到達目標
人文・社会科学的な視点から人間、社会、文化について多面的に理解し、国際社会の一員として社会的諸問題の解決に向けて主体的に貢献する自覚と素養を培う。
人間活動や科学技術の役割と影響に関心を持ち、幸福とは何かを追究しながら、技術者として社会に貢献する自覚と素養を培う。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
生命倫理学の基本用語・論点を理解し、それを用いて自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、自分で資料等を収集した上で、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容を理解しようとせず、独りよがりな自分の考えを述べる。 |
環境倫理学の基本用語・論点を理解し、それを用いて自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、自分で資料等を収集した上で、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容を理解しようとせず、独りよがりな自分の考えを述べる。 |
技術者倫理の基本用語・論点を理解し、それを用いて自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、自分で資料等を収集した上で、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容をよく理解し、基本用語を適切に使用し、自分の考えを述べることができる。 | 講義の内容を理解しようとせず、独りよがりな自分の考えを述べる。 |
学科の到達目標項目との関係
Ⅰ 人間性 1 Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性 2 Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性 3 Ⅲ 国際性
教育方法等
概要:
現代の倫理に関わる諸問題を取り上げ、その各々について倫理学がどのように考えようとしているのかを講義する。取り上げられるトピックスは、生命倫理、環境倫理、技術者倫理を対象とする。
授業の進め方・方法:
内容が多岐に渡る為、適宜プリントを配布するので、教科書は使用しない。ただし、参考図書に目を通すことが望ましい。
注意点:
トピックスとして取り上げる現代の諸問題には、明確な一つの解答が存在する訳ではない。それ故に、受講者は「自分で」注意深く考えなければならない。というのも、これらの問題群について考えることは、完全な唯一の正解ではなく、複数解の中から最適解を求める工学の思考方法と類似しているからである。
受講者は講義中に取り上げられたトピックスに関連するニュース等に関心を抱き、講義時間外にも自分の考えを検討・整理する時間を必ず持ち、自分でノートにまとめる等、自学自習に取り組むこと(学修単位のため必須)。その成果については、講義中に課すレポートや定期試験によって評価する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.倫理学的に考えるとは? |
倫理学的な思考の性質を理解できる。
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2週 |
2.倫理学の基礎理論 |
倫理学の基礎理論について理解できる。
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3週 |
3.生命倫理の基礎 |
生命倫理の基本事項について理解できる。
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4週 |
4.臓器移植(1) |
臓器移植の諸問題について理解できる。
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5週 |
5.臓器移植(2) |
臓器移植の諸問題について理解できる。
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6週 |
6.臓器移植(3) |
臓器移植の問題について理解できる。
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7週 |
7.臓器移植(4) |
臓器移植の諸問題について理解し、自分の考えをもつことができる。
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8週 |
8.中間評価 |
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2ndQ |
9週 |
9.着床前診断(1) |
着床前診断の諸問題について理解できる。
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10週 |
10.着床前診断(2) |
着床前診断の諸問題について理解できる。
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11週 |
11.着床前診断(3) |
着床前診断の諸問題について理解し、自分の考えをもつことができる。
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12週 |
12.尊厳死(1) |
尊厳死が問題となっている状況について理解することができる。
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13週 |
13.尊厳死(2) |
尊厳死の諸問題について理解することができる。
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14週 |
14.尊厳死(3) |
尊厳死の諸問題について理解することができる。
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15週 |
15.尊厳死(4) |
尊厳死の諸問題について理解し、自分の考えをもつことができる。
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16週 |
定期試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
評価割合
| 中間評価 | 定期試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 35 | 40 | 25 | 100 |
基礎的能力 | 35 | 40 | 25 | 100 |