高校1年生に必要とされる英文法力並びに英語検定準2級レベルの英語に対応するために必要になる英語力(特に英語で記述したり英語でコミュニケーションを行うために必要な英文法の知識や運用力など)の基礎を習得し、それを随時発揮できる
概要:
自主教材を用いて授業を行う。中学校で既習の英文法を復習することで基礎英文法の理解を深めその定着を図ると同時に、高校1年生に必要とされる英文法を学び、演習問題を通してその定着を図る。そうすることで英検準2級合格に必要な英文法の知識を養うことを目指す。
授業の進め方・方法:
授業で取り上げる文法項目について演習問題を課す。
本授業の合否判定で用いる成績評価は定期試験の平均が100%である。 ・後関連科目:英語(2年)
○1年生の「英語」の評価方法について
・ 片岡、林、田村のそれぞれの合否判定用成績の平均点を60%、単語テストの成績の平均点を20%、英検テストの成績の平均点を20%として、その合計点を出し、その合計点に0.9を乗じて、それに「eラーニングで身につける英語の基礎」の評価点を加算して、その合計点を「英語」の合否判定用成績とする。 計算式で示すと、以下のようになる。
(k,h,t はそれぞれ片岡、林、田村の合否判定用成績の平均点、Wtは単語テストの成績の平均点、Etは英検テストの平均点、eLはeラーニングの評価点、Total が「英語」の合否判定用成績。)
Total = { (k+h+t)×1/3×0.6 + Wt×0.2 + Et×0.2 }×0.9 + eL
*単語テストの成績は100点満点に換算した得点の平均点である。
*「eラーニングで身につける英語の基礎」による評価点は、以下の通りである。
1.『本科(Lesson)の「イントロダクション」から「Lesson8」まで』を完了すれば3点。
2.『本科(Lesson)の「Lesson 9」から「復習(Lesson)」の最後まで』も完了すれば6点。
3.『ディクテーションの最初から「電話の表現」まで』も完了すれば10点。
・「英語」の最終評価は、合否判定用成績が60点以上の場合、上記の計算式のk,h,t にそれぞれ片岡、林、田村の最終評価点を入れて算出した Total の数値となる。
○「英語」の再試験について
1. 「英語」の評価で合格点に達しなかったものを対象に、片岡、林、田村の3人のそれぞれが再試験を実施する。ただし、受験するのは、定期試験の平均点が60点未満だった教員の再試験だけである。
2. 再試験で合格となるためには、以下のいずれかに該当しなければならない。
① k‘,h’,t‘ をそれぞれ片岡、林、田村の再試験の得点(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)とした場合、次の式が60点以上になった場合。 (k‘+h’+t‘)×1/3
(3人の定期試験の平均点がいずれも60点を上回っている場合には再試験ではなく、片岡の課す課題の提出をもって合否を判断する。)
② 上記の合否判定用成績算出の計算式の定期試験の得点のところに、再試験(再試験を受けない場合には定期試験の平均点)の得点を置き換えて算出した成績が60点以上になった場合。
注意点:
授業で配布された解説プリントはファイリングし復習に利用、活用すること。また、授業内で使用した演習問題も家庭学習用にファイリングしておくこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
中学復習テスト
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2週 |
5文型(1) |
5文型の基礎を理解する。
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3週 |
5文型(2) |
5文型の基礎の定着を図る。
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4週 |
過去形、未来形
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過去形と未来形の基礎の定着を図る。
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5週 |
助動詞(1) |
助動詞の基礎を理解する。
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6週 |
助動詞(2) |
助動詞の様々な用法の定着を図る。
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7週 |
進行形
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現在・過去・未来進行形の基礎の定着を図る。
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8週 |
前期中間試験を:実施する |
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2ndQ |
9週 |
受動態(1) |
受動態の基礎を理解する。
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10週 |
受動態(2)
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受動態の様々な用法の定着を図る。
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11週 |
現在完了形(1)
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現在完了形の基礎を理解する。
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12週 |
現在完了形(2)
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現在完了形の様々な用法の定着を図る。
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13週 |
過去完了形 |
過去完了形の用法の定着を図る。
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14週 |
比較(1)(同等、比較級) |
as…asを用いた用法と~er than…を用いた比較級を理解し、定着を図る。
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15週 |
比較(2)(比較級、最上級) |
様々な比較級の表現と、最上級の用法を理解し、定着を図る。
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16週 |
前期期末試験を:実施する |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
不定詞(1) |
不定詞の3つの用法の基礎を理解する。
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2週 |
不定詞(2) |
不定詞を含む構文を理解する。
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3週 |
不定詞(3) |
不定詞を含む構文の定着を図る。
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4週 |
関係代名詞(1) |
関係代名詞が用いられた英文の作り方を理解する。
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5週 |
関係代名詞(2) |
関係代名詞の3種類の用法の定着を図る。
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6週 |
関係代名詞(3) |
前置詞+関係代名詞、関係詞の継続用法の定着を図る。
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7週 |
間接疑問文 |
間接疑問文の作り方を理解し、間接疑問文を作れるようになる。
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8週 |
後期中間試験を:実施する |
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4thQ |
9週 |
形式主語のit |
形式主語のitの役割を理解し、形式主語を使った文を作れるようになる。
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10週 |
現在分詞(形容詞的用法) |
名詞を修飾する現在分詞について理解し、定着を図る。
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11週 |
過去分詞(形容詞的用法) |
名詞を修飾する過去分詞について理解し、定着を図る。
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12週 |
S+V+O+to 不定詞
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S+V+O+to 不定詞の構文を理解し、定着を図る。
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13週 |
知覚動詞 |
S+V(知覚動詞)+O+原形不定詞の形を理解し、定着を図る。
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14週 |
使役動詞 |
S+V(使役動詞)+O+原形不定詞の形を理解し、定着を図る。
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15週 |
前置詞、接続詞
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様々な前置詞と接続詞についての働きと使い方を理解し、定着を図る。
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16週 |
後期期末試験を:実施する |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 英語 | 英語運用の基礎となる知識 | 聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。 | 1 | |
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。 | 1 | |
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。 | 1 | |
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。 | 2 | |
英語運用能力の基礎固め | 日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。 | 1 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。 | 1 | |
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。 | 1 | |
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。 | 1 | |
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。 | 1 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。 | 1 | |
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。 | 1 | |
英語運用能力向上のための学習 | 自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。 | 1 | |
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。 | 1 | |
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。 | 1 | |
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。 | 1 | |
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。 | 1 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。 | 1 | |
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。 | 1 | |
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。 | 1 | |
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。 | 1 | |