国際コミュニケーション

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国際コミュニケーション
科目番号 0004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(機械系フロンティアコース) 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 No textbook required
担当教員 松田 奏保,アンドレア 畠山

到達目標

1. 異文化コミュニケーション分野の重要な概念に関する英文を正しく理解し、内容について深く考察することができる。
2. 異文化理解・多文化共生の観点から社会を見つめ直す視点を養い、「グローバルエンジニア」として必要とされる考え方や態度を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安(可)未到達レベルの目安
評価項目1英文の意味とその内容の本質を正しく理解し、論理的な考察を加えることができる。英文の意味とその内容の本質をおおむね正しく理解し、論理的な考察を加えることができる。英文の意味内容を理解し、助言があれば論理的な考察を加えることができる。左記に満たない。
評価項目3相手の意見を適切な態度で聞くことができ、与えられたテーマについて重要語句を正確に使いながら説明できる。相手の意見を適切な態度で聞くことができ、与えられたテーマについて重要語句を使いながら説明できる。相手の意見を適切な態度で聞くことができ、助言があれば与えられたテーマについて重要語句を使いながら説明できる。左記に満たない。

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP3 課題の本質を理解し,正しい倫理観の下で,自分の意見を論理的に表現できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力
CP5 国際的素養を有し,継続的に自ら学ぶ力

教育方法等

概要:
「異文化コミュニケーション」をテーマにした英文を読み、異なる文化的背景をもつ相手とのやりとりにおける他者理解と、自己表現のための重要な概念を理解する。
授業の進め方・方法:
授業はテキストの読解・要約、音読、発表活動などを中心とする。プリントを多用するため、学期末まで保管と管理を徹底すること。
※この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習として課題・演習などを実施し,評価の対象とします。定期試験のための勉強時間も総合し、60時間の自学自習時間が必要です。
注意点:
※ 課題提出において剽窃行為は一切認めない。剽窃と判断された場合は、すべての課題点を0とする。
※ 議論の対象となる文化圏・文化事象に敬意を払い、決して差別的・侮蔑的な発言や記述をしないこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 [Nonverbal Communication]
Unit1 The Japanese Bow
日本人の「お辞儀」文化を客観的に捉え、意味や役割について考察する。
2週 Unit2 Smiles 「微笑み」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
3週 Unit3 Eye Contact 「視線」が文化によって異なる意味を持つことを知り、表情と意味伝達の関係性について考察する。
4週 Unit4 Touching Behavior 「接触」に対する考え方が文化によって異なることを知り、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
5週 Unit5 Hand Gestures 文化によって様々な「ジェスチャー」があることを知り、その意味や役割について考察する。
6週 Unit6 Body Movements 「体の動かし方」によって伝わる意味があることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
7週 Unit7 Space 物理的な「距離」にも意味が生じることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
8週 達成度試験
4thQ
9週 [Verbal Communication]
Unit8 Same Words Different Meaning
Unit9 Intonation
同じ言葉でも、場面や状況によってアクセントやイントネーションが大きく変わることを知り、適切な表現方法を身につける。
10週 Unit10 Succinct or Elaborate 情報伝達の際、文化によって「簡潔さ」「丁寧さ」など何を重視するかが異なることを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
11週 Unit11 Personal or Contextual 「個」を尊重する文化と「集団」を尊重する文化の性質の違いを理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
12週 Unit12 Goal or Process Oriented 「結果重視」「プロセス重視」の文化的差異を理解し、起こりうる問題を発見してその解決策を提案する。
13週 Unit13 Sarcasm 「皮肉」が伝えるメッセージの性質を知り、意思伝達手段の一つとして理解する。
14週 Unit14 Politically Correct 人種や性に対する差別的な言葉が含む攻撃性や問題点を理解し、適切な言葉や態度を選択する考え方を身につける。
15週 Unit15 Social Networking Service
SNSの利点・欠点を客観的に把握し、適切なコミュニケーションのための考え方や態度を身につける。
16週 定期試験

評価割合

定期試験達成度試験課題・小テスト等合計
総合評価割合403525100
基礎的能力403525100
専門的能力0000
分野横断的能力0000