到達目標
1. 集中定数回路と分布定数回路の違いについて説明できる。
2. 分布定数回路について、基礎方程式や各種定数を導出または計算できる。
3. 分布定数回路の反射や透過の計算ができる。
4. 分布定数回路について、インピーダンス整合の計算ができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 集中定数回路と分布定数回路の違いについて説明できる。 | 集中定数回路と分布定数回路の違いについて詳細に説明できる。 | 集中定数回路と分布定数回路の違いについて説明できる。 | 集中定数回路と分布定数回路の違いについて説明できない。 |
| 分布定数回路について、基礎方程式や各種定数を導出または計算できる。 | 複雑な分布定数回路について、基礎方程式や各種定数を詳細に導出または計算できる。 | 分布定数回路について、基礎方程式や各種定数を導出または計算できる。 | 分布定数回路について、基礎方程式や各種定数を導出または計算できない |
| 分布定数回路の反射や透過の計算ができる。 | 複雑な分布定数回路の反射や透過の計算ができる。 | 分布定数回路の反射や透過の計算ができる。 | 分布定数回路の反射や透過の計算ができない。 |
| 分布定数回路について、インピーダンス整合の計算ができる。 | 分布定数回路について、複雑なインピーダンス整合の計算ができる。 | 分布定数回路について、インピーダンス整合の計算ができる。 | 分布定数回路について、インピーダンス整合の計算ができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
長距離の送電線路や高い周波数の通信線路では,これまでの集中定数回路ではなく,線路定数が線路に均一に分布したものと見なせる。このような分布定数回路について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義主体で進める。
達成目標に関する内容の試験や課題等で達成度を評価する。定期試験50%, 達成度確認30%, 課題・小テスト等20%で成績評価する。ただし,提出期限が過ぎた課題等は成績評価の際に0点とするので,提出期限を厳守すること。合格点は60点である。
学業成績の成績が60点未満のものに対して再試験を実施する場合がある。この場合、再試験の成績は定期試験の成績に置きかえて再評価を行う。
この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習として小テスト・課題を実施します。
この他,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,定期試験の準備のための勉強時間を総合し,60時間の自学自習時間が必要である。
注意点:
演習課題には積極的に自発的に取り組むこと。演習問題は添削後,返却する。
また, 関連する分野の専門書等を精読し授業の理解を促進するために, 60時間の自学自習時間を要する。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
集中定数回路と分布定数回路(1) |
集中線路と分布定数回路の違いを説明できる。
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| 2週 |
集中定数回路と分布定数回路(2) |
分布定数回路について説明できる。
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| 3週 |
基礎方程式と一次定数および二次定数(1) |
分布定数回路の基礎方程式を導出し、さらに各種定数を導出できる。
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| 4週 |
基礎方程式と一次定数および二次定数(2) |
分布定数回路の基礎方程式を導出し、さらに各種定数を導出できる。
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| 5週 |
様々な分布定数回路(1) |
無損失回路、無限長回路、無ひずみ回路等について理解し、計算できる。
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| 6週 |
様々な分布定数回路(2) |
無損失回路、無限長回路、無ひずみ回路等について理解し、計算できる。
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| 7週 |
様々な分布定数回路(3) |
無損失回路、無限長回路、無ひずみ回路等について理解し、計算できる。
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| 8週 |
有限長線路と境界条件(1) |
境界条件によりインピーダンスが異なることが理解でき、様々な境界条件での回路の解析ができる。
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| 2ndQ |
| 9週 |
有限長線路と境界条件(2) |
境界条件によりインピーダンスが異なることが理解でき、様々な境界条件での回路の解析ができる。
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| 10週 |
有限長線路と境界条件(3) |
境界条件によりインピーダンスが異なることが理解でき、様々な境界条件での回路の解析ができる。
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| 11週 |
有限長線路の4端子定数(1) |
4端子定数を求めることができる。
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| 12週 |
有限長線路の4端子定数(2) |
4端子定数を求めることができる。
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| 13週 |
反射,透過と定在波比(1) |
反射、透過および定在波比について解析できる。
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| 14週 |
反射,透過と定在波比(2) |
反射、透過および定在波比について解析できる。
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| 15週 |
反射,透過と定在波比(3) |
反射、透過および定在波比について解析できる。
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| 16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 達成度確認 | 課題・小テスト | 合計 |
| 総合評価割合 | 50 | 40 | 10 | 100 |
| 基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 専門的能力 | 50 | 40 | 10 | 100 |
| 分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |