創造工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 創造工学Ⅰ
科目番号 0001 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 創造工学科(専門共通科目) 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:4
教科書/教材 なし/自作プリント
担当教員 村本 充

到達目標

工学基礎(ICT活用、数学活用を含む)についての基礎を学び、工学に興味をもつことができる。
キャリアについて意識し、自分が歩むべき「みち」、自分に向いている「みち」について考えることができる。
実験の進め方を理解し、実験を正しく行うことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1工学基礎(ICT活用、数学活用を含む)についての基礎を学び、工学に関して自主的に学習できる。工学基礎(ICT活用、数学活用を含む)についての基礎を学び、工学に興味をもつことができる。工学基礎(ICT活用、数学活用を含む)についての基礎を学び、工学に興味をもつことができない。
評価項目2キャリアについて意識し、キャリアアンカーをもって自分の将来について考えることができる。キャリアについて意識し、自分の将来について考えることができる。キャリアについて意識し、自分の将来について考えることができない。
評価項目3実験の進め方を理解し、実験を正しく円滑に行うことができる。実験の進め方を理解し、実験を正しく行うことができる。実験の進め方を理解できず、実験を正しく行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
数学の活用能力、実験の進め方、ICT活用能力、チームワーク力、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力、創造力など幅広い能力に対する素養を養い、今後、工学を学んでいく上で必要となる工学の基礎知識を習得する。また、キャリア形成に必要な能力や態度を身に付ける。さらに、専門系の体験学習や調査研究により、専門系について理解を深める。
授業の進め方・方法:
通常、実験等と演習等を毎週2時間ずつ行う。
グループ単位で演習や実験を行うことが多い。
注意点:
・学習にあたっては、自己のキャリアについて常に意識し、系選択を行う際の参考にすること。
・ICT活用能力を高めるため、Blackboardに解答する簡単な小テストやアンケートを課すことがある。
・授業時間以外も活用してグループで調査研究や製作活動に取り組むことが必要となる項目もある。
・グループ学習では、自分の役割を見つけ、グループ活動を積極的に参加すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス/安全教育 学習内容を把握する/実験への取組み方を理解する
2週 ICT活用ガイダンス/専門系の紹介① PCへのログイン方法やアプリの立ち上げ方を覚える/専門系の概要を理解する
3週 数学活用(文字式の変形)/専門系の紹介② 変数が多い文字式の変形に慣れる/専門系の概要を理解する
4週 ICT活用(Wordの基礎)/専門系の体験学習1① Wordで基本的な文章を作成できる/専門系の実験に取り組むことができる
5週 キャリア教育(コミュニケーション演習)/専門系の体験学習1② コミュニケーションの必要性について理解し、演習により基本的な技法が活用できる/専門系の実験に取り組むことができる
6週 数学活用(関数電卓の使い方)/専門系の体験学習2① 関数電卓の基本的な使い方を覚える/専門系の実験に取り組むことができる
7週 キャリア教育(将来の夢)/専門系の体験学習2② 自分の将来について考えられるように、キャリア・アンカーについて理解し、現時点でのキャリア・デザインを描けるようにする/専門系の実験に取り組むことができる
8週 ICT活用(Powerpointの基礎)/専門系の体験学習3① Powerpointで基本的な資料を作成できる/専門系の実験に取り組むことができる
2ndQ
9週 数学活用(有効数字・指数の計算)/専門系の体験学習3② 有効数字を考慮した計算ができる/専門系の実験に取り組むことができる
10週 ICT活用(Excelの基礎)/専門系の調査研究 Excelで基本的な資料を作成できる/グループで協力して専門系の調査を行うことができる
11週 プレゼン技法/専門系の体験学習4① 基本的なプレゼン技法を理解する/専門系の実験に取り組むことができる
12週 キャリア教育(自己理解)/専門系の体験学習4② 自己理解の一環として苫小牧高専生で身につけたい力を自己分析し、グループ討論することでその項目を理解する/専門系の実験に取り組むことができる
13週 専門系の調査研究発表会 調査内容を発表したり、他の発表に質問することができる。
14週 レポートの書き方/専門系の体験学習5① 基本的なレポートの書き方を理解する/専門系の実験に取り組むことができる
15週 情報セキュリティー①/専門系の体験学習5② 情報セキュリティーについて考える/専門系の実験に取り組むことができる
16週
後期
3rdQ
1週 コンテスト1(PBL) グループで協力して課題に取り組むことができる
2週 キャリア教育(職業人インタビュー発表会)/ロケット設計(PBL) 様々な職業人に対しインタビューし、その内容を簡潔にまとめ発表できるようにする/グループで協力して課題に取り組むことができる
3週 キャリア教育(キャリアパス講演)/ロケット製作(PBL) 2人のOBからの講演を聞き、職業に対するイメージを明確にする/グループで協力して課題に取り組むことができる
4週 ICT活用(Word演習)/ロケット打上げ(PBL) Wordで基本的な資料を作成できる/グループで協力して課題に取り組むことができる
5週 創造性教育/工学基礎実験1 創造性とは何か理解する/工学基礎実験にに取り組むことができる
6週 コンテスト2(PBL) グループで協力して課題に取り組むことができる
7週 ICT活用(Powerpoint演習)/工学基礎実験2 Powerpointで基本的な資料を作成できる/工学基礎実験にに取り組むことができる
8週 知的財産/工学基礎実験3 知的財産とは何か理解する/工学基礎実験にに取り組むことができる
4thQ
9週 キャリア教育(ジョブトーク)/工学基礎実験4 OB等のエンジニアに対するインタビューを通して、種々の仕事内容についてを知る/工学基礎実験にに取り組むことができる
10週 情報セキュリティー②/図学の基礎① 情報セキュリティーについて考える/基本的な図面の書き方を覚える
11週 ものづくり基礎①/図学の基礎② グループで協力して製作活動に取り組むことができる/基本的な図面の書き方を覚える
12週 ものづくり基礎①/工学基礎実験5① グループで協力して製作活動に取り組むことができる/工学基礎実験にに取り組むことができる
13週 ICT活用(Excel演習)/工学基礎実験5② Excelで基本的な資料を作成できる/工学基礎実験にに取り組むことができる
14週 技術者倫理/工学基礎実験6① 実際のケーススタディーを通して技術者倫理の基本事項について理解する/工学基礎実験にに取り組むことができる
15週 キャリア教育(振り返り)/工学基礎実験6② これまでのキャリア教育の内容について取りまとめ、整理し理解を深める/工学基礎実験にに取り組むことができる
16週

評価割合

工学基礎キャリア実験合計
総合評価割合25252575
基礎的能力250025
専門的能力002525
分野横断的能力025025