到達目標
①社会科学の概念や既存の議論を知ること、②日本や国際社会の現状と問題点を説明できるようになること、③学習内容から自分なりに課題を発見し、独自に評価出来るようになること。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
授業達成項目に示された各事項を日本経済の発展過程に即して、歴史的、具体的に理解できること。また、経済学の概念について基本的事項からより進んだ項目について基本的に理解し、表現出来ること。戦後70年に及ぶ日本経済と世界経済の基本的な動向を理解して、21世紀の日本および世界経済について基本的な発展方向を見通せることあるいは見通しを持てるようになること。 | 経済学的事項や事実関係を正確に理解し説明できること。自分自身の意見を積極的に展開し、論理的に結論を導き出している。文章表現が適切であることなど。 | 優のレヴェルに到達していないが、理解内容が経済学的事項について、概ね説明が出来ている。 | 左記事項に不正確で明確な文章表現等がなされていない場合。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
戦後の日本経済や社会課題の特徴について、人文・社会科学的な視点から考えていきます。
授業の進め方・方法:
文献・映像資料・各種メディアも活用しながら、歴史的な観点から戦後の歩みについて整理した後、日本の社会経済に関する様々な論点を考察していきます。
なお、考察内容の報告としてミニレポートを合計10回執筆してもらいます。
注意点:
講義では、次回テーマに関する資料を配ることもあります。配布資料をもとに関連情報を調べたり自分の考えを整理・準備することで、ミニレポートの内容充実させるよう心掛けて下さい。ミニレポートでの考察・質問・要望は、講義内で適宜フィードバックします。ミニレポートは評価ツールであると同時に教員とのコミュニケーションツールでもあります。積極的に活用してください。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
ガイダンス,経済の仕組みを確認する |
基本用語や経済の仕組みなど、授業の前提となる知識を確認する。
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2週 |
経済史を確認する1:「高度経済成長期」を考える |
戦後改革や高度経済成長期の概要を説明出来るようになる。
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3週 |
経済史を確認する2:「プラザ合意」とバブル経済 |
時代背景を理解し、プラザ合意の歴史的意義とバブル経済の状況を確認する。
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4週 |
経済史を確認する3:「失われた20年」と現在 |
「失われた20年」とアベノミクスについて独自の評価が出来るようになる。
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5週 |
対外関係を考える1:国際関係の基本 |
地政学的な観点から、現在の国際関係の特徴を説明できるようになる。
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6週 |
対外関係を考える2:ODAの役割 |
日本のODAについて特徴や課題を確認する。
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7週 |
対外関係を考える3:経済圏構想とどう向き合うか |
FTAやEPA交渉の変遷を確認し、可能性と課題を説明出来るようになる。
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8週 |
中間総括 |
これまでの学習成果を確認する。
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4thQ |
9週 |
対外関係を考える4:国際協力の潮流 |
日本の国際協力の変遷や特徴を確認する。
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10週 |
新たな潮流1:起業活動の可能性 |
起業活動とイノベーションに関する理論を踏まえて、日本の状況を概観する。
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11週 |
新たな潮流2:「デジタル経済」を考える |
経済・社会問題解決の切り札として期待を集める「デジタル経済」について論点を整理する。
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12週 |
今後の展望1:「働き方」を考える |
「日本的雇用慣行」を概観した後、「働き方改革」の背景や課題を確認する。
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13週 |
今後の展望2:地域振興の可能性 |
少子高齢化社会における地域社会の課題を確認し、地域活性化の取り組みについて理解を深める。
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14週 |
スタディガイド |
こでまでの論点を整理した上で、現在進行形の課題について各自で考察する。
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15週 |
まとめ、および、到達度試験 |
これまでのまとめを行い、学習到達度を確認する。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 0 | 0 | 10 | 20 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 0 | 10 | 20 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |