マネジメント特論Ⅱ

科目基礎情報

学校 苫小牧工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 マネジメント特論Ⅱ
科目番号 0036 科目区分 専門 / 選択/必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 創造工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:自作プリント/参考図書:六角明雄「図解でわかる経営の基本いちばん最初に読む本」アニモ出版
担当教員 金子 友海

到達目標

1)経営理念や経営戦略の必要性について説明することができる。
2)マーケティングの基礎を理解し,マーケティングミックスを構築することができる。
3)財務諸表を理解し,各種の経営指標による経営健全性の評価することができる。
4) 経営課題を発見し,それを解決できるビジネスモデルのケースを構築することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
経営理念や経営戦略の必要性について経営理念や経営戦略の必要性について説明できる。経営理念や経営戦略の必要性の基本事項について説明できる。経営理念や経営戦略の必要性について説明できない。
マーケティングの基礎を理解し,マーケティングミックスの構築マーケティングの基礎を理解し,マーケティングミックスを構築できる。マーケティングの基礎を理解し,マーケティングミックスの基本的な構築できる。マーケティングの基礎を理解し,マーケティングミックスを構築できない。
財務諸表を理解し,各種の経営指標による経営健全性の評価財務諸表を理解し,各種の経営指標による経営健全性の評価ができる。財務諸表を理解し,基本的な各種の経営指標による経営健全性の評価ができる。財務諸表を理解し,各種の経営指標による経営健全性の評価ができない。
経営課題を発見し,それを解決できるビジネスモデルのケースの構築経営課題を発見し,それを解決できるビジネスモデルのケースを構築できる。経営課題を発見し,それを解決できる基本的なビジネスモデルのケースを構築できる。経営課題を発見し,それを解決できるビジネスモデルのケースを構築できない。

学科の到達目標項目との関係

Ⅰ 人間性
Ⅱ 創造性
Ⅲ 国際性

教育方法等

概要:
この授業は,プラントエンジニアリング業界での勤務経験があり,国内外の大学でアントレプレナーシップを担当していた教員が,その経験を活かし,企業経営管理の基礎を理解し,将来のプロジェクトリーダーや起業家を目指せるようなエンジニアとなることを目標に講義形式で授業を行う。さらに,企業のケース分析を通してマネジメントの理解を深めるとともに,グループワークや発表を通して,チームワークやプレゼン能力を高めることによって,マネジメントの知識と工学の知識を併せ持ったエンジニアになることを目標としている。
授業の進め方・方法:
講義を中心に授業を進めるが,グループワークおよび発表を適宜行う。
この科目は学修単位科目のため,事前・事後学習の課題として、ほぼ毎回の授業で調べ学習やレポートを課す。
注意点:
自学自習(60時間)は,日常の授業(30時間)のための予習復習時間,理解を深めるための課題の考察・解法の時間および小テストや定期試験の準備のための勉強時間を総合したものとする。
学業成績の成績が60 点未満の者に対して再試験を実施する場合がある。この場合,再試験の成績をもって再評価を行う。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
模擬経営体験(ルールの理解)
学習目的,達成目標を理解する。工学とマネジメントの両方の知識を併せ持つ重要性を説明できる。
模擬経営体験により経営センスを身につける。
2週 模擬経営体験(ルールの理解) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
3週 模擬経営体験(チーム) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
4週 模擬経営体験(チーム) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
5週 模擬経営体験(チーム) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
6週 模擬経営体験(発表) 経営分析を行い,自社の強みや弱みを明らかにする。
7週 模擬経営体験(発表) 経営分析を行い,自社の強みや弱みを明らかにする。
8週 模擬経営体験(サプライチェーンコラボレーション) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
2ndQ
9週 模擬経営体験(サプライチェーンコラボレーション) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
10週 模擬経営体験(サプライチェーンコラボレーション) 模擬経営体験により経営センスを身につける。
11週 模擬経営体験(発表) 経営分析を行い,自社の強みや弱みを明らかにする。
12週 模擬経営体験(発表) 経営分析を行い,自社の強みや弱みを明らかにする。
13週 ケース分析 他社の経営状況についてヒヤリングを行い,経営分析に必要な情報を入手する。
14週 ケース分析 業界における自社の立ち位置と今後の経営戦略について検討する。
15週 ケース分析 検討結果について発表し,意見交換を行う。
16週 定期試験

評価割合

試験課題合計
総合評価割合5050100
基礎的能力000
専門的能力5050100
分野横断的能力000