程度捉えることができる。 | 文学的な表現について、その情景、心情、特徴などを的確に捉えることができない。 |
3.語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。 | 語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができる。 | 語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色をある程度捉えることができる。 | 語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができない。 |
4.設定された課題に関する調査を行い、結果を文章として報告できる。 | 的確に調査および報告を行うことができる。 | 調査および報告をある程度行うことができる。 | 調査および報告を行うことができない。 |
学科の到達目標項目との関係
Ⅰ 人間性 1 Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性 2 Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性 3 Ⅲ 国際性
教育方法等
概要:
近代以降の様々な文章や作品を読解し鑑賞する能力を高めるとともに、今日的な課題について知見を広げる。論理的な思考の基礎となる国語としての日本語に関心を持ち、語彙力やコミュニケーション能力を高める。ものの見方、考え方を深め、異なる立場の人を理解する、人間性や国際性を育む。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式の一斉授業の形態を取るが、自ら能動的に学ぶ姿勢も重視し、意見交換や発表などの時間も設ける。毎回、授業の最初に漢字小テストを実施する。語句の意味調べが事前にできない場合は、授業中に持参した辞書を活用してもよい。評価については、中間達成度試験40%、定期試験40%、平常活動20%の割合とする。平常活動には小テスト・提出物・グループ討議・授業参加態度などが含まれる。合格点は60点である。なお、前期成績及び学年末成績が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。但し、再試験を受けた場合の成績は、前期成績及び学年末成績とも、60点を上限とする。
注意点:
教科書・ノート(プリント)は毎時間持参すること。国語便覧、国語辞典(電子辞書可)等は、必要に応じて適宜準備をすること。プリントは配布されたら必ず記名し紛失しないように。予告なしにノート(プリント)検査を行う場合があります。漢字小テストは原則毎回実施なので、準備を怠らないこと。5回実施ごとに、基準以下の者は再テストを行います。提出課題等は、期限厳守。やむを得ない事情があって期限までに提出できない場合はTeamsのチャットで連絡してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス コラム「ネガティブ・ケイパビリティ…」 |
授業の進め方等の説明。情報社会の中で、ネガティブ・ケイパビリティという生き方について考える。
|
2週 |
※戯曲 「シェークスピア四大悲劇」 |
世界的な名作について概要を知り教養を高める。登場人物の心情を理解し、ネガティブ・ケイパビリティへの理解を深める
|
3週 |
評論 「『対話』の言葉をつくる」
|
社会的視点から言葉についての考察を行い、言語の変遷について考えを深め、自分の意見を持つことができる。
|
4週 |
評論 「『対話』の言葉をつくる」 |
社会的視点から言葉についての考察を行い、言語の変遷について考えを深め、自分の意見を持つことができる。
|
5週 |
評論 「『対話』の言葉をつくる」 |
社会的視点から言葉についての考察を行い、言語の変遷について考えを深め、自分の意見を持つことができる。
|
6週 |
コラム「『人新生』に生きる」 |
経済との関わりから社会的課題について考える。地球環境問題について知識を広げ、考えを深めることができる。
|
7週 |
コラム「『人新生』に生きる」 |
経済との関わりから社会的課題について考える。地球環境問題について知識を広げ、考えを深めることができる。
|
8週 |
到達度試験(中間試験) |
これまでの授業内容を確認する。
|
2ndQ |
9週 |
※テスト返却 小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
10週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
11週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
12週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
13週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
14週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
15週 |
※小説「こころ」 |
文学的な文章の読解に必要な語彙力を身に着ける。明治の知識階級について知り、登場人物の心情の変化を理解する。
|
16週 |
前期定期試験 |
これまでの授業内容を確認する。
|
後期 |
3rdQ |
1週 |
評論 「『文化が違う』とは何を意味するのか? |
これからの国際社会の課題について考える。宗教を一つの題材として「文化相対主義」と「自文化中心主義」について考察を深める。
|
2週 |
評論 「『文化が違う』とは何を意味するのか? |
これからの国際社会の課題について考える。宗教を一つの題材として「文化相対主義」と「自文化中心主義」について考察を深める。
|
3週 |
評論 「『文化が違う』とは何を意味するのか? |
これからの国際社会の課題について考える。宗教を一つの題材として「文化相対主義」と「自文化中心主義」について考察を深める。
|
4週 |
コラム「誰かの靴を履いてみること」 |
英国のシティズンシップ・エデュケーションを通して国際社会における「エンパシー」の重要性について考える。
|
5週 |
評論 「恐怖とは何か」 |
心について様々な視点から考える。人はなぜ「恐怖」を感じるのか、「自我」との関わりから理解する。
|
6週 |
評論 「恐怖とは何か」 |
心について様々な視点から考える。人はなぜ「恐怖」を感じるのか、「自我」との関わりから理解する。
|
7週 |
評論 「恐怖とは何か」 |
心について様々な視点から考える。人はなぜ「恐怖」を感じるのか、「自我」との関わりから理解する。
|
8週 |
到達度試験(後期中間試験) |
これまでの授業内容を確認する。
|
4thQ |
9週 |
テスト返却 評論 「ある〈共生〉の経験から」 |
筆者の経験について理解し、極限状況における「共生」について考察する。
|
10週 |
評論 「ある〈共生〉の経験から」 |
筆者の経験について理解し、極限状況における「共生」について考察する。
|
11週 |
評論 「ある〈共生〉の経験から」 |
筆者の経験について理解し、極限状況における「共生」について考察する。
|
12週 |
資料読解「『真水』はわずか二・五% |
「リスク社会」の観点から、身近な水の問題を考える。また、現代社会におけるリスクを自己の視点で発見し考察する。
|
13週 |
資料読解「『真水』はわずか二・五% |
「リスク社会」の観点から、身近な水の問題を考える。また、現代社会におけるリスクを自己の視点で発見し考察する。
|
14週 |
評論「学問のすすめ」 |
明治時代の歴史的な文章に触れ、「学問のすすめ」の意義を「実学」を手がかりに考える。
|
15週 |
評論「学問のすすめ」 |
明治時代の歴史的な文章に触れ、「学問のすすめ」の意義を「実学」を手がかりに考える。
|
16週 |
後期定期試験
|
これまでの授業内容を確認する。
|
評価割合
| 中間達成度試験 | 定期試験 | 平常活動 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 40 | 20 | 100 |
一般的能力 | 40 | 40 | 20 | 100 |