日本事情入門

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 日本事情入門
科目番号 0076 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:レジュメ・資料等を配布する/参考図書:桂島宣弘編『留学生のための日本事情入門』文理閣、三浦香苗他『アカデミックプレゼンテーション入門』ひつじ書房、『クイズ日本事情』(独立行政法人日本学生支援機構大阪日本語教育センター)、『現代用語の基礎知識2018』(自由国民社)/参考資料:独立行政法人日本学生支援機構HP「留学生支援情報」、日本語能力試験N1
担当教員 佐々木 彩

到達目標

1.日本の社会・文化・風土、歴史等に関する基本的な知識を習得し、自国との比較的観点から説明できる。
2.現代日本社会が抱える問題点について説明できる。
3.与えられた課題に積極的に取り組み、日本語を駆使して適切に表現することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.日本の社会・文化・風土・歴史等に関する基本的な知識を習得し、自国との比較的観点から説明できる。 日本の社会・文化・風土・歴史等に関する基本的な知識を習得し、自国との比較的観点から説明できる。日本の社会・文化・風土・歴史等に関する基本的な知識を習得し、自国との比較的観点から一応説明できる。日本の社会・文化・風土・歴史等に関する基本的な知識を習得し、自国との比較的観点から一応説明できない。
2.現代日本社会が抱える問題点について説明できる。 現代日本社会が抱える問題点について説明できる。現代日本社会が抱える問題点について一応説明できる。現代日本社会が抱える問題点について一応説明できない。
3.与えられた課題に積極的に取り組み、日本語を駆使して適切に表現することができる。 与えられた課題に積極的に取り組み、日本語を駆使して適切に表現することができる。与えられた課題に積極的に取り組み、日本語を駆使して一応適切に表現することができる。与えられた課題に積極的に取り組み、日本語を駆使して一応適切に表現することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
来日留学生が充実した学生生活を過ごせるように、日本の社会、文化、風土、歴史等に関する基礎的な知識を身につけさせ、それと同時に、日本と自国の慣習、文化、宗教等の差異についても客観的に説明できる力をつけさせることを目的とする。
授業の進め方・方法:
授業は、教員による説明、レポート作成に基づいた口頭発表及び討論によって進める。
成績は、小テスト20%、課題(レポート提出等)40%、発表20%、討論20%の総合評価で、60点以上を合格とする。
注意点:
履修者は外国人留学生に限定する。
履修者は、日頃より日本語の新聞等に触れ、日本の社会問題や社会情勢に関心をもつよう心がけることが望ましい。
授業で扱うテーマについて、図書館等利用し、レポート作成あるいは口頭発表の準備をすることが自学自習となる。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.覚えておきたい日本語の表現 日本語の表現についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
2週 2.留学生のための法律常識 契約、労基法などに関する基礎知識を習得する。
3週 3.生活事情 生活事情についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
4週 4.交通事情 交通事情についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
5週 5.食生活事情 食生活事情についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
6週 6.日本の生活事情等に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
7週 7.季節を楽しむ年中行事① 季節や観光についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
8週 8.季節を楽しむ年中行事② 季節や観光についての知識を習得し、自国との相違点を認識し、日本語で的確に表現できる。
2ndQ
9週 9.日本の芸能 芸能(歌舞伎、落語など)について理解し、自国の伝統文化との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
10週 10.日本の祭り 祭りについて理解し、自国の伝統文化との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
11週 11.日本の伝統文化に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
12週 12.日本の教育 教育観について理解し、自国民の価値観との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
13週 13.日本の大学 日本の大学の特徴、大学生活等について理解し、自国民の価値観との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
14週 14.日本の教育に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
15週 15.まとめ 最終レポート作成・提出
16週
後期
3rdQ
1週 1.現代日本と世界とのつながり 現代日本と世界とのつながりについて理解し、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
2週 2.現代日本の音楽・映画事情 現代日本の音楽・映画事情について理解し、、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
3週 3.現代日本の大衆娯楽 現代日本の大衆娯楽について理解し、、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
4週 4.娯楽に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
5週 5.現代日本の家族観 現代日本の家族観について理解し、自国民の価値観との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
6週 6.日本人の宗教観 日本人の宗教観について理解し、自国民の価値観との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
7週 7.家族観・宗教観に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
8週 8.働く人々の諸問題 働く人々の諸問題について理解し、自国民の価値観との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
4thQ
9週 9.日本の政治と経済① 日本の政治と経済について理解し、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
10週 10.日本の政治と経済② 日本の政治と経済について理解し、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
11週 11.憲法と平和問題 憲法と平和問題について理解し、自国との相違点を認識し、日本語で適切に表現できる。
12週 12.日本の政治・経済に関する発表 学生が課題テーマに関してプレゼンを行い、日本語によって論理的に議論することができる。
13週 13.日本のあゆみ① 第二次世界大戦前の日本の歴史について理解し、日本語で適切に表現できる。
14週 14.日本のあゆみ② 第二次世界大戦後の日本の歴史について理解し、日本語で適切に表現できる。
15週 まとめ 最終レポート作成・提出
16週

評価割合

小テスト課題発表討論合計
総合評価割合20402020100
基礎的能力20402020100
専門的能力00000
分野横断的能力00000