科目基礎情報

学校 釧路工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 音楽
科目番号 0006 科目区分 一般 / 選択
授業形態 実技 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学分野 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書:高校生の音楽Ⅰ(教育芸術社) 補助教材:Music Note ~基礎から学ぶ高校音楽~ (啓隆社)
担当教員 中野 國韻

到達目標

音楽美を理解し感得することで創造的意欲を喚起し、美的情操と豊かな人間性を養い、さらには音楽の文化や歴史、その価値観の多様性を理解するために、以下の2つのことを到達目標とする。
1.楽譜の意味を理解し、正しく読み書きができる。
2.適切に歌唱や楽器の演奏ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 音符や休符の示すリズムと音名を理解し、正しく読み書きができる。楽譜によって正しく演奏でき、メロディーを正しく記譜することができる。楽譜の意味を理解でき、アドバイスがあれば記譜することもできる。楽譜の意味が理解できず、読み書きもできない。
評価項目2 正しく楽器の演奏ができる。キーボード、リコーダー、ギターというタイプの異なる楽器を複数演奏できる。キーボード、リコーダー、ギターのうちひとつを正しく演奏できる。楽器の演奏ができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A 説明 閉じる

教育方法等

概要:
音楽美を理解し感得することで創造的意欲を喚起し、美的情操と豊かな人間性を養い、さらには音楽の文化や歴史、その価値観の多様性を理解するために、音楽を聴いて音の組み立てを理解し、さらには楽譜の意味を理解して実際に楽譜を読んだり記譜することを行う。また音符とリズムの関係を理解し、楽器の演奏やアンサンブルを楽しみ、さらに自作の詩にメロディーをつけることも行う。さらに、世界各地の音楽を聴き、その特徴を捉え、音楽の文化的歴史的な背景を理解する。
授業の進め方・方法:
音楽を愛好する心の育成と共に、音を出すことに責任を持てるようにする。歌唱・器楽・楽典・創作・鑑賞などの分野をバランス良く組み立てながら授業を進め、それらについて、小テスト・実技テスト・課題提出等を授業の中で行い、定着状況を把握すると共に評価の資料とする。その割合は、小テスト40%、実技テスト40%、提出課題20%、として、この合計点により合否判定を行い、60点以上で合格とする。さらに、学習意欲や学習態度の観点から、この合否判定評価最大10点を加算もしくは減算し最終成績とする。なお、合否判定成績で60点に満たない者は、到達レベルの低い内容についての課題提出・ペーパーまたは実技のテスト等を行い、合計点が60点以上で合格とする。
注意点:
実技の練習は自らが意欲的に行い、友人同士で助け合うなど効率的に行なうことが大切です。
リコーダー、キーボード等の楽器は大切に使用してください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 音楽の要素としくみ    1年間の授業の目標と見通しを持つことができる。音楽のきまりを理解できる
2週 音楽の要素としくみ  歌唱の基礎   音楽のきまりを理解できる
3週 歌唱と器楽(リコーダー) リズム 音楽を身体で感得し、リズムを記譜することができる
4週 歌唱と器楽(リコーダー) リズム 音楽を身体で感得し、リズムを記譜することができる
5週 歌唱と器楽(リコーダー) メロディー
能力を身に着けることができる音楽を注意深く聴くことができる
6週 歌唱と器楽(リコーダー) メロディー
読譜能力を身に着けることができる
7週 歌唱と器楽(リコーダー) 聴音 音楽を注意深く聴き、正しく記譜する能力を身に着けることができる
8週 前期中間試験を実施しない
2ndQ
9週 歌唱と器楽(リコーダー) 聴音     正しい音程・リズムで歌うことができる。
10週 物語と音楽 リコーダー 物語の情景や登場人物の心情を音楽でどう表現しているかを感じることができる。
11週 物語と音楽 リコーダー 物語の情景や登場人物の心情を音楽でどう表現しているかを感じることができる。
12週 リコーダー 正しい奏法で、楽譜通り正確にリコーダーを演奏できる。
13週 リコーダー              正しい奏法で、楽譜通り正確にリコーダーを演奏できる。
14週 音楽の要素としくみ  音楽の要素としくみを理解する。
15週 音楽の要素としくみ           
音楽の要素としくみを理解する。
16週 前期期末試験を実施しない
後期
3rdQ
1週 創作 メロディーに詞をつけることができる。
2週 創作  器楽(キーボード) 自作の詞にメロディーをつけることができる。
3週 創作  器楽(キーボード) 自作の詞にメロディーをつけることができる。
4週 創作  器楽(キーボード) 自作の詞にメロディーをつけ、発表することができる。
5週 音楽史 絵画と音楽  音楽の文化的、歴史的な背景を理解できる
6週 音楽史  絵画と音楽 音楽の文化的、歴史的な背景を理解できる。
7週 音楽史  絵画と音楽 音楽の文化的、歴史的な背景を理解できる
8週 後期中間試験を実施しない

 
4thQ
9週 アメリカ大陸の音楽
諸民族の音楽的特徴を捉えることができる。

 
10週 ドイツの音楽 諸民族の音楽的特徴を捉えることができる。

11週 イタリアの音楽
諸民族の音楽的特徴を捉えることができる。
12週 合唱と合奏(アニメ・メドレー)
有名な曲を演奏することができる。
アンサンブルを楽しむことができる。
13週 合唱と合奏(アニメ・メドレー) 有名な曲を演奏することができる。
アンサンブルを楽しむことができる。
14週 混声四部合唱 ハーモニーを感じながらリズム・メロディーを正しく歌うことができる。
15週 混声四部合唱 ハーモニーを感じながらリズム・メロディーを正しく歌うことができる。
16週 後期期末試験を実施しない

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000200100
基礎的能力80000200100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000