国語Ⅲ(都市・環境系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 国語Ⅲ(都市・環境系)
科目番号 0073 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選論理国語』(三省堂)/参考図書は適宜紹介する
担当教員 山際 明利

到達目標

1、論理的な文章について、その論理の展開や要旨を捉えることができる。
2、文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などを捉えることができる。
3、語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
1、論理的な文章について、その論理の展開や要旨を捉えることができる。論理的な文章について、その論理の展開や要旨を的確に捉えることができる。論理的な文章について、その論理の展開や要旨をある程度的確に捉えることができる。論理的な文章について、その論理の展開や要旨を的確に捉えることができない。
2、文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などを捉えることができる。文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などを的確に捉えることができる。文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などをある程度的確に捉えることができる。文学的な文章について、その登場人物、情景、心情などを的確に捉えることができない。
3、語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色をある程度的確に捉えることができる。語句の意味、用法を理解し、文体や修辞などの表現上の特色を的確に捉えることができない。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
 近代以降の様々な文章や作品を読解し鑑賞する能力を高めるとともに、ものの見方、感じ方、考え方を深め、人生を豊かにする態度を育てる。また、言語文化に対する関心を深め、言語感覚を豊かにし、積極的に国語を尊重してその向上を図る態度を育てる。
授業の進め方・方法:
 基本的には講義形式の一斉授業の形態を取るが、必要に応じて意見交換や討論の時間を設定する。
 中間達成度試験35%、定期試験35%、提出課題25%、授業中の言語活動5%の割合で評価する。合格点は60点である。なお、前期成績及び学年末成績が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。但し、再試験を受けた場合の成績は、前期成績及び学年末成績とも、60点を上限とする。
注意点:
 教科書、ノートは毎時間、国語便覧、国語辞典等は、必要に応じて適宜準備をする。授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたっておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス
2.評論
2-1 ミロのヴィーナス
授業の目的・方針等を理解する。
語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
2週 2-1 ミロのヴィーナス
文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
3週 2-2 「市民」のイメージ
文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
4週 2-3 情報ネットワーク社会
文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
5週 2-3 情報ネットワーク社会 語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
6週 2-4 流言とメディア 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
7週 2-4 流言とメディア
(達成度試験)
文章の構成や展開に注意して、主題や要旨を捉えることができる。
8週 3.小説(補助教材)
3-1 夏目漱石について
夏目漱石に関する事項を記憶する。
2ndQ
9週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
10週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
11週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
12週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
13週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
14週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
15週 3-2 こころ 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 4.評論
4-1 「である」ことと「する」こと
語句の意味、用法を理解し、的確に使うことができる。
2週 4-1 「である」ことと「する」こと 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
3週 4-1 「である」ことと「する」こと 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
4週 4-1 「である」ことと「する」こと 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
5週 4-2 恐怖とは何か 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
6週 4-2 恐怖とは何か 文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
7週 4-3 恐怖とは何か
(達成度試験)
文章を読んでものの見方、感じ方、考え方を深めることができる。
8週 5.小説(補助教材)
5-1 森鷗外について
森鷗外に関する事項を記憶する。
4thQ
9週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
10週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
11週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
12週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
13週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
14週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
15週 5-2 舞姫 文学的な文章について、それを展開する上での語句の意味、用法を的確に理解することができるとともに、登場人物のものの見方、感じ方、考え方を理解することができる。
16週 後期定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前1,前5,後9
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前4,前7,後15
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3後6,後7
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3後6,後7
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3後6,後7

評価割合

中間達成度試験定期試験提出課題言語活動合計
総合評価割合3535255100
一般的能力3535255100