国語Ⅱ(情報科学・工学系)

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 国語Ⅱ(情報科学・工学系)
科目番号 0092 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 創造工学科(一般科目) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 『精選現代文B』大修館書店、『国語総合 改訂版(古典編)』大修館書店/国語便覧および国語辞典。その他、授業中に適宜指示する。
担当教員 片山 ふゆき

到達目標

・様々な問題について自分の考えをもち、筋道を立てて意見を述べることができる。
・相手や目的に応じて題材を選び、効果的な表現を考えて書くことができる。
・文章の内容を叙述に即して読み取ったり、必要に応じて要約したりできる。
・様々な文章を読むことで、ものの見方、感じ方、考え方を広げ深めることができる。
・初歩の漢文訓読技法を理解し、正しい書き下しができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
表現自分の考えを筋道立てて述べ、効果的に表現できる。自分の考えを述べ、ある程度効果的に表現できる。自分の考えを効果的に表現できない、また意見を持てない。
読解文章の内容を叙述に即して読み取り、必要に応じて的確に要約できる。文章の内容を間違いのない程度に読み取り、ある程度的確に要約できる。文章の内容を読み取ることができず、要約できない。
漢文訓点に従って漢文を的確に書き下すことが出来る。訓点の指示を理解できる。訓点の指示を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
多様な文章に触れることを通して基礎的な読解力を身につけ、あわせて論理的に考え、話し、書く力を養う。また、やや難易度の高い文章の文意を把握するための応用的な読解法に関しても理解を深める。
教材として後期前半までは現代文を扱い、それ以降は漢文を扱う。
授業の進め方・方法:
授業で扱う教材については、必ず授業前に目を通しておき、授業後は教授された内容を確認しながら、再度教材にあたっておくようにすること。なお、国語便覧、国語辞典、漢和辞典等の準備については、適宜指示する。
中間試験35%、定期試験40%、提出課題等25%の割合で評価する。合格点は60点である。なお、学年末成績が60点未満の場合は、再試験を実施することがある。但し、再試験を受けた場合の成績は、前期成績及び学年末成績とも、60点を上限とする。
注意点:
日頃から言語文化に関心を持つとともに、幅広い領域の読書活動を行うよう心掛けること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.ガイダンス 授業の目的・方針等を理解する。。
2週 2.評論
2-1「対話の精神」
論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
3週 2-1「対話の精神」 論理的文章の基本的な用語・概念を理解する。
4週 2-2「ミロのヴィーナス」 論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
5週 2-2「ミロのヴィーナス」 論理的文章の基本的な用語・概念を理解する。
6週 2-2「ミロのヴィーナス」 論理的文章の初歩的な読解法を確認する。
7週 中間試験 学習到達度を確認する。
8週 3.小説
3-1「山月記」
小説中の語意を的確に把握する。
2ndQ
9週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
10週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
11週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
12週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
13週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
14週 3-1「山月記」 小説中の語意を的確に把握する。
15週 3-1「山月記」 文章表現の基本的事項を確認し、その知識を用いて的確に論述できる。
16週 前期定期試験
後期
3rdQ
1週 4.詩
4-1 近代詩について
近代詩の系譜に関する知識を記憶する。
2週 4-2 近代詩 近代詩の形式、表現方法、鑑賞方法を理解する。
3週 4-2 近代詩 近代詩の形式、表現方法、鑑賞方法を理解する。
4週 4-2 近代詩 近代詩の形式、表現方法、鑑賞方法を理解する。
5週 5.評論
5-1「豊かさとつながり」
やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
6週 5-1「豊かさとつながり」 やや難度の高い評論について、その構成や展開、筆者の論旨や主張を正しく理解する。
7週 中間試験 学習到達度を確認する。
8週 6.漢文入門
6-1 漢文入門
「漢文」の概念について記憶し、説明できる。
訓点の指示に従って正しく書き下しできる。
4thQ
9週 6-2 故事成語 返読文字、再読文字、助字について理解する。
10週 6-2 故事成語 返読文字、再読文字、助字について理解する。
11週 7.詩文
7-1 唐詩
近体詩の規則を記憶し、説明できる。
12週 7-1 唐詩 訓点の指示に従って近体詩を正しく訓読できる。
13週 7-1 唐詩 訓点の指示に従って近体詩を正しく訓読できる。
14週 8.史話
8-1 史話
背景となる歴史的事項を把握し、内容を理解することができる。
15週 8-1 史話 背景となる歴史的事項を把握し、内容を理解することができる。
16週 後期定期試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。2前2,前4,後5
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。2前3,前5,前6,後6
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。2前10,前11,前12,前13,前14,前15,後2,後3,後4
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。2前2,前4,前5,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。2前3,前5,前10,前11,前12,前13,前14,後1,後2,後3,後4
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。2後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。2後5,後6
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前8,前9
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。2前8,前15
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。2前6,前9
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。2前6,前9

評価割合

定期試験中間試験提出課題等合計
総合評価割合403525100
基礎的能力403525100
専門的能力0000
分野横断的能力0000