経済学

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 経済学
科目番号 0090 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 多田 光宏,村上 明子

到達目標

①経済学の基本概念や関連用語を説明できるようになること。
②経済学の具体的な活かし方を説明できるようになること。
③様々な側面から「自己」を見出し経済活動との関係性を考えることで、現代社会で生きていくための広い視野を養うこと。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(不可)
経済学的事項について正確に認識理解し、説明できているかどうかを評価する。また、事実関係や事項が論理的に無理なく説明されているか、論旨が正確で理解されうるものかなどを評価する。なお、経済学と関連する科目で理解認識された知識が活用されている場合は高く評価することがある。経済学的事項を正確に理解し説明できること。自分自身の意見を積極的に展開し、論理的に結論を導き出している。文章表現が適切であることなど。優のレヴェルに到達していないが、理解内容が経済学的事項について、概ね説明が出来ている。左記事項に不正確で明確な文章表現等がなされていない場合。

学科の到達目標項目との関係

 Ⅰ 人間性  1 Ⅰ 人間性
 Ⅱ 実践性  2 Ⅱ 実践性
 Ⅲ 国際性  3 Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
学習目標Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ 本科の点検項目((環境・生産システム工学」教育プログラム学習・教育到達目標A-ⅰ、A-ⅱ、E-ⅲ JABEE基準1学習・教育到達目標
授業の進め方・方法:
経済とはより良い生活を求める人々の営みであり、経済学はその仕組みや可能性を議論する学問です。この講義では、経済学の学問体系の特徴と活かし方について考えていきます。
基本事項の説明はPowerPointで行います。授業で使用したスライド資料は公開するので、復習に活用してください。受講の際には必ずノートまたはルーズリーフを用意して「ポイント・ノート」を作成するようにしてください。期末試験では各自が作成した「ポイント・ノート」のみ持ち込み可とします。
なお、考察内容の報告や学習内容の確認として「振り返り自己チェック」を合計10回行います。「振り返り自己チェック」での考察・質問・要望は、次回講義でフィードバックします。「振り返り自己チェック」は評価ツールであると同時に教員とのコミュニケーションツールでもあります。積極的に活用してください。
注意点:
3年次に使用した「政治・経済」(東京書籍)の記載事項を前提に説明するので、参考資料として活用してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス,経済学の基礎1:経済学の可能性 授業内容の確認、「経済学」という学問体系のイメージを掴む。
2週 経済学の基礎2:経済学の誕生 経済学がどのように発展してきたのかを説明出来るようになる。
3週 経済学の基礎3:経済学の系譜とその世界 三大経済思想の概要を確認する。
4週 学問体系を理解する1:「ミクロ経済学」とは? ミクロ経済学の特徴と市場メカニズムを確認する。
5週 学問体系を理解する2:「マクロ経済学」の論点 マクロ経済学の考え方と基本用語を説明できるようになる。
6週 中間総括1:アベノミクスを考える これまでの学習内容を踏まえながら、実際の経済政策を評価する。
7週 学問体系を理解する3:教育と外部性 「外部経済」について学ぶと同時に応用経済学の意義を実感する。
8週 学問体系を理解する4:廃棄物の行方と外部不経済 「外部不経済」について理解し、その具体例と対処法を確認する。
4thQ
9週 国際経済を考える1:コーヒーの話 国際貿易の基本を理解した上で、現実に行われている貿易の構造的な課題を説明できるようになる。
10週 国際経済を考える2:「途上国」と「先進 各国の経済状況に格差がある状況がなぜ継続してきたのか、歴史的・構造的に説明できるようになる。
11週 国際経済を考える3:グローバル危機の教訓 過去に起こったグローバル危機の特徴を構造的に説明できるようになる。合わせて、現在懸念されている課題を確認する。
12週 中間総括2:国際社会から見た日本 経済活動だけでない幅広い視野と関係指標をもとに、日本の国際的な地位を検討する。
13週 日本の経済を考える1:イノベーションとアントレプレナー なぜ近年「イノベーション主導型経済」が求められているのか、その意義を説明できるようになる。
14週 日本の経済を考える2:「働き方」を考える 現代日本の労働慣行を確認し、課題を考察する。
15週 スタディガイド これまでの論点を総括し、今後の活動に役立つであろう関連情報を確認する。
16週 定期試験

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合500020300100
基礎的能力500020300100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000