ビジネスⅢ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 ビジネスⅢ
科目番号 0003 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学科(情報科学・工学系フロンティアコース) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員の自作資料
担当教員 須田 孝徳

到達目標

1.企業等の課題を適切にとらえ、解決策を立案できる。
2.チーム内での自分の役割を適切にとらえ、その役割を発揮し、課題解決につなげられる。
3.チーム内及び地域の企業等と適切なコミュニケーションができる。
4.報告会等で使用する資料等を的確に作成し、発表、報告、討論ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1企業等の課題を適切にとらえ、十分で的確な作業や解決策を立案できる。企業等の課題を適切にとらえ、的確な作業や解決策を立案できる。企業等の課題を適切にとらえ、的確な作業や解決策を立案できない。
評価項目2チーム内での自分の役割を適切にとらえ、十分で的確な役割を発揮し、課題解決につなげられる。チーム内での自分の役割を適切にとらえ、的確な役割を発揮し、課題解決につなげられる。チーム内での自分の役割を適切にとらえ、的確な役割を発揮し、課題解決につなげられない。
評価項目3チーム内及び地域の企業等と十分で適切なコミュニケーションができる。チーム内及び地域の企業等と適切なコミュニケーションができる。チーム内及び地域の企業等と適切なコミュニケーションができない。
評価項目4報告会等で使用する資料等を的確に作成し、発表、報告、討論が十分で的確にできる。報告会等で使用する資料等を的確に作成し、発表、報告、討論が的確にできる。報告会等で使用する資料等を的確に作成し、発表、報告、討論ができない。

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 実践性
Ⅲ 国際性
CP2 各系の工学的専門基盤知識,および実験・実習および演習・実技を通してその知識を社会実装に応用・実践できる力
CP3 課題の本質を理解し,正しい倫理観の下で,自分の意見を論理的に表現できる力
CP4 他者を理解・尊重し,協働できるコミュニケーション能力と人間力
CP5 国際的素養を有し,継続的に自ら学ぶ力

教育方法等

概要:
地域の企業や団体が有する課題・問題等に対して、数名で構成されるチームを組み、企業等の経営者、技術者、研究者のサポートを受けながら、共同・協働で解決に向けて取り組んでいく。この演習では、経営の基本(会社の仕組み,組織,経営戦略,マーケティング,財務・会計)についても学びながら,チームワークで課題・問題を把握し、解決のための立案などに取り組む。以上を通して課題・問題解決のプロセスを実践し、コミュニケーション能力や経営的知識能力を養うことを目指す。


授業の進め方・方法:
マネジメント演習では,以下の研修により,実践的な能力を養うことを目的とする。

企業が有する課題等に対して、企業等の研究者・技術者のサポートを受けながら、チームワークを発揮して課題の把握、解決の立案、システムの試作などに取り組むみ、課題解決のプロセスを実践する。

評価法については、報告会におけるチームによる報告を複数の担当教員が100点法で評価し,これを平均した点数を30%、個々の学生が作成し提出したビジネスプランシートを複数の担当教員が100点法で評価し,これを平均した点数を70%として評価する。
注意点:
適切な情報収集およびこれまでに修得した知識、経験等を駆使して、協力企業からのアドバイスを受けながら共同して当該課題の解決に積極的に取り組むこと。
協力企業が本人希望の通りにならないことがあるので注意すること。協力企業では貴重な時間と多大の労力をかけて諸君を受け入れ,指導にあたって下さるので,常に感謝の気持ちを忘れないように,また安全に注意して研修すること。詳しくは,1回目のガイダンスで教示する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 マネジメント演習(共同教育)ガイダンス
・協力企業からのテーマの提示
・チーム編成
・技術者として,幅広い人間性と問題解決力,社
会貢献などの必要性を理解できる。
・職業に対する意識の向上を図ることができる。
2週 マネジメント演習(共同教育)(実験・討論・見学)
・課題提出の企業担当者からの説明と討論
・協力企業より与えられた課題を認識し,要求に適合するシステムやプロセスについて期間内に企画立案できる。
・地域や企業の現実の問題を踏まえ,その課題を明確化し,解決することができる。
・問題解決のために,最適なチームワーク力,リーダーシップ力,マネジメント力などを身に付けることができる。
・品質,コスト,効率,スピード,納期などに対する視点を持つことができる。
・高専で学んだ専門分野・一般科目の知識・教養が,企業及び社会でどのように活用されているかを理解し,技術・応用サービスの実施ができる。
3週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームにおける,テーマの詳細の検討とそのテーマにおける背景と目的の検討
同上
4週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
5週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
6週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
7週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
8週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・中間発表会
同上
2ndQ
9週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
10週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
11週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
12週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
13週 マネジメント演習(共同教育)の実施(実験・討論・見学)
・各チームごとでグループワークを実施
同上
14週 マネジメント演習(共同教育)報告書作成・発表会準備
・各チームごとでグループワークを実施
・マネジメント演習(共同教育)の成果を記述できる。
15週 マネジメント演習(共同教育)発表会
・マネジメント演習(共同教育)の成果を発表し,討論できる。
16週

評価割合

報告会ビジネスプランシート合計
総合評価割合3070100
基礎的能力000
専門的能力153550
分野横断的能力153550